国際交流・留学


トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 第一期生に聞いてみました②

学部 : 看護学部3回生
氏名 : 藤永 瑛美
留学期間 : 2015年2月14日~2015年3月31日
留学先 : オーストラリア・パース

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」を知り、応募した背景は?

返還義務の無い渡航費と生活費をいただける奨学金である事、そして何より留学を有意義にする為の事前研修・事後研修も行われる事。そして世界を目指す全国の大学生と出会える事に魅力を感じて応募しました。

留学計画書の記載や面接はどうでしたか? 苦労した点や工夫したことは?
  • 留学計画書
  • 決められた文字数の中に自分の志や思い、そして留学がもたらす意味を分かりやすく表現するのが難しかったです。私の場合、申請時点では留学が10か月も先の話で、具体的な内容が固まりきっていなかったので内容を具体的に記入する事、また留学の意義に合致する内容である事をリンクして表現する事に苦労しました。

  • ディスカッション
  • ディスカッションでは5~6人のグループに分かれて自分の留学計画などを5分程度で発表しあいます。発表時以外はメンバーの発表に対して質問したり、感想を伝えます。そして、ディスカッションコーナーでは与えられた何かの問題点とその解決策を話し合う課題が出されました。グループで話し合い、発表の準備を30分で行い、グループについてくださっている試験官に対して発表します。
  • お題が何でどんな形式かわからなかったので準備は何もできませんでした(笑)その代わり、当日自分の意見は周囲の意見を聞きながら主張していけるように心がけました。トビタテ候補生・トビタテ生の積極性も強いので相手に話す隙を与えないくらい上手に話す人もいますが、よく聞いて自分の意見を一発で言うなど、自分の特徴に合わせていけば心配ありません。

  • 面接
  • 自分自身で書いた書類と留学に対する意志を確認して臨んだ記憶があります。面接自体は一次選考で提出した書類を基に話が進められました。試験官の方が気になったところを深く聞いてくると思うので、面接前にはもう一度、目を通して整理しておくと良いと思います。
  • しかし、面接になると緊張して忘れてしまうのも事実で、そんな時は自分の思うままに語ればよいと思います。採用基準の一つにパッションが含まれているようなので自分の熱い思いを伝えてください(笑)
「トビタテ」の奨学生に決まってから、出発までの準備期間が半年間ありましたが、その間どのように過ごしていましたか?
  • 正式に決定していない留学内容の正式交渉。日程調整
  • 関連しそうな機関や人物とのコンタクトを通じて留学の内容のブラッシュアップ
  • 調査テーマに必要なデーター集め・資料作り
  • 語学強化
インターンシップ中の活動は?
  • 事務所にある本の貸し出し・整理
  • HP用に所長のメッセージの翻訳
  • 電話対応
  • 日本に留学するオーストラリア人学生向けの情報資料作成
  • チャターボックスの準備・交流
  • School visit(現地の小学生が日本文化を体験する)の手伝い
  •   →書道のデモンストレーション・日本の生活様式の説明など
  • 「肥満」をテーマに調査活動を行っていたのでその調査報告と簡単な解決の実践としてラジオ体操の紹介と体験、わらび餅と冷茶の紹介と体験をプレゼンと併せて行った
  • 年に一度のJapan Festival(揖保乃糸の紹介と実食・販売) の準備と実施
自分の研究・課題として
  • カーティン大学看護学部・公衆衛生学部の講義参加
  • 現地病院・老人施設訪問
  • 現地の看護師や研究員との交流会
  • 兵庫県立大学付属高校姉妹高校訪問・日本語授業の手伝い

「トビタテ」ならではの活動もあると聞きましたが

自分自身の留学内容に加えて、日本発信プロジェクトとエバンジェリスト活動(伝道師活動)がトビタテならではだと思います。

  • 私の日本発信プロジェクト
    • 地元と日本の紹介を交えた名刺づくり
    • 「Let’s feel Japanese healthy culture」というテーマでわらび餅(もちもちという食感)と冷たい日本茶とラジオ体操を体験してもらいました。
    • ホストファミリーに日本食をふるまう

他のトビタテ生の中には名刺とスケッチブックとマッキーを持ち歩いて100名に名刺を配り、日本へのメッセージを100名分集めた方もいました。

インターンシップ中、印象に残ったことは?

