国際交流・留学

平成27年11月26日

各学部の国際交流事業取り組み紹介 平成27年度第11号

留学生のための日本語学習サポートを積極的に行っています(経営研究科)

次の問題に挑戦してみましょう!

A: はじめまして、李と申します。
B: あなたが李さんですか。お噂はかねがね_。

1) 伺っていますよ
2) 伺いました
3) 伺います
4) 伺ったことがありますよ

(MBAゼミ「ビジネス日本語」授業最終回より)

留学生が考える、留学生のためのビジネス日本語学習

経営研究科(以下、MBA)では、本年度より「留学生のためのビジネス日本語学習プロジェクト」の取組みをはじめました。


MBA2年生李凱さん作成の教科書

このプロジェクトで行う日本語学習は、日本語講師が日本語講座を開講する、というスタイルとは大きく異なり、テキスト作成から日本語指導、学習の反芻まで、留学生が主役です。以下4つのステップで進められています。

STEP1:テキスト作成
・ゼミの中から担当留学生を決め、「留学生のためのビジネス日本語」テキスト作成。
STEP2:日本語授業
・テキストを使用し日本語クラスを開講(全4回)。担当留学生が先生となり、そのほかの留学生が生徒として日本語学習。担当教員や日本人ゼミ生もオブザーバーとして出席。
STEP3:テキスト完成
・授業でのフィードバックや各自の経験などをもとに、全員でテキストの改善案を出し合う。担当留学生がとりまとめ、テキスト最終版を作成。
STEP4:学習の反芻
・次年度以降もプロジェクトは継続して引き継がれる。翌年の担当留学生がテキスト改訂と先生役を引き継ぎ、新入生と日本語学習に取り組む。

(プロジェクトイメージ)


山口隆英経営研究科長のお話:

MBAで学ぶ留学生のほとんどが、卒業後日本での就職を望んでいます。その際、彼らの前に大きく立ちはだかるのが日本語の壁です。面接、試験、就職後のあらゆるビジネスシーンで堂々と対応できる日本語をいかにして身につけるか。「就職活動に励む留学生を積極的にサポートしたい!」という思いからこのプロジェクトを始めました。
初代テキスト作成者は李凱(リ・ガイ)さん。李さんは自身の日本語学習経験、就職活動経験をもとに、即役立つ問題を豊富に用意してくれました。留学生同士で情報を共有し、学び合い、高め合う。MBAは、留学生の目線に立って、より効率的且つ実践的な日本語学習環境の構築を目指すとともに、今後も留学生のキャリアサポートを積極的に行っていきたいと考えています。

テキストを作成した李凱さんのお話:

本屋では多くの日本語教材が売られていますが、もっと留学生の視点を重視したものがあれば良いなと思い、今回のテキストを作成しました。テキストでは、敬語の使い方をはじめ、電話の対応、面接の練習やビジネス文章の作成など、将来留学生たちが就職活動中や入社後でも役立てるように様々な内容を考案して取り入れました。
言語とは、意思を伝える道具であり、最初は間違っても良いから勇気を出して、一生懸命練習をすれば、きっと上手くなるはずです。
余談ですが、私は鉄道旅行が好きで、日本の全47都道府県を訪れました。余裕があれば、ぜひ日本各地へ足を運び、自分の目でその土地の文化や歴史を確かめたり、現地の人と交流したりすることもオススメです。 留学生活は「一期一会」の連続かもしれませんが、初心を忘れず、悔いのないように存分に過ごしてください。

経営MBA研究科・ビジネスイノベーションコース2回生 李凱 (リガイ)

  
JR全線乗りました。47都道府県も、百名城も電車で巡りました!

  
ゼミの仲間と香美町にて夏合宿

留学生の目線にたって、これからも。



日本で、生きる!

「留学生のためのビジネス日本語学習プロジェクト」は1年目を終え、ますます可能性が広がってきました。現在のテキストは主に面接時に役立つ敬語表現を中心としていますが、次年度以降は適性検査(SPI)やエントリーシートの書き方、就職後のビジネスマナーに至るまで、より幅広く対応できないか検討中です。また、現在テキストは中国語を母語とする学習者用となっていますが、今後グローバル化が進んだ場合には多言語対応のテキストも必要です。
留学生ひとりひとりが自信を持って日本の社会に、グローバルな社会に、飛び出せるように。経営研究科はこれからも応援を続けます。


実際のテキストから(1ページ目)

苦手な電話表現にも対応

※テキストは商科キャンパス・国際交流サロンでも閲覧できます。

   
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