教育プログラム

カリキュラム・ポリシー【全学部】(教育課程編成・実施の方針)

1 全学共通教育

主として1年次を対象に、東地区、西地区の各共通キャンパスで以下の共通教育科目を設置する。

  • 大学における主体的な学修や生活の基本的態度、自己のキャリア形成に向け生涯学び続ける姿勢を身に付けるため、「基礎ゼミナール」及び「キャリア形成支援科目」からなる自主自律支援科目を設置する
  • 語学力や統計・情報の基礎力などの大学での学修に必要な基本スキルを身に付けるため、「英語」、「外国語」及び「統計・情報」からなるグローバル化時代のアカデミックスキル科目を設置する
  • 幅広い教養や豊かな人間性を養い、社会における様々な課題への関心と課題探究力を高めるため、「人間性基盤教育科目」及び「ひょうご県大特色科目」からなる教養教育科目を設置する
  • 各学部の専門基礎科目の中から学生が自分の専攻以外の授業も選択して履修するための他専攻科目を設置する

2 学部専門教育

学士課程における専門教育カリキュラムを学部学科、または専攻コースごとに編成する。

  • 専門教育科目の理解に備えるため、各学部に、専門教育への導入部としての専門基礎科目、または専門教育と共通教育を媒介する専門関連科目を設ける
  • 深い学識を涵養し、専門的技能や能力を育成するため、専門教育科目を設ける
  • 専門知識の修得を確実にし、論理的思考力や創造的思考力を育成するため、卒業研究を目的とする専門演習を設ける

3 特別教育プログラム(副専攻)

地域課題の探究と対応、グローバル社会への対応、災害等リスクへの対応をテーマとし、学部の枠を超えて選抜した有志学生を対象とする全学横断の特別教育プログラムを設置する。

要件を満たすものは副専攻として認定する。

  • 地域創生人材教育プログラム
  • グローバルリーダー教育プログラム
  • 防災リーダー教育プログラム

(学修成果の評価の方法)

学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容、実技等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。

各学部のカリキュラム・ポリシー

[国際商経学部]
  • 1年次から専門教育の基礎となる科目を配置し、専門共通教育科目として履修できるようにする。
  • 1年次から4年次まで、学年に応じた少人数のゼミナールを配置し、学生が主体的に学ぶよう支援を行う。
  • 経済学コース及び経営学コースにおいては、学際的な視点を持つことを支援するため、2年次前期に、学修する意欲や関心及び成績に応じてコース及び教育プログラムを選択させたうえで、2年次後期からは各コース及び教育プログラムに分かれて、全学で共通する教養科目に加え、高い専門性を修得可能にする。
  • 学部全体で共通に履修する1年次の専門共通科目に始まり、次に専門科目のうちの専門コア科目を履修し、専門知識を高めた後で、より専門性の高い科目を履修する。
  • グローバルビジネスコースにおいては、全ての科目を英語で履修し、卒業できるようにする。
  • 英語によるコミュニケーション能力を高めるために、海外研修や英語での授業に参加できるようにする。
  • 早期卒業制度を設け、専門職大学院や研究大学院との連携を深めて高度専門職業人としてのキャリア構築を支援する。
  • 学修成果の評価については、学期中または学期末試験、レポート、授業への貢献度、発表内容、卒業論文、卒業研究発表の審査結果等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
[社会情報科学部]
  • 専門教育では、専門基礎科目と専門教育科目を配置し、段階的な学習を可能にする。
  • 専門基礎科目として、数学、データ分析、情報科学の基盤科目を配置し、講義・演習形式による教育を行うことによって、基礎的知識・技能の定着を図る。さらに、経済、経営の概論科目を配置し、現代社会における経済現象、企業・組織の経営に関する基本的な考え方を身につける。
  • 専門教育科目として、情報科学関連、データ分析関連、意思決定関連、社会関連基本・発展の科目群を配置し、社会情報科学の専門性を高める教育を実施する。
  • 演習科目を各年次・各セメスターに配置し、社会における諸問題に挑む柔軟な思考力と問題解決能力を養成する。
  • 履修科目の単位認定にあたっては、科目の性質に応じて試験、課題への取り組み、授業貢献度などを適切に組み合わせて評価し、その基準は開講に際して明示する。
[経済学部]

