保健室のご案内

ノロウイルス感染症に注意

ノロウイルスによる食中毒は冬期に多発しており、特に昨シーズン(4月~3月)は、患者数、事件数とも過去10年間で2番目に多くなっています。以下の説明を参考に各自が感染予防に心がけるようお願いします。

感染の集団発生(2次感染)を防ぐには、ウイルスによる症状が疑われる人の嘔吐物や糞便処理に特別な注意が必要です。以下にも詳しい説明がありますが、不明な点は保健室にご相談ください。

ノロウイルスとノロウイルス感染症

ノロウイルスは感染性胃腸炎を引き起こすウイルスのひとつです。感染症は一年中発生しますが、特に冬期に多く発生します。
このウイルスは感染力が強く、人が集まる場所や家庭内で流行することが多い感染症です。食品従事者がノロウイルス感染症に罹患していると、食品や食器等を介した食中毒を発生させることがあります。

ノロウイルス患者の症状など

主症状は吐き気、嘔吐、下痢および腹痛で、子供から高齢者に至る全年齢で発症します。潜伏期間は12~48時間です。特に嘔吐は突然、急激に強く起こることが特徴で、乳幼児や高齢者では嘔吐が、成人では下痢が強くあらわれます。

原因となる食品

原因食品は、水やノロウイルスに汚染された食品、特にカキを含む二枚貝が多く報告されており、東京都の調査でも生カキを食べて発症した患者の約70%からノロウイルスが検出されています。ノロウイルスは貝の体内では増殖できません。二枚貝の生息域がノロウイルスに汚染されると、ウイルスを体内に蓄積してしまうと考えられています。
また、感染者の便や吐しゃ物に接触したウイルスを吸引することにより二次感染を起こすことがあります。学校や保育園などの集団給食施設での発生もみられますが、原因食品が特定できない事例がほとんどです。

予防のポイント

  • カキなどの二枚貝は中心部まで十分に加熱してから食べること。湯通し程度の加熱ではウイルスは死にません。
  • 生鮮食品(野菜、果物など)は十分に洗浄してください。
  • トイレの後、調理をする際、食事の前にはよく手を洗いましょう。
  • 手洗いの後で使用するタオル等を共用してはいけません。
  • 「二次感染を予防するために・・・」

  • 感染者の便、おう吐物には接触しない。接触した場合は十分な洗浄と消毒を行うこと。
  • おう吐物や、ふん便で汚れた衣類等を片付けるときは、なるべくビニール手袋、マスクなどを用いましょう。
  • おう吐物や、ふん便で汚れた衣類等は他の衣類とは分けて洗いましょう。
  • おう吐物などを片付けた用具、雑巾類は、塩素系漂白剤でつけ置き洗いをしましょう。
  • おう吐物などで汚れた床は、塩素系漂白剤を含ませた布で被い、しばらくそのまま放置して消毒しましょう。
  • 物の片づけが終わったら、よく手を洗い、うがいをしましょう。

患者の糞便・嘔吐物中のノロウイルス量およびその処理法

ノロウイルスは患者の糞便中には約20億個/g、嘔吐物中には約2千万個/g存在しています。しかし、感染はわずか100個程度で成立すると言われています。また、症状が消えた後も1週間程度、時には1ヶ月ほどウイルスを排出していることがあります。糞便や嘔吐物の取り扱いに注意してください。

床等に飛び散った患者の吐物および糞便の処理法
  • ・使い捨てのマスクと手袋を着用し、汚物中のウイルスが飛び散らないように、糞便、嘔吐物をペーパータオル等で静かに拭き取ります。
  • ・拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)に浸したペーパータオル等で何度も拭き洗いします。おむつ等は、速やかに閉じて糞便等を包み込みます。
  • ・おむつや拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋に密閉して廃棄します。(この際、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約1,000ppm)を入れることが望ましい。)
  • ・消毒後の床は、消毒剤を拭き取り、取り除きます。

*ポイント*
 ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがあります。嘔吐物や糞便は速やかに処理し乾燥させないことが感染防止に重要です。

治療および対応

通常、症状(吐き気、嘔吐、下痢および腹痛)は1-2日続いた後に治癒しますが、時に脱水や嘔吐物を喉につまらせることによる窒息等、重度の健康被害に陥る場合があります。医療機関で受診し、医師の指示に従ってください。
施設内の集団発生や食中毒などが疑われる場合は、保健福祉事務所に連絡してください。

ノロウイルスに関するホームページ

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