平成27年10月20日
グローバル、という言葉を聞いて、何を想像しますか? 県立大学にはみなさんの身近にある様々な機会を利用し、グローバルな体験を得ることで、さらにステップアップを誓う先輩方がたくさんいます。
経済学部3回生の岡本健太さんは、昨年サセックス大学研修訪問団に参加。その経験をもとに今年は自ら留学を計画、現在カナダ・トロントで語学研修+インターンシップ中です。そんな岡本さんに、カナダでのグローバル体験について伺いました。
初めの3週間を語学学校で英語力強化にあて、そのあとは現地企業にてインターンシップとして就業体験をしています。全体で2か月の計画です。
「多様な英語」を学びたくてカナダ・トロントを選びました。去年イギリス・サセックス大学に3週間の短期留学をし、American English とBritish Englishの大きな違いに驚いたのを今でも覚えています。英語は多くの国で話され、それぞれ地域特有のアクセントや言い回しを持って存在します。世界に通用する英語力をもっと身につけたい。カナダは移民先進国で、中でも特に国際色豊かな都市トロントなら、様々なアクセントが学べると思い、決めました!
語学学校では韓国、中国、メキシコ、シンガポールの人達。また、インターン先ではインドやパキスタン出身の方とも出会いました。
はい! 毎日が本当に充実しています!
Scarborough Bluffs Parkへの一人旅です。トロントに来たばかりで現地の友人はゼロ。事前にある程度ルートは調べて出発しましたが、もちろん迷いました(笑)。子供の時に母親とはぐれたあの感じが蘇りましたね。
本当に。ですが、迷ったおかげで現地の方に道やバスの乗り場など尋ね、挙句の果てに優しいご夫婦の車に乗せてもらったりしました! このことで、英語を話す機会ができたのはもちろん、現地の人のやさしさにも気づくことができ、非常に印象に残っています。
なつかしいです(笑)。どこに行っても、周りがほんとにフレンドリーで親切な方ばかりで助かっています(笑)。
英語の筆記体です。インターンシップ先ではFinancial Department(経理部)で、主に寄付金の管理=ドナーの個人情報をパソコンに入力する、実際に寄付金をコンピューター上で動かす、といった業務を担当しています。個人情報入力の際、まるで暗号のような筆記体で書かれた用紙が届き、なかなか読むことが出来ず、心が折れそうになるんです。
そうなんです。ですが、一緒に働いているカナダ人の同僚に何度も質問し、彼らも親切に答えてくれるので助かっています。
はい! ただ筆記体は勉強しておかないとって思います。まさかReadingでこんな思いをするとは出国前は思ってもいませんでした!
トロントを遊び尽くすことです(笑)! 社会人になるとプライベートで海外旅行はなかなかできないと思います。人生で最後のトロントになるかもしれない。有名観光スポットはもちろん自然豊かな場所、おいしいレストランなど! 自分の限界まで足を運んで、「トロントもう十分!」という気持ちで日本に帰ってくるつもりです。
失敗を恐れず、どんどんチャレンジしてほしいですね! 僕はこちらに来て数え切れないほどの失敗をしました! 道に迷う、バスを乗り間違える、インターンで指示内容と違うことをしてしまう、もう言い出すと止まらないです(笑)。
僕の意見が入ってしまいますが、失敗経験の方が成功経験よりもはるかに貴重であり、必ず自分を成長させてくれると思います。このことは留学のみならず、勉強、ビジネス、部活、サークル、アルバイトなどなどすべての事に通ずると思います。みなさんも失敗の方向は何にせよ、沢山の失敗をしてほしいです! 失敗は学生の特権です!
ゲーテの言葉で「活動的なバカより恐ろしいものはない。」という言葉があります。まさにその通りだと思いますね。僕の大好きな言葉です!
岡本さんのグローバル体験、いかがでしたか。グローバルな体験は人それぞれによって異なります。経験した人の数だけ出会いがあり、学びがあり、活かし方があります。今後も引き続き、県大生が感じたグローバルな世界、みなさんと一緒に触れていけたらと思います。
国際教育交流センターでは現在「ハワイ大学研修訪問団」(来年3月実施)の参加者を募集しています。申し込み締め切りは10月23日(金)まで。参加を希望する学生は早めに申し込みをお願いします。
国際交流機構(大学本部 教育改革課内)