国際経済学科

  • 1年次から経済学の基礎教育をおこなう
    1年生を対象として経済学の基礎となる科目である必修科目(基礎経済学、マクロ経済学、ミクロ経済学)を開講する。また、2年生を対象として、経済学部専門科目の選択必修科目(財政学、金融論、経済政策、経済史、経済学史、国際経済学、経済数学、経済統計学他)を開講する。
  • 幅広い教養科目と専門関連科目を学ぶ。
    1年次に、全学共通科目の中から、外国語、情報処理科目を必修とすることをはじめ、幅広い教養科目を履修する。また、専門関連科目として、多様な科目を履修する。
  • 2年次から国際経済学科・応用経済学科に分属し、それぞれにおける専門性を高める。
    国際経済学科の専門科目を中心として、貿易政策論、国際金融論などの国際経済の相互依存関係および国際地域に関する教育をおこなう。
  • コミュニケーション能力を高める教育
    特にグローバルに活躍する人材の養成を目的として国際キャリアコース(ICコース)を設置し、英語の語学教育に加えて、英語による専門教育および演習を実施する。1年次から4年次まで少人数のゼミナールで、ともに学び、研究し、協働する訓練を通じて、他者との意見交換を行いながらコミュニケーション能力を高める。
  • 問題発見、課題解決力を養成する教育
    1年次から4年次まで少人数のゼミナールに所属し、主体的に学ぶ訓練を行う。特に、3年次から2年間所属する研究演習においては、専門領域に関する課題を自ら設定して研究に取り組むことを通じて、課題について考え抜きその解決について考える力を養成する。
  • 学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。

応用経済学科

  • 1年次から経済学の基礎教育をおこなう
    1年生を対象として経済学の基礎となる科目である必修科目(基礎経済学、マクロ経済学、ミクロ経済学)を開講する。また、2年生を対象として、経済学部専門科目の選択必修科目(財政学、金融論、経済政策、経済史、経済学史、国際経済学、経済数学、経済統計学他)を開講する。
  • 幅広い教養科目と専門関連科目を学ぶ
    1年次に、全学共通科目の中から、外国語、情報処理科目を必修とすることをはじめ、幅広い教養科目を履修する。また、専門関連科目として、多様な科目を履修する。
  • 2年次から国際経済学科・応用経済学科に分属し、それぞれにおける専門性を高める
    地域経済、経済政策、環境問題などを学ぶ科目群を開講する。また、フィールドスタディーを行う他、本学卒業生を主な講師陣とする現代企業の最前線を学ぶ講義を開講する。学科を問わず、3年次に研究演習に所属し、2年間継続して、専門領域に関する学習および研究を行うことにより専門性を深め、専門分野に関する卒業研究を卒業論文にまとめる。
  • コミュニケーション能力を高める教育
    充実した英語科目および第2外国語科目を開講し言語コミュニケーション能力を高める教育をおこなう。とりわけ、応用経済学科では、座学だけでなく、社会との接点を有するゼミナールでは、聞き取り調査などの実践的手法を学ぶことを通じて、世代を超えたコミュニケーション能力の涵養を行う。
  • 問題発見、課題解決力を養成する教育
    1年次から4年次まで少人数のゼミナールに所属し、主体的に学ぶ訓練を行う。特に、3年次から2年間所属する研究演習においては、専門領域に関する課題を自ら設定して研究に取り組むことを通じて、課題について考え抜きその解決について考える力を養成する。
  • 学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
[経営学部]

  • 初年時からの専門教育を実施する。
  • 豊富な課題別教養科目で幅広い教養を涵養。
  • 少人数に制限したゼミナールを各年次に配する。
  • 学習する意欲や関心に応じてコースを設置し、高い専門性を修得させる。
  • 視野を広げるための履修を支援するために、所属するコース以外の専門科目であっても自由度の高い履修を可能とする。
  • 早期卒業制度を設け、専門職としてのキャリアビルドを支援している。
  • 学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
[工学部]

