国際交流・留学

平成30年1月16日

平成29年度 国際交流だより第8号

中国・広州でグローバルな交流にハマってきました!

2017年夏、3名の県大生が9月1日~9月25日の約3週間、中国・曁南大学華文学院での語学研修に参加しました。
本研修は元々、中国語の話せる引率教員が同行してのグループ形式での派遣予定でしたが、最少催行人数に達しなかったため、個人単位での参加に切り替わっての送り出しとなりました。個人参加になっても行きます! と張り切って参加した学生さん達にお話を伺いました。

ドタバタで幕をあけた研修

英語圏だとなんとかなる気もしますが、中国語圏に引率無しで行くことに、言葉の面で不安はありませんでしたか?

橋本さん(環境人間学部3回生): 僕は祖父母が中国にいて、来るのを楽しみにしてくれていたし、迷いはありませんでした。

土井さん(環境人間学部2回生): 少し不安はありましたが、橋本君が中国語を話せるのが心強く、参加することにしました。

岡村さん(経済学部2回生)  : 空港に曁南大学のスタッフが出迎えに来てくれるし、滞在は学内の寮なので、なんとかなるさという気持ちで、指定された9月1日(金曜日)に3人で広州に行きました。

出迎えあり、学内寮なら安心ですね

一同: えぇ、まぁ・・・(一同、口ごもる)

というと??

橋本さん: 両替ひとつするのにも、寮の住所や部屋番号がわからなくてできなかったり、現地で行き違いがあって(予約していたはずの)寮は満室になったと言われて青ざめたり。急きょ別フロアの部屋を確保してもらえたのは幸いでしたが、手続きでいろいろなところをまわる週末でした(苦笑)

ドタバタだったんですね

一同: はい!

最初の週末を乗り切り、いよいよ授業開始。授業はいかがでしたか?

橋本さん: 初級クラスだけでもA(上)~E(下)の5つのレベルに分かれていて、僕は初級Aでした。

岡村さん: 私と土井君は初級Eです。(県大で)中国語を履修していましたが、週末の数々のトラブルに言葉の面で対応できなくて撃沈。イチから出直そうと志願して初級Eに(笑)

土井さん: 一クラスに先生が3人いて、それぞれ違う授業で教えてくれます。週末のドタバタでは心が折れそうになりましたが(笑)、クラスの先生達はとても親切で優しかったです。

先生の中国語が聞きとれない場合は、どうやって会話が成り立つんですか?

岡村さん: 初級クラスの先生は英語も話せるんです。英語で助け舟を出してくれることも。習った中国語を交えながら、少しずつ英語の比率が減っていく感じです。中国語と英語、両方を使える環境で一石二鳥でした!

頭がフル回転ですね! 県大で受ける中国語の授業との違いはありましたか?

土井さん: 発音練習の宿題がウイチャット(中国版LINE)で出されるんです。先生と生徒達がウイチャットでつながるので、ボイスメッセージで課題の単語を送信し、先生から、「很好!(よろしい)」「非常好!(とてもよろしい)」というふうに講評の返信がかえってきます。


  • 授業は英語も交えて

  • 「非常好!」が返ってくると嬉しい!
ユニークな宿題ですね! クラスメートはどんな人達でしたか?

土井さん&岡村さん: クラスにはパナマ、ペルー、タイ、カンボジア、ベトナム、インドネシアなどからの留学生がいました。日本人は県大生だけ。パナマ人が多くて驚きました。

橋本さん: 僕のクラスにはタイ、インドネシア、インド、カザフスタンなど12か国からの27名ほどの仲間がいました。クラスメートは先生が質問する前から(笑)ドンドン発言していて、彼らの積極さに驚かされましたね。


  • 橋本さんとクラスメート

  • 土井さん・岡村さんとクラスメート

夏の広州は半端なく暑かった! 人々との交流も熱かった!

華文学院のキャンパスはいかがでしたか?

岡村さん: 9月は中国では日本の4月に相当する新学期です。キャンパスは新入生を含め、人人人で溢れ、活気に満ちていました。短期語学研修というと、現地の授業が休みの時期に開講されるイメージがありますが、私達は半年単位の長期クラスに、冒頭3週間参加した形です。

土井さん: なので「なんで帰っちゃうの?」と口ぐちに尋ねられ、みんなとだんだん仲良くなる中、帰国日が近づくのは名残惜しかったです。でも世界のいろいろな国の人と友達になれました

橋本さん: 華文学院は日本人が少なくて、僕達県大生以外の日本人は4人しか見かけませんでした。広州の大学の中でも華文学院は日本人比率が少なくて有名だそうです。おすすめの環境ですよ。

土井さん: キャンパスには、バスケコートや運動場、プール、ジムなどスポーツする環境がたくさんあって、クラスメートと一緒に泳ぎに行ったりしました。


  • キャンパス内のプール。真ん中が土井さん

  • 夜もイベントで活気溢れるキャンパス

  • 寮は二人一部屋。ラブリーな天蓋つき

  • 寮はキャンパスの中にある

観光地めぐりはさほどしなかった。友達と過ごす時間が楽しくて!

授業の無い午後からは、いかがお過ごしでしたか?

