国際交流・留学

平成28年2月3日

各学部の国際交流事業取り組み紹介 平成27年度第18号

シンガポール・インドネシア研修(原田ゼミインタビュー)

シンガポール・インドネシア研修に参加した経営学部3回生原田ゼミのみなさんにお話を伺いました。

原田ゼミ
原田将先生(後列右から2番目)と原田ゼミのみなさん
(前列左から:Pyon Yeramさん、井上ひかるさん、樋口歩実さん、三宅晃裕さん、富永雄斗さん
後列左から:出口優希さん、藤原あみさん、向井瑞萌さん、植田美紗代さん、内橋輝さん、岸田将英さん)

日本語も英語も、通じない環境!?

東南アジア方面への渡航が初めてという学生さん(3/11名)、初の東南アジアはいかがでしたか?

富永:何から何まですごかったー!!

一同:ほんとです!(笑)

三宅:気候が全然違いました。現地は連日気温30℃超、みんな半袖。当たり前なのにびっくり。日本を出るまでは世界中誰もが僕たちと同じように生活していて、同じ時間が流れている、という感覚でいたんです。

植田:私はグアムや韓国には行ったことがありましたが、インドネシアでは英語さえ通じないこともあり、これは初めての経験。困りました!

富永:たしかに! タクシー運転手に全く英語が通じず、焦りました。


どうやって乗り切ったのですか?

富永:スマホを見せて「ここ! ここ!」と指さして(笑)。

内橋:また、道端に座っている人たちがたくさんいて驚きました。仕事している風でもなく、学校にも行っていない大人がたくさんいました。

樋口:インドネシアではスラム街も見ました。建物の様子、人々の姿から、現地で暮らす人々の生活水準の格差がはっきりと見て取れました。

藤原:空港からホテルへの移動だけでも、高層ビル群や高級住宅街を通ったかと思えば、スラム街も通ったり。日本では目にしない光景で、とても印象に残りました。


シンガポールシンガポール「マリーナベイ・サンズ」前
ジャカルタインドネシア・ジャカルタ市街

シンガポールとジャカルタ。単純比較するのはよくない気がする

研修ではシンガポールとジャカルタ(インドネシア)の2都市を訪問されたんですね

原田先生:研修は「新興国市場における成功要因」をテーマに現地調査をするというものです。そのために事前調査を行い、企業へ質問票を送付しました。また、新興国であるインドネシアとの比較対象として、成熟経済にあるシンガポールも訪問しました。訪問国や企業の選択はすべて学生が決定しました。

岸田:シンガポールとインドネシア。経済発展の段階が異なる両者を比べるとおもしろそう、成長に必要なカギや法則が見つかりそう、ということでこの2都市を選びました。でも実際行ってみると、単純に両都市を比較するのは・・・ふさわしくない気がしました。


ふさわしくない?

岸田:それぞれに様子が異なっている。例えば、シンガポールは小さな都市で、政策や戦略が比較的コンパクトに行き届きそう。

向井:一方、インドネシアはいくつかの島々から成っています。

出口:それにシンガポールの人々は忙しい雰囲気でしたが、インドネシアはのんびり、マイペース。ニコニコとおおらかな印象でした。

植田:同じアジアの国でも、国民性や文化、習慣、地理的背景、全然違います。自国事情にあったそれぞれの発展の仕方、企業進出の仕方、があるように思いました。


シンガポール  インドネシア
シンガポール(左)とインドネシア(右)。両者の違いに直接肌で触れた9日間

戦略、と言っても、根本にあるのは「人」

企業訪問先や淡水会ジャカルタ支部OBの方々との交流で、印象に残ったことは?

植田:大塚製薬の坂東社長の「人がやっていないことをやろう、リスクを負わなければリターンはない」という言葉が忘れられません。大塚製薬は健康意識が日本ほど高くないインドネシアで、ラマダンの習慣や現地で流行するデング熱に注目。効率的な栄養補給の重要性を現地の人々へアピールする戦略を取った、とのことです。

富永:戦略と一言で言っても、根本にあるのは「人」だと感じました。工場で働く人々の心、消費者の心。これらをどう動かして成功に導くか。

三宅:パイロットでも人材育成をカギと考えているようでした。現地従業員への技術指導に、人件費の高い日本人をどのくらいの期間あてるべきか、慎重に検討されていると伺いました。

岸田:実際に現地で人々のエネルギーに触れると、やはり紙に書いた戦略だけでなく、関わる人すべての気持ち・情熱が大事だと感じました。

出口:ホンダの「ワンハートキャンペーン」もそんな取り組みのひとつだよね?