工学部の教育理念および教育目標に基づき、以下の教育を展開し教育理念・教育目標の達成を目指す。

  • 全学共通教育および工学倫理教育などにより、高い倫理観と異文化理解力を身に付けさせるとともに、これらの継続が重要であることを認識させる。
  • 全学共通教育のグローバルコミュニケーション科目および各学科の技術英語教育により、グローバルコミュニケーション能力について基礎的能力を身に付させるとともに継続的な向上が重要であることを認識させる。
  • 各学科の専門基礎科目により、工学専門基礎知識を身に付させる。
  • 各学科の専門教育科目により、高度な工学専門知識を身に付けさせる。
  • 各学科の専門基礎科目および専門教育科目により、工学専門知識の継続的な習得が重要であることを認識させる。
  • 各学科の実験・実習・演習科目および卒業研究により、工学専門知識を応用し技術課題を解決でき、研究開発を遂行できる能力を身に付させる。
    以上に加えて、各コースごとに以下の能力を身に付けていることを必要とする。
    学修の成果の評価については、試験、レポート、参加度、発表内容、実技等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。

専門教育は、電気電子情報工学科(電気工学コース、電子情報工学コース)、機械・材料工学科(機械工学コース、材料工学コース)、応用化学工学科(応用化学コース、化学工学コース)に分かれて行う。なお、各学科・コースのカリキュラムの特色は以下の通りである。

電気電子情報工学科 電気工学コース

1年次には、主に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」で数学と物理を主とする自然科学科目、および電気電子情報工学科共通の「専門教育科目」の必修科目を開講している。2年次には、引続き数学、物理科目とともに、「選択Ⅱ」として工学関連科目を開講している。また、学科共通の実験・実習・演習を主とした「専門教育科目」の「必修」を開講するとともに、学科共通の「専門教育科目」の「選択Ⅲ」を開講している。3年次には、主に「専門教育科目」の「選択Ⅳ」として、より専門性の高い電気工学コースの専門科目を開講している。1年次~3年次に渡り、実験・実習・演習科目を充実させている。特に、専門教育科目については演習科目を並行して開講し応用力を強化している。4年次には、主に卒業研究を実施しているほか、設計や関連法令などの科目を開講し、知識や技術をより実践的なものとして身に付けて、応用力を涵養している。また、2年次までのカリキュラムは学科共通としており、さらに3年次の「専門教育科目」も実験科目以外の多くは電子情報工学コースと共通化を図っており、より広い電気電子情報工学の知識と技術、より高度な専門性を兼ね備えた教育を実施している。


電気電子情報工学科 電子情報工学コース

1年次には、主に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」で数学と物理を主とする自然科学科目、および電気電子情報工学科共通の「専門教育科目」の必修科目を開講している。2年次には、引続き数学、物理科目とともに、「選択Ⅱ」として工学関連科目を開講している。また、学科共通の実験・実習・演習を主とした「専門教育科目」の「必修」を開講するとともに、学科共通の「専門教育科目」の「選択Ⅲ」を開講している。3年次には、主に「専門教育科目」の「選択Ⅳ」として、より専門性の高い電子情報工学コースの専門科目を開講している。1年次~3年次に渡り、実験・実習・演習科目を充実させている。特に、専門教育科目については演習科目を並行して開講し応用力を強化している。4年次には、主に卒業研究を通じて、電子情報工学の知識や技術をより実践的なものとしてハードウェアとソフトウェアの両面から身に付けて、応用力を涵養している。また、2年次までのカリキュラムは学科共通としており、さらに3年次の「専門教育科目」も実験科目以外の多くは電気工学コースと共通化を図っており、より広い電気電子情報工学の知識と技術、より高度な専門性を兼ね備えた教育を実施している。