最も印象的だったのはインターン最後に行った”Let’s feel Japanese healthy culture”というプレゼン・日本文化体験です。

インターンと並行して「オーストラリアにはどうして肥満な方が多いのだろう?」という疑問から聞き取り調査や生活様式の観察、学術提携校の公衆衛生学部教授に自分の意見をプレゼンし、意見・アドバイスをいただきながら学んでいました。結果的に問題は食生活と運動をする人としない人の差にあるように思いました。そこでインターン先で最後に学びを発表する時に直接的ではなくても日本独特の健康的な文化を一つの解決策の提示として紹介し・体験してもらいました。プレゼンに体験様式を加えると楽しさが増すけれど、ありきたりな日本文化は面白くない。そこでインターン先の方と相談しながら、新しくかつ簡単に実践できるものをと考えた結果、食においてはわらび餅と冷茶、運動ではラジオ体操を提案する事になりました。参加者は20~30人くらいでしたが、真剣に聞いて意見を下さったり、質問を投げかけて下さる方もいてとても有意義でした。またわらびがオーストアリアにはないので初めての味・食感そして黄粉を気に入っている方も多かったです。ラジオ体操はネタとして第2の紹介をしてみると楽しそうに実践していました。

ゼロからアウェイの地で英語を使って調査して結果共に面白く伝えていく事の困難さ不安はずっとあっても、「飛び込んでみる」いうトビタテのモットーをもとに諦めずに進めた結果だったと思います。それが今では自分の自信になりました。また調査目的で訪れた公衆衛生学部の教授と関わる中で予定になかったInternational student対象の院生のInternational healthの講義や看護学部の講義を受講させてもらう事ができ、予想外の繋がりと学びになりました。また学びの姿勢を示せば受け入れる姿勢がとても寛容なのには驚きと知の広がりを感じました。


「トビタテ」奨学生のコミュニティがあると聞いていますが、どのようなコミュニティですか?

さまざまです。地域別・専門別・趣味などなど。留学先でわからない事など困った時に助け合える情報交換の場にもなっていますし、集まって飲みに行ってお互いの留学を語りあう場です。

私の場合、医療系コミュニティにも属しています。「トビタテ」ではなかなか看護学生に出会えなかったのですが、実は4名もいて、活動地も活動内容も全く異なっていて驚いています。看護学生は実習などのカリキュラム上、交換・長期留学が難しいのですがtryしている看護学生に出会えて情報共有が出来てとても有意義でした。今ではトビタテ看護学生会をしたいという話も上がっています。

こうやって目的は違っても世界に挑戦している人がいると刺激になります。勿論、他分野の人と関われるのも絶対に自分の視野拡大になりますし、どの分野も一つだけを極めていても創造性には欠けると思うので、とても魅力的なコミュニティが沢山です!  現地でも東南アジア会などは定期的にある国に集まって留学での苦労を励ましあったり、年末のカウントダウンではシンガポールに集結して祝ったそうです。私はパースで誰でもいなかったので実現なりませんでした。

なんと、次年度、就職するトビタテ生がトビタテ生同士でシェアハウスをして、関西圏の人たちも東京に来た時に泊まれるコミュニティが生まれたりするかもです。

留学してから自分自身で何か変化がありましたか?

5・10年後のキャリアパスを考えるようになりました。いい意味で選択肢が広がった様に思います。だからこそ、今何をすべきなのか模索中です。しかし、トビタテの「飛び込んでみる」、そして「突き進む」をモットーに気になる事には挑戦しようと思います。

帰国後何か力を入れている活動はありますか?

帰国後、すぐに3回生の講義・実習が始まり、あわただしい日々を過ごしていました。その中でも5・10年後のことなども考えると今の生活のままでいいのだろうかと疑問を抱く事もありました。しかし、最近、事後研修に参加して改めて留学を振り返ったり、自分のvisionを考え直しながらも、まずは目の前の実習を全力で頑張ろうと思えています。またそれに加えて英語をもっと勉強したいと思い、実践しているところです。そして、たった2ヶ月でも感じられた留学の価値を多くの人に伝えて、留学に挑戦していける仲間を増やしていきたいと思います。

「トビタテ」の応募を考えている県大生にメッセージを

どんな形であれ留学となると留学する事が目的になりがちですが、世界各国に飛びたつトビタテ生、世界で活躍する日本を代表する企業のリーダーやヤンググローバルリーダーの方々の体験やアドバイスを受けながら己を知り、留学する意味を見出して留学に挑み、終了後も振り返り、今後をみんなで考えていけるコミュニティもあります。留学だけでなく留学を通じて学生生活・人生をデザインできる本当に貴重なチャンスです。何度だってトライできます! そんな素敵な仲間との出会い、繋がり、機会を是非自分のものにしてください!

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