国際交流・留学

トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 第6期生に聞いてみました

学部:   看護学部 看護学科3回生(当時)
氏名:   住元 美穂
留学期間: 2017年8月8日~2017年9月26日
留学先:  インドネシア大学 看護学部

インドネシア大学留学

兵庫県立大学看護学部と学術協定を結んでいる、インドネシア大学看護学部へ夏休みを利用して留学しました。大学への留学といっても単位取得や研究を目的とするものではなく、大学の授業や行事に参加しながら、専門の先生に付き添いして頂き病院や介護施設など様々な場所へ見学・インターンをしに行くというものでした。

用意されたプログラムへの参加ではなく、インドネシアで知りたいことや興味のあることを提示して、それに合わせてスケジュールを組んでいただきました。訪問者を温かく受け入れるインドネシアの方々の温厚さと、私1人での参加でありスケジュールが組みやすかったこともこの留学が実現した要因だと思います。

動機

日本の看護や医療を取り巻く現状に疑問を感じ、海外の現状も知りたくなったからです。
私は看護学部で看護師になることを目指して勉強しており、先進国である日本の看護や医療は世界に誇れるものであると授業や日々の生活の中で感じていました。そんな中、1年生時に受講した授業の課題で、看護について何でも良いのでグループでテーマを決めて調査するというものがありました。私はその時なんとなく「外国の看護師」というテーマを選び、外国人看護師を日本の医療や介護現場に受け入れるための制度について調べたり、外国における看護教育の課程を調べたりしました。

そこで出てきたのは、外国人看護師が日本で働く際に生じている多くの課題でした。今まで感じていた、世界に誇れる日本の完璧な制度や環境のイメージに私が初めて疑問を抱いた瞬間でした。

またその同じ時期にインドネシア大学看護学部の教授が来校され、日本とインドネシアの関係、看護や医療の現状について授業をしてくださいました。その中でも教授は多くの課題について話されました。看護師として日本の医療機関で働く前に、海外の看護や医療についても知っておく必要があり、日本を含め多くの国の長所や改善点を知ることが世界の看護学や医療を変革することに繋がるのではないかと感じました。

気が付けば、私はその授業の後に帰っていく教授を追いかけていました。英語が全然話せない私は、「私はいつかインドネシアに行って看護について勉強したい。そのときは助けてくれますか?」と辞書で調べたつたない英語をメモに書き、教授に差し出しました。教授は快く受け入れてくださり、連絡先を交換してくださいました。その後も連絡を取り続け、トビタテの奨学金に合格することができ、留学に向けて具体的な準備が始まりました。兵庫県立大学の教授やスタッフの方たちに助けていただきながら今回の留学を実現することができました。

日本とは違う、大学の雰囲気

インドネシア大学の先生や学生は私を迎え入れ、たくさんのインターンや観光に連れ出してくれました。

学生と先生の距離が近く、何でも気軽に質問できる環境でした。授業も座学ばかりではなく、グループワークがほとんどで、卒業式等の行事も学生が運営するものも多く、学生が主体的に学び様々な活動ができるとても良い雰囲気だなと感じました。日本では自分の力に自分で限界を決めてしまったり、新しいことを始めたりするのにはとても勇気が必要であるように思います。インドネシア大学で感じた自由な学びの空間は、「自分がやろうと思えば何だってできる」という今の私の信念につながっています。

また大学の広さも驚くほどダイナミックで、学内はバスを使わなければ移動はとうてい不可能です。大学内に電車の駅は2つあり、ゴルフ場やたくさんの池もあります。日本との親交も深く、日本語を学ぶ学科や日本人向けの宿泊施設、日本料理屋さんもありました。日本人も含めてたくさんの留学生もおり、日本人が学びやすい環境だと思います。

トビタテ!に合格して

トビタテ!受給者に与えられる最も大きなメリットは、日本全国の志の高い学生に出会えるということだと思います。普段私たちは自分の学部や学校の中で生活しており、他の分野を学ぶ学生と触れ合う機会はなかなか少ないのではないかと思います。

例えば、私は看護を学んでいますがトビタテでできた友達の中には、ダンス留学、合気道留学、アイスクリーム留学などなど……挙げればきりがないですが、とてもおもしろい専攻、留学をしている人がたくさんいます。今後、社会が様々に変化する中で異なる分野に専門を持つ人々が気兼ねなく交流し、新しいアイデアを生み出していくことが必要になると思います。大学生の内に様々な人に出会い、視野を広げておくことで自分自身の心や知識がぐっと豊かになると思います。是非、トビタテのコミュニティに皆さんも参加してみてください。

留学について

「留学」と聞くと少しハードルの高いもののように感じるかもしれません。語学ができない、試験に合格できるか分からない……等、様々な要因もあると思います。しかし行ってみて分かることは多く、新たな自分の一面が見えてきたりもします。途中で失敗してもかまわないと思います。失敗してみて、もう同じことは繰り返さないでおこう、こういうことは自分には合わないと分かったから別の路線でいこう!等と新たな方向性に気付くことができると思います。実は私もトビタテ!は2度目の挑戦で合格しました。1度目は不合格でした。留学中にも予想外だったこと、嫌だったこと、一人で不安だったこと様々な事がありました。

しかしその全ては自分が行動しなければ分からなかったことであり、些細なことではありますが自分の人生に良い影響を与えてくれました。

みなさんも留学に関わらず、やりたいことや少しでも気持ちが惹かれるものを大切にして行動してみてください。必ず何か得るものがあります。周りの人の功績や言葉を羨ましく思ったり、惑わされたりすることもあると思います。しかし自分の価値は自分で決めるものです。自分で考え、行動して得るものです。自分以外の誰にも変えられません。一歩踏み出すとき、必ず助けてくれる人がいます。是非、自分の限界を決めずに世界中へ飛び出していってください。


  • 授業中のグループディスカッション
    皆1台ずつノートパソコンを持っている

  • 診療所で参加した独立記念祭り
    3種目で勝利し、ちゃっかり景品をゲット
    みんなインドネシアの国旗カラーの赤と白でキメている

  • 留学最終日、学びを学部長たちにプレゼンテーション

  • 地域の乳幼児健診にて、旧式の体重計で子供の体重を測る

  • 友達に折り鶴を披露したところ、教えてくれと興味津々
    日本文化に関心のある人が多い

  • 卒業式に参加。右から2番目の伝統衣装を着ているのが卒業生
    在校生の正装は黄色いジャケット

※大学院HPや文科省トビタテ!の留学大図鑑でもインターンなどその他の留学活動について掲載されています。そちらもご覧頂ければ幸いです。

   
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