機械・材料工学科 機械工学コース

1~2年次に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」、「選択Ⅱ」および「実践基礎科目」の枠内で、機械工学を学ぶための基礎となる数学と物理を身につけさせる。これらに引き続いて、2年次以降の「専門基礎科目」の「必修」および「選択Ⅰ」の開講科目によって、機械工学の基礎を固めさせる。3年次には、主に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」および「選択Ⅱ」の開講科目でより専門性の高い機械工学の知識を習得させ、4年次で実施する卒業研究で実践できるようにしている。1~4年次に渡って実験・実習・演習科目を充実させており、特に機械基礎科目については演習科目を並行して開講し応用力を養わせている。また、機械工作実習および設計製図を充実させ、ものづくり教育を強化している。


機械・材料工学科 材料工学コース

1年次には、主に「専門基礎科目」の「選択Ⅰ」、「選択Ⅱ」および「実践基礎科目」として、数学、物理科目を開講している。2年次には、引続き数学、物理科目とともに、主に「専門教育科目」の「必修」として、材料基礎科目を開講している。3年次には、主に「専門教育科目」の「必修」および「選択」として、より専門性の高い材料専門科目を開講している。4年次には、主に卒業研究を実施している。1年次~4年次に渡り、機械工作実習、設計製図、材料工学実験といった実験・実習・演習科目を充実させている。機械コースとの共通科目で機械工学の基礎を身につけたうえで、材料工学実験や専門科目の習得を通じて材料工学の専門を深めるとともに、放射光工学の基礎も学ぶことができる。


応用化学工学科 応用化学コース

1年次には、主に「専門基礎科目」の「必修」として、応用化学および化学工学概論、化学実験、また「必修」「選択Ⅰ」としての数学、物理科目を開講している。コース分け後の2年次には、引続き「選択Ⅰ」として数学、物理、生物、地学科目を開講するともに、主に「専門教育科目」の「必修」として、学科共通科目、コース別科目として化学系科目を開講している。3年次には、主に「専門基礎科目」の「選択Ⅲ」として、より専門性の高い化学系科目を開講している。4年次には、「専門基礎科目」の「選択Ⅱ」として科学英語を開講するほか、主に卒業研究を実施している。特に、1年次~3年次に渡り、常に実験科目を開講・充実させ、ものづくり教育を強化している。


応用化学工学科 化学工学コース

1年生では、化学、数学、力学、電磁気学、化学工学概論などの「専門基礎科目」を開講している。2年生では、物理化学、有機化学、無機化学などの「学科共通専門教育科目」に加えて、化学工学、反応工学、製図学、構造解析学、金属学などの「専門教育科目」も開講している。3年生では、材料力学、流体力学、熱化学、電気化学、分離工学、粉粒体工学、高分子工学など専門性のさらに高い「専門教育科目」を開講することで化学工学者を育成するとともに、化学プロセスの設計から操作までを見据えた生産技術教育の一環として化学工学設計演習も実施している。1年生から4年生を通して、実験、実習、演習などの科目も充実させている。

[理学部]

学際的な研究と教育をめざす本学部は、狭い専門分野に限った学科とせず、物質科学、生命科学を2本の柱とした学科としている。あえて対応をつけるとすれば、物質科学科は数学、物理学と化学の内容に相当し、生命科学科は基礎的な数学、物理学、化学と生物学および地球科学の講義内容になっている。両学科とも、講義の理解を深めるために、演習や実験など以下のカリキュラムを充実させている。
学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容、実技等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。

  • 講義内容を自然の現象と対応させて理解し、また、問題を解くことで応用力を身につけ、科学に対する興味を高めることを目的に、1年次から3年次まで必修の実験・演習科目を配当している
  • 英語力やコミュニケーション能力の充実のために、2年次では基礎ゼミナールや英語による専門講義を、4年次では配属講座で科学英語のゼミナールを行う
  • 情報科学関連科目を1年次から3年次まで配当し、高度な情報処理能力の習得を目指す
  • 1、2年次学生に対して、科学に対する興味・関心を継続的に刺激することを目的として、最先端の研究成果を紹介する基礎ゼミナール(物質科学科)や生命科学入門(生命科学科)などの科目を配当している
  • 両学科にはそれぞれ下記のように3つのコースをおき、履修モデルには、各専門科目を「標準科目」あるいは「推奨科目」として挙げている。本カリキュラムを通して自然科学の基本原理を解明するための基礎知識、実験技術やコミュニケーション能力、遭遇した問題解決に貢献できる判断力と深い洞察力や新しい分野を開拓するための旺盛な好奇心を育成し、理学部の目指すディプロマポリシーを保証する

