平成29年1月10日
11月21日(月曜日)、本学経済学部・国際キャリア(IC)コースの主催で、国際セミナー「グローバルキャリアへの道―国際金融コンサルタントとしての起業の経験から」が開催されました(セミナーの様子はこちら)。セミナー終了後、講師のジョン・シュウギョウ(鄭州業)さん(TBLアドバイザリー香港CEO,TBL投資アカデミー日本代表, TBLアカデミーマレーシア代表)を囲んでの茶話会が国際交流サロンにて開催されました。茶話会での様子をお届けします。
ジョンさんは、本学の前身である神戸商科大学(経済学科)に、韓国からの留学生として入学し、さらに大学院で経営学修士を修了した卒業生です。現在、国際金融コンサルタントをしつつ、投資教育やグローバルリーダーの育成セミナーも開催するなど、アジア各地で活躍されています。そんなジョンさんを囲んでの茶話会では、将来グローバルに活躍したい! と夢を描く学生、投資や起業に興味を持つ学生、日本語や就職活動に不安を抱える留学生から、次々と質問が飛び出しました。
留学生としての経験、韓国での兵役経験、就職難、転職、そして起業家として一人立ち―。多様な経験を乗り越えて来たジョンさんだからこそ伺ってみたい将来へのヒントは限りなく、学生だけでなく、同席した教職員も含め、サロンに集まった参加者全員がジョンさんのお話に惹き込まれました。
学生:「留学生として授業で一番苦労されたことは?」
ジョンさん:「関西弁! 留学前日本語は独学で標準語しか覚えてなくて、いきなり関西に飛んできたから。さて、乗り越えた秘密は何でしょう? そう、吉本新喜劇!」
学生:「就職活動。どんなところにインターンシップに行かれましたか?」
ジョンさん:「僕たちの時代にはインターンシップなんてなかった。しあわせだったなー笑。でもどんな時代のどんな就職活動にも大切なことってありますよね。自分はどんなことをしたいか、どんなことに興味があるのか。そのことをずっと追いかけてがんばれば、きっと道は開けると思うよ」
学生:「投資相談に乗る際、合わないクライアントはいますか? その場合どうされますか?」
ジョンさん:「どうしても自分のスタイルとは合わないな、と思ったら、自分の知り合いなど別の方を紹介します。クライアントが持っておられる課題を最善の方法で解決すること。これが最優先。クライアントにとってベストな相談者が自分であるとは限りません」
吉本新喜劇から投資相談、グローバル社会で活躍するために必要な心構えや準備について。学生からの様々な質問に、丁寧且つ笑顔とユーモア全開でお答えくださったジョンさん。その温かい心遣いに教職員一同感謝すると共に、今後の益々のご活躍を心よりお祈りいたします。
「ジョンさんは、20年ほど前に私が日本語のクラスで教えた元留学生です。当時から、もっと勉強したい、もっとチャレンジしたい、という強い気持ちを持った人であると同時に、とても楽しい人でした。そんなジョンさんの成長ぶりを目の当たりにし、また、後輩のために忙しい時間を割いてセミナーをやってくれたのは、本当にうれしいことです。そして、本学がグローバルに羽ばたく人材を育てていることを実感しました。この会では参加した学生の皆さんに将来に向けてのいろいろな夢の持ち方や可能性の広げ方を示してくれたものと思います」
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国際交流機構(大学本部 教育改革課内)