平成30年6月15日
兵庫県立大学(大学院会計研究科、大学院経営研究科、経営学部及び政策科学研究所)と天津外国語大学(求索栄誉学院、国際商学院国際会計学科及び日本語学院ビジネス日本語学科)は2014年に部局間の学術交流協定を締結しました。 以来、2015年度より協定校特別推薦入試を設けて、両大学の協力のもと人材育成に励んできました。また2015年から2017年まで3年連続で本学教員と学生が天津外国語大学を訪問しています。
(訪問に関する報告に関しては最後にホームページのリンクがあります。)
このような実績が認められ、2017年12月に大学間の学術協定が改めて締結されました。この度、教員交流及び学術交流を一層促進するため、初めて天津外国語大学より訪問団を招聘しました。
6月12日(火)の9:45~、訪問団より楊学院長と鄭講師が本学 太田学長を表敬訪問し、大学間の国際交流に関する意見交換を行いました。
本学からは、太田 学長、伊藤 副理事長、髙坂 副学長、戸田 事務局長、加納 経営学部長、林 会計研究科長、山口 経営研究科長、當間 政策科学研究所長、瓦田 会計研究科教授、都築 准教授等が迎えました。
同日2限目(10:40-12:10)経済発展論の萩原弘子教授の授業にて、天津外国語大学の楊学院長を迎えて「China’s Outward FDI: Current situation & Characteristics」の特別講義が開催されました(教育棟Ⅲ 216教室)。
近年、中国は対外直接投資を拡大しつつあり、中国の経済発展と対外直接投資の関係について、Dunning & Narula IDP 5段階モデルを応用して、中国の対外直接投資の投資先、産業、投資主体、目的などについて分析し、課題とともに今後の展望についての英語で講義がされました。
講義には100名超の学生が参加し、教室は学生の熱気であふれていました。授業後には英語でのレポートの提出という課題が出たこともあり、英語での授業に必死に耳を傾けている様子が伝わってきました。
楊学院長の講義終了後は、鄭講師より、日本語で天津外国語大学求索栄誉学院の説明がありました。
鄭講師は流暢な日本語で様々な写真を交えながら天津市及び天津外国語大学について紹介しました。
天津市は神戸市の姉妹都市であり、人口は神戸市の10倍の1500万人ですが、面積は神戸市の21倍の広さがあるとのこと。また、神戸市と同じく港湾都市でもあり、風光明媚な土地柄である様子が伝わってきました。
本学学生にとって天津市ならびに天津外国語大学、求索栄誉学院を身近に感じることができる内容でした。
天津外国語大学求索栄誉学院から本学への留学生7名と歓談しながら昼食をとりました。 本学・髙坂副学長も参加し、短いながらも笑顔あふれる和やかなひとときとなりました。
17:00~18:00 ビオールにて本学の学生と天津外国語大学からの留学生総勢約20名が集まり、楊学院長とともに交流を楽しみました。
訪問団よりお土産として中国の書聖として名高い王羲之(おうぎし)の蘭亭序の複製と天津名産である「泥人張」という馬の置物をいただきました。
日本でも王羲之について高校時代に学習しているそうですが、不勉強な交流員のために、とある先生より教えていただきました。「王羲之は酔っぱらって書いたにもかかわらず、この詩の中にある❝之❞の字がその詩の雰囲気にあわせてすべて書き方を変えている」とのことです!
あらためてよく見ると、本当に20ある之の字がすべて異なった書き方でした。お土産は国際交流サロン(神戸商科キャンパス研究棟Ⅱ206演習室)に置かせていただいています。とても興味深いのでぜひ、国際交流サロンに見に行ってみてください。