平成27年10月26日
兵庫県立大学の海外協定校である韓国・東亜大学校は、2006年から毎年夏に日本の協定校からの短期訪問学生を対象にサマープログラム -Korean Summer Session-を実施しています。
今夏、10回目を迎えたサマースクールに、本学学生が2名参加しましたので、その様子をご紹介します。
韓国語の初級研修のほか、韓国の社会、経済、文化などに関する特別講座を中心に、文化体験(韓国の伝統音楽・衣装・食文化などの体験)、フィールドトリップ(プロ野球観戦、マリンスポーツ、映画鑑賞、名所旧跡への旅行)、東亜大学校の学生との交流等が組まれています。
日本人学生のための特別プログラムであり、日本の他大学学生とも広く交流できるほか、韓国人学生も多数参加するパートナーシステムのため、現地学生とのふんだんな交流を通してコミュニケーション能力や異文化理解力の向上が図れます。
2015年8月10日~8月21日(2週間)
本学からの参加枠2名。今年は経済学部生2名が参加
プログラム参加費、宿泊費は無料(東亜大学校負担)
渡航費、食費、海外旅行保険等は自己負担
酒井さん: このプログラムは基本的に午前中は韓国語講座、午後は班別での課外活動です。課外活動は韓国人学生と日本人学生からなる班行動で行われます。韓国の学生スタッフは日本語がとても上手ですし、親切でした。
毎日盛りだくさんのプログラムで、日曜日以外はほとんど一日中スケジュールが詰まっていました。その分、個人的なショッピングや観光の時間はそう多くありませんでしたが、韓国についてまだ知識が少ない私には、盛りだくさんなプログラムでありがたかったです。
また、韓流の音楽やドラマが好きな人にとっては、同じ趣味を持つ仲間が多いので仲良くなれること間違いなしです。
坂木さん: 午前の韓国語講座はテキストを使った授業だけでなく、グループでのプレゼンや、映画を観たり音楽を聴いたり、皆でゲームをしたりしながら学べ、本当に楽しかったです。
午後の班別行動で特に印象的だったのは、慶州への泊りがけ旅行です。由緒ある寺院や昔からの街並みが美しい慶州で、班ごとにミッションが与えられ、交流を楽しみながら観光できました。東亜大学校の学生スタッフはいつも私達を気にかけてくれ、積極的に話しかけてくれました。
酒井さん: 韓国の文化、人と実際に交流して、国を超えて理解しあえることを実感しました。2週間で大きな発見が毎日のようにあり、国際的な考えを得ることができました。
坂木さん: 外国人と接することへの不安感、恐怖心がなくなり、積極的になれました。
酒井さん: もっと外国語の勉強を頑張りたいのはもちろんのこと、日本語や日本文化についても見識を深めていきたいです。今まで疑問に思ったことがないことを韓国の学生に質問され、考えてしまうことが多々あったので、自国の文化にも理解を深めたいです。
坂木さん: ハングル検定の資格取得に向けて韓国語の勉強を続けていきたいです。また、いろいろな人と交流できる行事に参加していきたいです。日韓の文化の違いや考え方の違いを学び、日韓関係が良好になるためにどのようなことが必要かを自分なりに見つけたいと思います。
今回ご紹介したのは韓国でのサマープログラムですが、県大生の中には短期のサマープログラムや語学研修への参加をきっかけに、異文化への関心を高めたり世界のいろいろな国からの仲間とともに学ぶ楽しさに目覚め、交換留学や長期留学、海外インターンシップなどにチャレンジする人達がいます。
勇気と身近なチャンスをきっかけに、次の扉を押してみてください。
KSSの参加学生募集は例年4~5月頃、国際教育交流センターからキャンパス学務課の掲示板及び大学HP国際交流のページを通じて募集します。興味のある方は、来春の募集をチェックしてください。