土井さん: 華文学院には僕達のような中国語を母国語としない人達が学ぶコース以外に、中国人学生が学ぶ学部もあって、『日語社』(日本語サークル)の学生さん達とも仲良くなりました。

橋本さん: サークルの名称からして、日本語を熱心に勉強している人達なのかな? と思いきや、ほとんどのメンバーは日本語がカタコトしか話せなくて(笑)。主に日本のアニメや漫画、文化が好きな人達でした。

岡村さん: そう、中国では日本のサブカルチャーに興味を持ってくれる人達が思いのほか多かったです。興味の共通項があると、言葉が流暢じゃなくても盛り上がりますよ!


  • "日語社"(日本語サークル)のイベント

  • 週末に"日語社"の仲間と山登り
観光地めぐりは?

土井さん: クラスメートと過ごす時間がとにかく楽しかったので、観光地めぐりはたくさんはしませんでした。近場でも、キャンパス内でも、友だちと過ごす時間が十分楽しかったんです。夏場だったこともあってか、夜も賑やかで、ボーリングやスケート等キャンパス内外で実によく遊びました。

クラスメート達との親睦は最高!

土井さん、橋本さん: 岡村さんは一人でバスに乗ってあちこちでかけていましたね

どこへお出かけしてたんですか?

岡村さん: ショッピングモールや本屋、カフェなどへ。お客さんのそこでの過ごし方や陳列の仕方など、日中の違いを発見するのも興味深かったですよ。


  • 漢字の意味の想像をめぐらすのも楽しい

  • 旧居留地エリア

百聞は一見に如かず 自分で見て、聴いて、肌で感じた中国

想像していたのと違ったこと、驚いたことはありましたか?

土井さん: 中国というと、メディアで報道される反日感情などのイメージが強くて、正直、『怖い、汚い』というマイナスイメージがあるかもしれませんが、実際、広州で過ごしてみて、日本人だからといって怖い目や不愉快な目に遭うことは無く、皆、親切にしてくれました。メディアを通して無意識に形成しがちなイメージに左右されないことが大事だと思いました。“ぶっきらぼうな応対”も確かにありましたが(笑)、それは日本人だからではなかったことは確か。

橋本さん: キャンパスの中では、中国人学生の新入生を対象にした新入生訓練の光景を見かけました。新入生達が迷彩服を着て行進の練習などしていて驚きました。街中では、日本だとまず無いだろうな、と思ったのが、よく買い物に行っていたスーパーの2階に別のスーパーがあって、2階のほうが圧倒的に安かったことに、帰国間近にやっと気づきました(笑)。自分たちの『当たり前』も、所変わればそうとは限らないことに気づかされました。


  • グラウンドで見かけた新入生訓練

岡村さん: 生活の中でのIT化が進んでいる印象を受けました。外食やコンビニでの支払いに、現地の人たちはスマホで支払ってました。ウイチャット(中国版LINE)Payという機能を使っていて、屋台でもスマホ決済でした。現地の中国人学生と食事をする時も、現地の学生達はスマホで割り勘決済をしているかたわらで、私達は財布からお金を取り出して(笑)

個人での参加で得たものは現場力! 出会った縁を大切にできました

お話を伺っていると、引率の先生がいなくて最初の手続きなどで苦労されたようですが、結構楽しく過ごされたようですね!

一同: はい。最初の数日は本当に大変でしたけど(笑)

土井さん: 引率の先生と団体で行けると思っていたので、個人参加に切り替わると決まった時、少し不安でした。けれど、クラスメート達と午後からいろいろと交流して仲良くなれたので、結果的には自由時間を自分で采配できる環境でよかったです。

岡村さん: 引率の先生がいなくて頼れない分、自分達で頼りにする人を探すことから始まり、結果的に交流の輪が広がっていったような気もします。日本語サークルの人達との出会いも、長期留学生に助けを求めて話しかけている時に、その留学生の知り合いが偶然その場を通りがかった縁でつながれましたし。


  • 人との"縁"は、自ら、たぐりよせる!

すぐに成果が得られなくてもいい。全ての体験は財産に。興味があれば行ってみよう!

皆さん研修に行ってよかったという感想で一致。頼もしい! 最後に一言ずつコメントをお願いします。

土井さん: 3週間だけだと語学が上達しないんじゃないか、という考え方もあると思います。けど短い期間でも現地でたくさんの人と交流し、文化にも触れられたことは、かけがえのない体験でした。興味があれば飛び込んでみることをおすすめします。

岡村さん: 今回の短期研修で、第二外国語で学んだ中国語を現地で試すことができて、自信に繋がりました。私は3月から蘇州大学へ1年間の交換留学に行きます。語学はもちろんのこと、曁南大学がある華南地方とはまた違った中国を肌でじっくりと感じてきたいと思います。

橋本さん: 行く前は、住む場所があまり綺麗じゃなかったら、食べ物が合わなかったら、、などいろいろ不安もありましたが、実際に行ってみると寮は綺麗だし、日本にあるようなチェーン店もあり、食べ物も全然大丈夫でした。出会った人々も親切で、本当に楽しい経験になりました。興味がある人は、心配せずに気軽に参加してみてください。

みなさん、素敵なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました。

そのほか、現地での生活環境等も聞かせて頂きました。

お問い合わせ:

国際交流機構(大学本部 教育改革課内)

TEL :
078-794-6683
e-mail :
kokusai@ofc.u-hyogo.ac.jp
   
ページ先頭へ戻る