物質科学科

エレクトロニクスや新素材といった先端技術の基礎にある物質の原子的、分子的構造に立脚して、その物質の示す性質、物性がどう発現するかを理解し、また、そのような物質を作り出す創造力を養う。

  • 物性基礎コース
    物質の持つ諸物性を電子・原子レベルで理解し、新しい物性の探索を理論的・実験的に追究する方法を習得する。基礎学問的な色彩が濃いコースであるため、物質科学に代表される専門科目に加え、数学演習や解析学等の専門基礎科目、および生命科学科の基礎的専門科目も含む多くを標準科目や推奨科目として挙げている。
  • 物性コース
    物質のもつ諸特性を電子・原子レベルで理解し、実験的に解明する手法を習得する。物質科学に代表される物理系・数学系・化学系専門科目を中心に、生命科学科の専門科目も含む多くを標準科目や推奨科目として挙げている。
  • 物質コース
    物質の持つ諸物性を電子・原子・分子レベルで理解し、物質を作り出す手法を修得する。物質科学の中でも物理化学、無機化学、有機化学、生物化学など化学系専門科目を中心として、基礎物理系科目および生命科学科の専門科目も含む多くを標準科目や推奨科目として挙げている。

生命科学科

生物を構成している最も基本的な単位は細胞で、細胞を構成しているのは、物質と同様に原子や分子である。物質を支配する基本的な原理を理解し、その上に立って原子、分子および細胞レベルの生命現象の解明に迫るための必須の知識や方法論を学び,判断力を磨く。

  • 生体物性コース
    生命現象を原子・分子レベルにおいて、主として物理化学的手法によって解明することを学ぶ。生体分子構造と機能の理解において学際的色彩が濃いコースであるため、生物物理学に代表される専門科目に加え数学や物理学の専門基礎科目や物質科学科の専門科目の多くを標準科目や推奨科目として挙げている。
  • 生体分子コース
    生命現象を分子レベルにおいて、主として化学的な手法によって解明することを学ぶ。生物化学をはじめとする専門科目に加え、生命現象を化学の言葉で理解するため、専門基礎科目や物質科学科の専門科目の多くを標準科目や推奨科目として挙げている。
  • 細胞コース
    生命現象を細胞レベルにおいて、主として細胞生理学的な手法によって解明することを学ぶ。分子生物学をはじめとする専門科目に加え、細胞から個体にいたる複雑な生理現象を理解するために、専門基礎科目や細胞生物学や発生学の専門科目の多くを標準科目や推奨科目として挙げている。
[環境人間学部]

本学部では卒業認定・学位授与(ディプロマ・ポリシー)の方針に掲げる目標を達成するために、共通教育科目、専門基礎科目、専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実験・実習を適切に組み合わせた授業を開講する。

