兵庫県立大学では、阪神・淡路大震災等の災害から得られた経験と教訓を踏まえ、兵庫県が蓄積している、防災に関する情報や対応策のノウハウを次世代および他地域に伝えるため、2011年度、「防災教育センター」(現「防災教育研究センター」(Education and Research Center for Disaster Reduction))を設置しました。
『防災マインド』(防災への優れた知と行動する心)を有し、地域や社会に貢献できる人材の育成を目指した防災教育を推進しています。
防災教育研究センターは以下の体制に基づき運営されています。
防災教育研究センター長 - センター長補佐 - 教員
阪神・淡路大震災の教訓を国内外に発信するため、大学の有する特色ある教育資源や防災関連機関が集積する兵庫の特色を生かした防災教育を推進しています。
なお、2011年度は全学共通科目を充実し、2012年度から学部を横断して総合的・体系的に科目が履修できる「ユニット方式」による専門教育を開始しました(「防災教育ユニット」)。「防災教育ユニット」では、防災ゼミナールなどを通じて本格的に学ぶ「特別専攻」と防災・減災の基礎的な知識や行動力を習得する「一般専攻」を設け、2017年度には「特別専攻」について「副専攻」の位置付けを行いました。
2018年度からは、名称を「防災リーダー教育プログラム」に改め、「特別専攻」と「一般専攻」の区分を設けず、「副専攻」として実施しています。
所定の単位を修得した学生には、卒業時に副専攻「防災リーダー」の称号を附した修了証を授与
詳しくは、こちらのファイルをご覧ください
2011年8月、HAT神戸(神戸東部新都心)にある「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」内に、本学の防災教育に関する教育・研究拠点として、『防災教育センター』(現『防災教育研究センター』)を開設しました。
所在地: 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2 人と防災未来センター東館4F
電話: 078-271-3290(事務室)
人と防災未来センター
センターでの講義風景
センターでの講義風景
HAT神戸に集積している国際的な防災・人道支援機関(アジア防災センター・JICA〔国際協力機構〕・国際防災復興協力機構・国連国際防災戦略・国連人道問題調整事務所・世界保健機関 など)相互の連携を図るため、「国際防災・人道支援協議会(DRA)」に参画するとともに、関西において防災の研究・教育を行う他大学との協力を推進しています。
防災教育研究センター教員は、大学院減災復興政策研究科教員が兼務しています。