国際交流・留学

平成29年10月3日

平成29年度 国際交流だより第3号

GLEP(グローバルリーダー教育プログラム)② 海外インターンシップに挑戦!(アメリカ)

海外インターンシップは今人気を博しており、その背景には、日本がグローバルな人材を求めていることがあげられます。国内でのインターンシップでは学べないことが、海外インターンシップでは学べます。若いうちから世界に触れておくと視野も広がり、人生に大きな影響を与えるでしょう! 前回のオーストラリア・パースに引き続き、今回はアメリカ・シアトルでのインターンシップに挑戦したGLEP生の河村 雄太さん(理学部3回生・以下、河村と表記)、吉本 将隆さん(理学部3回生・以下、吉本と表記)にインタビューをしてみました。

海外でのインターンにチャレンジ! そのきっかけは?

お2人はGLEPの海外インターンシッププログラムのなかでも何故アメリカに行かれたのですか?

河村: 1年次にグローバル教養海外実践でシアトルに10日間ほど行った際、シアトルはリベラルな雰囲気で面白いなと思い、もう一度行ってみたいと思いました。運とタイミングもあります。

吉本: 大きな1つの理由としては、シアトルは大きな都市であり、近郊にはボーイングの工場があり、世界有数の規模であるワシントン大学があるなど、様々な経験が出来そうだと感じたのが大きかったと思います。

渡航に向けて、いつの時期から、どのような準備をしていったのですか?

河村: 11月頃から、シアトルに行って何がしたいのか? と深く考えるようになりました。兵庫県ワシントン州事務所長とやりとりをしながら、「やりたいこと」と「できること」を確定していきました。それと同時に飛行機や保険の手続きもしましたが、滞在場所を決めたのは渡航前ギリギリでした。

吉本: 私は夏休み頃から少しずつ、シアトルでどのような活動が出来るのかを中心にインターネットを通して調べました。興味がある内容ややりたい内容があれば、兵庫県ワシントン州事務所長に相談したり、自分でメールを直接送ってアポを取ったりしていました。12月頃までには飛行機と宿泊するホームステイ先を自分で手配しましたが、シアトル到着後に所長と面談をしてから決まったインターンシップもありました。

短期の渡航では気づかなかったこととは?

お2人とも過去に2週間弱のグローバル教養海外実践(アメリカ研修)に参加していましたが、その時はどのようなことを感じましたか? 吉本くんはその研修が初海外だったようですが、何か不安はありましたか? 実際に行ってみてどうでしたか?

吉本: 私は初めての海外で、まだ見ぬ世界に行くという漠然とした不安はありました。ですが現地に行ってみると、研修には2人の先生に引率して頂いたこともあり、段々と不安はなくなりました。実際に行くと、多くの人が言うことですが、やはり自分の英語力不足を一番に感じました。

河村くんはアメリカ研修のほかに、グローバル教養海外実践(インドネシア研修)にも参加をしたそうですが、2つの研修を通してどのような気づきがありましたか?

河村: 先進国から発展途上国まで行き、様々な問題を目の当たりにしました。日本も多くの問題を抱えていて同じだと思う一方で、いろんな目線から見る日本の課題を、海外に行って感じることができました。

上記で語っていただいた短期研修での経験を踏まえて、今回はどのようなインターンシップにしよう、どのようなことにチャレンジしようと思いましたか? 短期とは異なる気づきはありましたか?

河村: 短期ではわからなかったシアトルのリベラルなことについて、もっと知りたいと思いました。現地で様々な人から話を聞き、多様性を受け入れることが当たり前だと思っていることが分かったが、日本でも同じようになるのは難しいと感じました。

吉本: 今回は1ヶ月半程の渡航で、一般的な留学等に比べて短い方でした。その為、自分の専門を生かした活動は難しいと考え、今回は短期研修で感じた英語力の改善に加え、シアトルの文化を学ぶなど、幅広い経験が出来ればいいと考えました。短期研修と異なる点は、今回は個人でのインターンシップの為、自分で1から計画を作らなければいけなかったことと、1ヶ月半あったので、海外での生活に慣れてからより落ち着いた状態で海外の物事を見て考えられたのは大きな違いだと思います。

ここで本題、現地での仕事は…

インターンシップはどのようなことに取り組みましたか?