藤原:そうそう、現地の若い世代を惹きつけ、応援し、インドネシア社会とホンダが一体となって成長しようというもの。

原田先生:ホンダの井沼社長からは帰国後「夢や情熱を大切にがんばれ!」とのメッセージがびっしり詰まった応援メールをいただきました。また、ホンダの杉田さん、森下さん、大塚の坂東社長、パイロットの宇野さんなどからも激励のメールをいただきました。各訪問先で私たちを温かく受け入れて下さった皆様には大変お世話になりました。


PT. Amerta Indah OtsukaPT. Amerta Indah Otsukaを訪問
Otsuka坂東社長を囲んでの食事会Otsuka坂東社長を囲んでの食事会にて
PT. PILOT PEN INDONESIAPT. PILOT PEN INDONESIAを訪問
じゃかるた淡水会じゃかるた淡水会との会食
PT. Astra Honda Motorカラワン工場PT. Astra Honda Motorカラワン工場を訪問
PT. Astra Honda Motor旗艦店PT. Astra Honda Motor旗艦店を訪問

「現地まで行きます。お話を伺えませんか」―自分たちの手で掴んだ研修

参加者のほとんどが昨年度(2年次のゼミで)インドネシア・バリ研修に参加されていたそうですね

井上:バリ島は外国人観光客向けに整備されていたと、今回ジャカルタで初めて気づきました。同じインドネシア料理も、バリでは食べれたのにジャカルタではあまり口に合わなかったり。2回目の研修でいよいよ本場を体験できた感じがしました。

植田:前回は旅行の手配はすべて先生でしたが、今回は航空券手配から訪問先との連絡調整まで全部自分たちで行いました。すべてを終えた今すごい達成感、そして仲間の一体感! です!

向井:企業にはまさに「お客様コールセンター」に電話をかけるところから始まりました。「県大でこんな研究をしています。現地まで行きます。お話を伺えませんか」って。飛び込みの一学生の話でもみなさん熱心に耳を傾けてくださり、真剣に取り次いでくださいました。各担当者から丁寧な返信をいただくたびに「返事来たー!!」とみんなで喜び合いました。現地で担当の方とお会いできたときの感動といったら! 2年次の研修とはまた全く異なる、すばらしい研修でした。


相談現地で地図とにらめっこ、みんなで相談
Otsuka坂東社長との議論貴重な経験の数々(Otsuka坂東社長との議論の様子)

まず手を挙げてみてください!

最後に、研修を終えての感想や、1,2回生、県大受験を検討している高校生に向けてメッセージをお願いします

向井:現地駐在員の方、淡水会のOBのみなさん、どなたも目が輝いていました。仕事への情熱と誇りが強く伝わってきました。これまで持っていた働く日本人のイメージが大きく変わりました。

樋口:みなさん本当に生き生きと仕事をしておられました。海外で働きたい、海外に興味のある学生におすすめの研修です!

内橋:まず参加! ちょっとでも「いいな」と思ったら、とにかく手を挙げて、参加してみること。想像を超える経験が待っています! もっと「おかわり!」ってなります!

有田:リスクを取って新しいことをどんどんやってみよう! -インドネシアは日本にはない活気に満ちていました。新興国に関わるビジネスにぜひ挑戦してみたいです。そのための自分磨き、がんばりたいです!

三宅:別に海外好きだったり、将来海外で働こうという考えを持っていたりしなくてもいいのかも? この経験を日本社会の中で生かせないかな、敢えて日本で勝負してみるのはどうかな、僕はそんなふうにも思っています!


原田先生、原田ゼミのみなさん、今日は貴重なお話をどうもありがとうございました

有田絢音さん有田絢音さん(一番左)
おかわり躊躇せず「おかわり!」

以下、本研修でお世話になった受け入れ先企業・じゃかるた淡水会の皆さま:

  • PT. Amerta Indah Otsuka
  • 坂東義弘様、Ritawaty様、Pratiwi Juniarsih様
  • PT. PILOT PEN INDONESIA
  • Junus Halim様、Masanobu Kogure様、Junichi Uno様
  • PT Astra Honda Motor
  • 井沼俊之様、Masahiko Ikegami様、杉田宏治様、上野仁士様、岩野央様、森下貴申様
  • じゃかるた淡水会
  • Heru Santoso様、橋本隆様、安宅尚司様、M. Arif Kurniawan様
  • (順不同、敬称略)

お陰様で無事全日程を終了いたしました。心より感謝申し上げます。

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