  • 教育内容
  • ① 4年間を通した学修の基礎となる共通教育においては、幅広い教養と豊かな人間性を養い、社会における様々な課題への関心を喚起し、課題探究力を高めるための科目を学修する。
    ② 学部の専門教育(系・課程)に共通する基礎的な知識と技能を身に付けるための基礎科目群として専門基礎科目を配置している。本学の特色として、これらの専門基礎科目を、文系理系の枠を越えた学びの基盤である人間学領域に位置づけ、環境と人間との関わりを重点的に学ぶ「人間学科目群」を配置している。
    ③ 学生一人ひとりの志向や進路を尊重した専門分野の学修のため、4つの専門教育系と1つの課程がある。2年次進級時にいずれかの系を選択し、所属する(課程については1年次より同じ課程で学ぶ)。各系・課程において、人間と環境との関係を考究するため、技術、政策、文化の専門的知識を系統的に学び、学際的な視座の修得をめざした科目群がある。講義、演習・実験・実習科目の履修を経て、専門ゼミナール、卒業研究を通して各領域の専門性を深めていく。
  • 教育方法
  • ① 1年次では、少人数による基礎ゼミナール(必修)および環境人間学ゼミナール(必修)において、大学での学びや社会において必要となるリテラシーの習得、および議論の方法やプレゼンテーションなどの手法の学習を通じ、能動的・主体的な学びの基礎力を高める。
    ② 2年次では、少人数による環境人間学演習I(フィールドワーク・必修)を実施する。実社会において、私たちが直面する環境と人間の暮らしに関わる問題やその問題解決への取り組みを、実体験を通じて学ぶ。
    ③ 3年次では、専門ゼミナール(必修)において、専門教育を深化するため、各教員が個別に指導する少人数教育を行う。学生と教員の対話やグループワーク等の能動的学修を重視した教育研究の展開を図る。
    ④ 4年次では、学部における学修の集大成として、卒業研究(必修)を実施する。教員の指導を受けながら、自分で決めた研究テーマに取り組む。
  • 教育評価
  • ① 単位の授与における学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容、実技等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
    ② 2年次終了時には、それまでの学修の基準となる到達度を、学部規程に示した3年次の専門ゼミナール履修許可条件によって確認する。
    ③ 4年間の学修成果の評価は、卒業研究によって行う。論文(または作品)作成、および中間発表会と卒業研究審査会における発表を義務づけ、評価指標により総括的評価を行う。
[看護学部]

看護学部では、「豊かな人間性の形成により、生命の尊厳を基調とした倫理観を身に付け、社会の人々に信頼される高い看護の専門的知識・実践力を有し、地域や国際社会の保健・医療・福祉の課題に柔軟に対応し、職業創造ができる看護職を育成します」という教育理念にもとづいて、8項目のDPを掲げ、その目標を実現しうるために以下のようなカリキュラムを構成している。
全学共通科目(26単位以上)、専門教育科目(81単位以上)に加えて看護学に関連した専門関連科目(30単位以上)を配置し、諸学問と看護学を有機的に結びつけながら学際的視野に基づいた看護実践力の育成を図ることを目的としている。

全学共通科目

全学共通教育は、学生の多様な関心に応え、幅広い教養や豊かな人間性を養うとともに、主体的な課題探求能力を高めることや国際化と情報化の急激な進展のなかで求められるコミュニケーション能力、情報活用能力の養成を目的とする。大きくは「自主自律支援科目」「グローバル化時代のアカデミックスキル科目」「人間性の基盤教育科目」「ひょうご県大特色科目」から構成されている。

専門関連科目

全学共通科目と専門教育科目を有機的につなげることで、看護の基礎となる人間、健康、環境を多角的・総合的に理解することを目的とする。専門関連科目は、専門関連科目Ⅰと専門関連科目Ⅱから構成され、Ⅰは全学共通科目と専門教育科目を有機的に媒介し、社会のあり方、人の心とその発達や障害、身体運動と健康、人の生命と配慮を深く認識することをめざし、Ⅱは人体や疾病治療構造の仕組みや社会システムなど看護専門教育科目の近接領域の知識や技術を教授し、多角的に看護の対象となる人や場を理解することをめざす。4年次には、看護学を総合的な人間の学として捉え直すための総合ゼミを設置している。

専門教育科目

1年次から専門教育科目を配置することで、看護への関心を持続させながら内発的動機づけを高め、主体的に学ぶ姿勢を培う。看護基礎領域・実践基礎看護領域・生涯健康看護領域・広域健康看護領域の4領域すべてから系統的に看護の基本を学び、その後より専門性を高める科目へと繋がるよう構成している。実習科目は、学内科目で学んだ知識や技術を有機的に結びつけながら、様々な健康状態を呈している人々に接する機会となる。人々の健康状態は流動的であること、人々の価値観や文化的背景等によって受け止め方が異なることなど看護の対象となる人々の特性を理解する。または対象を取り巻く地域社会に対する看護の役割を理解し、他の専門職や市民との協働ができる力を育み、看護ケアの在り方を探求・発展しうる力を養う。さらに複雑化した現代の健康の諸問題に対応し、様々な場において看護実践できる力を養うことをめざす。

(学修成果の評価の方法)

学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容、実技等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。

 

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