河村: 主にシアトルの高校で日本語クラスのアシスタントとして活動し、日本語を勉強している生徒の話し相手になったり、一緒にソーラン節を踊ったりしました。

吉本: 様々な活動をさせて頂きました。兵庫県ワシントン州事務所では主にサクラコンの準備、日本人補習学校では日本の海外子女を対象に授業をしたり、理科の実験などを行いました。それぞれの場所で各2週間ほどお世話になりました。他には日米協会でのボランティア活動、JALや川崎重工の海外事務所の方々との懇談、ワシントン大学での授業の見学等もさせて頂きました。

注)GLEPインターンシップは兵庫県立大学の海外事務所でもある兵庫県ワシントン州事務所に協力いただき実施しました。

現地での生活は…

アメリカで一番思い出に残っていることはなんですか? シアトルを一言で表すなら「多様性!」と伺いましたが、日本では体験できないようなことはありましたか?

河村: トランプ大統領の就任直後だったということもあり、人種差別についてシアトルの人も特に考えていた時期だと思います。夕方にSeattle central community collegeの前を通った時には、「BLACK LIVES MATTER」(訳:黒人の命も大切だ)と声を上げながらデモ行進をしているところに出会いました。

吉本: 思い出は沢山あります。インターンで通っていたオフィスのトイレに行った時、トイレの入り口に鍵がかかっていたときは驚きました。トイレは密室に近い空間なので、外部から勝手に人が入り犯罪などで使われることを防ぐためだそうです。その地区は、シアトル近郊の中でも治安が良い地域だったのでとても驚きました。

現地ではどのようなところに宿泊していましたか? 日本とは異なる生活風習などはありましたか?

河村: 3箇所のゲストハウスに2週間ずつ滞在しました。基本的に自由だったので風習で困ったことはなかったですが、自炊時に、知らない調味料や知らない食材で何度か失敗しました…

吉本: 現地では主にホームステイで滞在していました。靴を脱がない等の生活習慣はよく知られていますが、驚いたのは家の衛生環境です。良い悪いは別として、日本人が人を部屋に迎え入れる際には、もっと整理整頓された状態にしてから受け入れると思いました。

休日はどのように過ごしていましたか?

河村: 土日は休みだったので、シアトル市内の散策や、オレゴン州ポートランドまでバスを使って一泊旅行をしました。

吉本: 1ヶ月半しかないということもあり、私はなるべく観光をするようにしました。行った場所は、パイクプレイスマーケットやスペースニードルなどの主要観光地は大体行きました。野球のシーズンオフで私の好きな野球が観戦できなかったのが残念でした。

これからの自分

今回のインターンシップでの経験はこれからの人生でどのように生かされると思いますか?

河村: 最近、あるコミュニティに新しく入ったのですが、以前の自分よりも積極的に何かを掴みに行けるようになりました。シアトルから帰国後の気持ちの変化が出ているのかなと思いました。

吉本: 大学2年次の段階で、1ヶ月半の海外インターンシップを経験している日本人はそれほど多くないと思います。故に、海外での生活の仕方や日本人の扱われ方、外国人の考え方等を踏まえることによって、若い頃から様々な物事を考える際に海外のことも念頭に置くことができるのは、大きな利点の1つだと思います。

河村くん、吉本くん、インタビューに快く答えていただき、ありがとうございました!

お問い合わせ:

国際交流機構(GLEP担当)(大学本部 教育改革課)

TEL :
078-794-6652 / 078-794-6617
e-mail :
global@ofc.u-hyogo.ac.jp
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