国際交流・留学

平成31年1月16日

平成30年度 国際交流だより第21号

エバーグリーン州立大学・交換留学(2017~2018)体験談

県立大学では、様々な海外体験を得ることで、視野が広がり、自己の更なる可能性を見出し、ステップアップを図っていく先輩方がたくさんいます。

今回は、エバーグリーン州立大学で、そんな実り多い機会を掴んだ先輩(田邉優都紀さん)を以下に紹介します。自由に自身の体験について記述していただきました。あとに続く後輩の皆さんは、熱いエールを感じ取ってください。

1.留学期間
2017年9月中旬から2018年7月中旬まで
2.授業内容
クォーター制で、秋学期・冬学期・春学期の授業を受けました。

●秋学期(9月~12月)

・Startups and Entrepreneurship(隔週・金・土・日:9am-5pm)

⇒ ビジネス、特に起業するにあたっての基本的知識を身につける授業を受講しました。商品企画、プレゼンテーション、エレベーターピッチ、自営業の方へのインタビュー等を行いました。また、自主的にシアトルにあるThe Hyogo Business Culture Centerでインターンシップも行いました。

・Spanish- First year 1(火・木:6pm-8pm)

⇒ 基礎のスペイン語、スペインの文化について学び、最後の授業ではスペイン料理の持ち寄りパーティーを行いました。

・Practice of Writing(水:5pm-9pm)

⇒文構成、エッセイの書き方、物語の書き方、テクニックの利用などを学び、今後の大学生活に非常に役立つ授業でした。

●冬学期(1月~4月)

・Seeds of Change: Food, Culture and Work(火:9am-3pm、木・金:9am-4pm)

⇒ ネイティブアメリカンや移民の人権、人種問題、食の問題、政治について学びました。週に1回のフィールドワークや、フードバンクでのボランティア活動も行いました。

⇒ ラテン系移民の人権を求めるイベントに参加し、自身をアジア人として強く意識するきっかけになりました。授業内容もアメリカ人が驚くほどの濃さで、エバーグリーン州立大学の中で一番印象に残る授業でした。

・Afro Brazilian Dance(土:9am-11am)

⇒ サンバなど伝統的なダンスを学ぶクラスです。リフレッシュするために参加していました!

●春学期(4月~6月)

・Images of Japan: Arts, Literature, and Cinema(月:10am-3pm、水:10am-1pm、木:10am-3pm)

⇒ 日本の文化を芸術や文学、映画から学ぶクラスです。

⇒ 授業では書道の先生をしたり、最終プレゼンテーションでは着物の紹介をしました。日本の文化を多角的に捉えた意見交換はとても面白かったです。
3.ステイ先
エバーグリーン州立大学は日本人が少なく、私が知っているだけで4名ほどしかいませんでした。
私は6人のアメリカ人の女の子たちと学生寮で過ごしました。お風呂やキッチンなどは共有で、個別の部屋があります。
男女共同の寮もあったようで、誕生日やイベントごとにパーティーをしていました!勉強が更に大変な上に、洗濯や家事から買い物まで全て自分でしなければいけないので、親のありがたさを改めて実感するとともに、人間としても成長できたと思います。
ルームメイトと一緒に
ルームメイト
 現地のレストランで
現地のレストランにて
応募したきっかけ

私は小さい頃から海外旅行が大好きで、今までに10ヶ国を旅しました。

周りにも海外の大学を卒業した友達や親戚、外国人の友達が多く、中学生の頃から漠然と海外に留学したいと考えていました。 高校生になりどうしても留学に行きたいと思い、留学エージェントに片っ端から問い合わせ、資料をスーパーのカゴ2つ分ほど集めて調べたことを今でも覚えています。

その後、高校2年生でオーストラリアへの短期留学を経験しましたが、語学学校で担当されたアメリカ人の先生から、アメリカへの大学進学を勧められました。海外の大学進学はできなかったものの、大学2年生の時ゼミのブレズナハン先生に「是非とも、行っておいで。」と背中を押してもらい、エバーグリーン州立大学の交換留学を応募するに至りました。
心がけていたこと、得たもの

●自ら色々なことに挑戦すること

アメリカの大学での生活は思い描いていたものとはまるで違い、精神的に辛かったです。

今でこそ笑ってお話しできますが、授業で出される宿題のレベルや内容についていけず、部屋にこもって泣いた時もありました。

そのような時はルームメイトに質問してみたり、先生に会いに行って相談したりしました。私は聞くことも「挑戦」であると思っていました。

なぜなら日本では「知らないことがあると恥ずかしいから質問はしない。」そんな風潮があるように思うからです。アメリカの学生は授業中に、自分が分からなかったら先生の話を遮ってでも質問をします。

「分からない」ということは決して恥ずかしいことではありません。私ももっと意欲的に学びたいと思いました。

授業外でも日本語のアシスタントティーチャーをしたり、他大学の日本の文化の日にスタッフとして参加したり、時間がある時は必ずどこかに足を運び何かをしていました。

学生のうちに、1年であっても海外で暮らせることは大変貴重な経験であり、限られた時間を有効に使えるかどうかは自分次第です!

