高校在学当時は、将来の進路がまだ決まっていなかったので、大学に進学していろいろなことを学んでから人生の進む方向を決めていきたいと思っていました。
「自分が興味があり、学びたいと思う学科があること」「自宅から通える大学であること」の二つを大学を選ぶ条件に挙げて絞り込んだ結果、最も惹かれたのが兵庫県立大学の「環境人間学部」だったんです。
環境人間学に惹かれたのは、人に関わる事を勉強したかったという事と、多くの分野を取り扱っていて、幅広く様々なことを勉強できると考えたこと。それと、この学科は全国でも県大が唯一ですし、なにより自宅から近いため、勉強と部活・バイトを両立できる状況がとても理想的だったので。
入学前に漠然と持っていた「大学」のイメージは、「大きな講堂で大人数の学生が一斉に授業を受けている」「先生との交流もほとんどない」というものだったのですが、実際入学してみると、県大は少人数制の教育方針で、先生方が研究の指導や悩みの相談までも親身に聞いてくださり、先生との交流も多く、キメの細かい指導を受けることが出来るのが印象的でした。
それと、私はもともと英語が好きで、自分の英語力やコミュニケーション力を伸ばして、いろいろな状況の中で、多くの人と交流していきたいと考えているので、グローバル・コミュニケーション科目が充実していて、英語の授業が多いのも魅力に感じています。あと、管理栄養士や教職員免許などの資格も取得できるので、大学在学中に資格を取っておきたい人にもおすすめですよ。
入学したての忙しい頃は、朝9時に学校に来て授業を受けて、午後6時30分位に帰宅。夕食を済ませて、7時30分から2時間のアルバイト。帰宅して11時位に就寝するタイムスケジュールでした。
アルバイトは、今まではずっと教えてもらうという立場だったので、逆の立場を経験してみたいと思い、大学入学以来塾の講師をしています。自分の知識を相手に伝える、ということは予想以上に難しいですが非常にやりがいを感じています。
充実した大学生活を送りたいので、忙しくても、時間をやりくりして有効に使うように心がけています。なんとなくですが、「なんでも時間内に終わらせて先に持ち越さない」というのがコツだと思います。
部活は、中学から10年続けているソフトテニスをしています。今まで公式戦では優勝したことが無かったんですが、引退前の大学最後の公式戦で優勝することができ、ずっと「優勝」したかったので、叶ったときの達成感が凄くて、目標を持つ事の大切さを改めて感じました。ソフトテニスは、社会人になっても続けたいと思ってます。
授業で心に残ってるのは、基礎ゼミです。普通の授業は先生の話をひたすら聞くという受け身な形ですが、私の受けた基礎ゼミナールは10人前後の人数の生徒が、一人ずつ自分の調べたい課題を見つけ、その課題について調べ最後にプレゼンを行うというものでした。
これは私にとって初めての経験であり、また「読む力」「聞く力」「話す力」「書く力」「考える力」「調べる力」を養うことができたと思います。さらにこの課題を追究するごとに自分の研究したいこととして、健康福祉社会について深く興味を持つようになり、将来の夢を見つけることもできました。私にとってとてもためになる授業や経験だったと思います。
環境人間学部では、1年生の時に姫路工業キャンパスで教養的知識やグローバル・コミュニケーションを学んで、2年生以降は姫路環境人間キャンパスで、専門知識を学んで、学習が進むにつれて専門ゼミ~卒業研究に取り組みます。
健康福祉社会の実現を目指して、環境と人間の関わりを、運動・食・住など多方面から学んでいくのですが、あわせてコミュニケーション能力の幅を広げるため、グローバル・コミュニケーション科目が充実していて英語の授業が多ので、学んだことが活かせるようにと思い、TOEICの勉強を頑張りました。
卒業後は接客業に就きたいと思っているので、海外からのお客さんへの対応や、「伝える」「理解する」などの高いコミュニケーション能力を身につけていきたいと考えています。
環境人間学部で学んできたこと。それは健康福祉社会の実現を目指して、「人間と人間」「モノと人間」「自然と人間」など、いろいろな係わりの中で「環境と人間の係わりを追求していく」というものです。
県大への進学を決めたときの私は、将来なりたいものがまだありませんでしたが、自然・地域・社会・生活・文化など、さまざまな要素の諸学問を学ぶうちに「健康」を強く意識するようになり、自分も含めて「人間が健康に生きていくために必要なこと」そして、その要因に携わることができる仕事に就きたいと思うようになりました。
現時点ではまだ絞り切っていませんが、ハウジングアドバイザーや食品会社など、健康に生きるために必要不可欠である「食べること」「住むこと」の安全に貢献できる人材になりたいと思っています。
私は兵庫県立大学で学ぶことによって、努力の大切さや達成感、将来取り組んでいきたい方向など、さまざまなものを得ましたが、その中でも、素晴らしい先生方に出会えたことは人生の大切な財産になったと思います。
研究室でお世話になった先生の授業中の真剣で真面目な姿と、普段のお茶目で可愛らしい性格とのギャップの感じとか、家族や子供が大好きで、家庭も職業も大切にしていらしゃっていて「人生こうありたいな」と思える人に「出会うことができた」って感じました。
健康福祉社会の実現と、さらなる充実に係わっていくこと。人が健康的に生きていくために必要な要因に携わることができる仕事に就くことを目指して。
夢で見た自分になれるよう、続けてやってきた塾の講師のアルバイトを通して経験した「人と関わること」「誰かのために尽くすという喜び」も活かして、いろいろな事柄に取り組んでいきたいと思っています。
憧れた先生の姿に自分の夢のイメージが牽引され、目指す努力が背中を押してくれたように、自分も経験や知識や技術をしっかりと蓄えて、自身が目標とされる人間になりたい。それが未来の目標であり、自分自身が成長し続けていくための必要な糧となれと願っています。
幅広い分野を学べ、少人数制でキメの細かい指導を受ける事ができ、自分の夢を見つけられる環境。兵庫県立大学で自分の夢に向かって努力すればきっと報われます。もし壁にぶつかってしまっても先生方やキャリアコンサルタント、職員の方が親身に相談に乗ってくださり、道は開けると思います。私はこの大学で勉強していくうちに自分の目標を得て、努力の大切さと達成感の素晴らしさを改めて感じ、就きたい職業も見つかりました。
あなたは県大で何を学び、どんなことに“TRY!”したいですか?
大学は入ることが目的ではなく、大学で何を学び成し遂げたいかが重要です。
それぞれに目的や志をもった先輩学生の「TRY STORY!」は、夢を叶える「学び」の物語。
経済学部 国際経済学科
山中 亮さん
経営学部 事業創造学科
京円 志保さん
工学部 電子情報電子工学科
花房 令子さん
理学部 生命科学科
青柳 祐大さん
環境人間学部 環境人間学科
樫本 千尋さん
看護学部 看護学科
山田 洋さん