平成29年12月6日
今回の国際交流だよりは夏休み特別号です。日本で、世界で頑張る県大生を紹介します。
No. | 期間 | 研修名 | 訪問国(受入) | 実施学部 | 参加人数 |
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1 | 8月~9月 | トビタテ留学JAPAN!第6期生(8月~9月)、第7期生(9月~) | インドネシア、米国 | 全学 | 2名 |
2 | 8月8日~8月18日 | オックスブリッジ英語サマーキャンプ2017 | 英国(5名受入れ) | 全学 | 89名 |
3 | 8月~約3週間 | 第3回ワシントン大学短期英語研修 | 米国 | 全学 | 6名 |
4 | 9月 | 第5回曁南大学短期中国語研修 | 中国 | 全学 | 3名 |
5 | 9月~約半年&約1年 | 曁南大学へ交換留学 | 中国 | 神戸商科キャンパスの各学部 | 2名 |
6 | 9月~約1年 | 蘇州大学へ交換留学 | 中国 | 全学 | 1名 |
7 | 9月から約1ヶ月~4ヶ月 | 兵庫アジア太平洋大学間ネットワーク(HUMAP)のインターンシップ | 中国 | 全学 | 2名 |
看護学部3回生の住元美穂さんは、トビタテ!留学JAPAN第6期生。
「この夏休みを利用して、2か月間、インドネシア大学の看護学部で学んできました。現地では、高齢者介助施設、保健所、救急病院といった数多くの施設でインターンシップも行い、日本とインドネシアの看護や医療の違いを体験しました。今回の経験を生かし、異文化間での看護や医療について更に深く考え、将来の実践に生かしていきたいです」
経済学部4回生のトランティディエン レイさんは、トビタテ!留学JAPAN第7期生。
「この9月から米・ワシントン州のエバーグリーン州立大学に1年の交換留学中です。授業は少人数制で、授業に来るゲストの方にみんなでインタビューしたり、自分で学ぶテーマを見つけて調べたりと自主性が重視され、クラスメートと話す機会も多く、とてもユニークです。日々学びを得る連続で、充実した日々を送っています。
<平等な教育機会>をテーマに、県大で学んだ経済の知識とエバーグリーン大学で学んでいる教育や社会学の学びを活かして、将来は誰でも平等に教育が受けられるための、お金のいらない教育支援プロジェクトを実践したいと考えており、たくさんの学びを得たいと思います」
毎年好評の英語サマーキャンプ!この夏も、オックスフォード大学とケンブリッジ大学の学生5名が神戸商科・姫路工学キャンパスに派遣され、英会話の授業を行いました。
業は、身体・頭を使ったゲーム、クイズ、ディスカッション、ディベート、アクティビティなどをふんだんに取り入れ、参加者の興味やレベルを考慮して組み合わせ、自然にディベート、プレゼンテーションなどができるよう工夫されていました。
「偏見・差別とステレオタイプ」など、比較的重いテーマでの意見交換があったり、「かっこいい」のイメージを絵で描き、各グループごとに意見を発表するワークもありました。留学生も交え、足が長い、髭がはえている、など、国によって違う価値観や多様性について学んでいきました。
ファッションショーや政党のエレクション、タワーをたてるアクティビティなど、グループワークの合同授業も、チームワークを要し、創造力をかきたてられる楽しいアクティビティでした。
木曜日の学外活動では、奈良や京都、大阪、倉敷などに足をのばし、また、放課後も、食事や街歩きに出かけ、更に英国学生との交流が深まる、楽しいひと時を過ごしました。
1セッション5日間と短い期間でしたが、広く深く多くの気付きを得、英国学生のみならず他学部・他学年の学生との交流も深め、そして英語に対する自信もつき、密度の濃い大きな収穫を得たキャンプでした。
今年から団体ではなく個人参加となり、プログラムやホームステイの申込み、エアチケットなどを自身で手配することから始まったこの研修。6名の県大生が参加し、アメリカ・シアトルで様々な体験をしてきました。詳細は国際交流だより第7号で!
『華僑の最高学府』と称される曁南大学(中国・広東省広州市)で、3名の県大生が中国語研修に参加しました。世界各国の華僑のみならず、パナマ・ペルー・カザフスタン・インド等、様々な国から集まった留学生と授業を受け、これぞグローバル! という環境で3週間、大いに学び、交流してきました!
経済学部2回生の小林卓大さんは、9月から1年間の予定で留学中。
「理学部から経済学部への転部、そして一年間の交換留学。希少かつ貴重な時間を過ごしています。曁南大学で所属している国際学院は全ての授業が英語で行われ、当初英語ができると錯覚していた私は自分の能力の低さに絶望。しかし3ヶ月が経とうとする今日ようやくスムーズに英語が聞き取れ、積極的に話すこともできるように。ルームメイトはブルネイ、ドイツ出身で毎日英語が飛び交っています。中国語も少しは相手の意図していることがわかりはじめました(笑)。現地の人の優しさに触れ、毎日24時間じゃ足りないくらい充実した生活を送っています!」
経営学部2回生の樋口由真さんは、9月から1年間の予定で留学中。
「初めての海外が今回の交換留学。蘇州に来た当初は誰の言うことも聞き取れず、不安でいっぱいでしたが、3カ月が経とうとする今、先生や他の国からの留学生ともコミュニケーションがとれるようになってきました。中国の人々は気さくで話す機会に恵まれており、会話から学ぶことがたくさんあります。日々使うために学び、すぐにアウトプットできる、そんな、授業や勉強が楽しいと思えるような環境で日々奮闘中です!」
経済学部3回生の趙倩さんは、夏休みを利用して9月から約1ヶ月、蘇州でインターンシップに参加。
「蘇州大学での短期留学と企業でのインターンシップを行うプログラムに参加しました。商学部で聴講した授業は、中国経済の視点から講義が進むため、県大の授業とは異なる視点から見る機会となりました。インターンシップ先は日系の物流会社で、営業、関税、ストック管理の部署を見学、ISO会議にも参加しました。中国人スタッフの柔軟な発想や変更事項に対する対応の速さには驚かされました!小学生の頃に来日して育ったので祖国での貴重な経験となりました」
経済学部4回生の松本有裕さんは、9月から4カ月の予定でインターンシップ中。
「9月から、曁南大学の華文学院という語学学校で様々な国から集まった留学生達とともに毎日中国語を学ぶかたわら、週に2回、曁南大学の日本語サークルの学生さん達に日本語を教えるインターンシップを行っています。
日本語サークルの学生さん達は中国人学生がメインで、日本のアニメ・文化に関心の強い人が多く、教室以外でも一緒に食事や街に繰り出すなど、人との交流の機会に恵まれています。私自身も中国語をもっと上達させて、より楽しくわかりやすく日本語を教えられるように頑張りたいと思います」