時間があれば旅行もお勧めです。私は滞在中にボストン、フロリダに行きました。

ボストンではボストンキャリアフォーラムに参加しましたが、全世界から集まる優秀な学生たちを見ると自分がちっぽけに感じ、もっともっとスキルアップしたいと思うようになりました。フロリダでは、ディズニーランドで年越しをしました!これは一生物の思い出です。

とはいうものの、フロリダは公共交通機関が発達しておらず、とても不便な場所でもありました。また、南米に近い場所でもあり、スペイン語を第一言語とする人が多く、驚いたのを覚えています。実際に現地に行ってみるからこそ発見できることもたくさんありました!
 兵庫県事務所でのインターンシップはばタンといっしょに
兵庫県事務所でのインターンシップおよびお手伝い
年齢を問わず人と接する力

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの大学では年齢は関係なく学ぶ機会があります。ある日、私は食堂へ行く途中、ひとりの高齢の男性に話しかけられました。

私はその方の外見から教授だろうと思っていましたが、話を聞いていると「私は仕事を退職してやっと落ち着いたんだ。でもまだ学び足りないと思ったから、学校に入り直してまた勉強することに決めたんだ。」とおっしゃっていました。そういう意味でアメリカの大学は全ての人に寛容的であり、教育制度も整っていていいなと思います。ある授業では最年少が18歳で最年長が63歳の方でした。授業に入ると年齢は関係なくディスカッションが行われます。年上の方に対しても時には反論しなくてはなりません。

日本人の感覚でアメリカへ行くと周りに圧倒されてしまい、発言の機会をどんどん無くしてしまいます。それを回避するために、いつ意見を求められてもいいよう英語や日本語を問わずニュースや本から知識を蓄えようと努力しました。これは、帰国後も特に就活の面で大変役立っていると思います。

日本には沈黙という文化があり、時には決断しなければならないことを有耶無耶にしてしまうこともあります。アイデアをどんどん出し、上司や部下を問わずアドバイスができる人材は企業も必ず欲しがってくれるはずです。

異文化体験

日本では見知らぬ人には話しかけないと思いますが、アメリカの人たちはとてもフレンドリーです!スーパーの店員さんがレジを打ちながら話しかけてきたり、バスやウーバーの運転手さんとも雑談をしたり、どこでも話しかけられる場面は多いです。

一番多かったのは、少しでもおしゃれな服を着ていると、何十人もの人に「You look so nice!」と、すれ違い際に声をかけられたことです!アメリカ人はシンプルな服装をしている人が多いので、少しおしゃれな服を持っていくと人気者になるかもしれません!

アメリカに留学したことがある人は「あるある!」と感じるかもしれませんが、ブリトーやタコスなどのメキシコ料理が好きになると思います!

後輩へのアドバイス

今私の体験記を読んでいる、そこの君!そう、君!

「興味があるから見てみよう。」「アメリカの大学で勉強してみたい。」「英語力に自身がないけど…」「迷うけど、どうしよう。」なんて思っているのであれば、今すぐに応募してください。きっかけはなんでもいいと思います。行動を起こさない限り、チャンスはつかめません。時間がある学生のうちにどんどん挑戦してみてください。

私は小学校3年生から英語を勉強し始めましたが、全く意味が分からず大嫌いと言ってもいいほど苦労していた科目です。なぜなら、プリントにずっと向かい合う勉強法だったからです。そんな私が始めたのは字幕ありで洋画やドラマを見ること、CNNのニュースリスニングを聞くことでした。

ネイティブの発音や、スラング、すぐに使える英語が詰まっているので非常にオススメです。私自身もまだまだ英語の勉強を続けている身分ですが、一番伸びた方法だと思います!そして学んだことをすぐにアウトプットしてみて下さい。私が実践していることですが、観光客に自分から声をかけて道案内をしてみて下さい。そうすれば「英語を話せるようになったかも!」という自信に繋がります。

最後になりますが、私の留学体験記を読んでくださりありがとうございました。

ここに書ききれないお話しもたくさんありますので、留学のことなど聞きたいことがありましたらぜひ国際交流サロンにお越しください!お待ちしております!
 兵庫県事務所でのインターンシップはばタンといっしょに
卒業式にて

お問い合わせ:

国際交流機構(大学本部 教育改革課)

TEL: 078-794-6683
e-mail: kokusai@ofc.u-hyogo.ac.jp
   
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