国際交流・留学

平成22年10月12日

国際交流だより 平成22年度第8号

毎年恒例! 留学生研修旅行で北播磨にいきました!

去る9月28日、毎年秋に実施している留学生研修旅行が行われました。これは留学生に兵庫県について様々な側面から知り、体験し、学んでもらうという目的で毎年開催されています。今年の訪問地は「北播磨」。合計22名の学生が参加し交流を深めましたので、その様子を報告いたします。

天気予報では降水確率50%。前日の夕方から降りだした大雨で一体どうなることやら・・・と危ぶまれた旅行でしたが当日の朝にはカラッとあがり快晴となりました。

【本部職員が作ってくれたてるてる坊主と、当日の車中の様子】

朝8時、神戸駅を出発し、姫路を経由して北播磨・多可町へ!

この旅のもう一つの目的は「キャンパスを越えた学生の交流」。県立大学は神戸、学園都市、姫路、淡路、上郡・・・とキャンパスが分かれているため普段会えない学生同士、交流を深めてもらいたいとゲーム形式の自己紹介をしながら向かいました。

まずはクジで当たった人が自己紹介をした後、他の人が出題した質問に答えていきました。
「貴方のすきなタレントは誰ですか?」の質問には 「“嵐”です」と答える人がいたり
「貴方の好きなタレントのモノマネをしてください」という厳しい出題に柳原加奈子さんのモノマネで応戦する女子も!(素晴らしい!)

なごやかな雰囲気のなか、最初に訪問したのが「ハーモニーパーク」 北播磨の最高峰「千ヶ峰」の麓にある15haにも及ぶ広大な農林業公園です。

こちらでは、りんごやなし、栗などの味覚狩りが体験でき、今回はりんご狩りを楽しみました。園内では食べ放題なので、みんな一生懸命もぎとっては食べていきます。大きな実のものと、小さいものがあってなぜか中国からの留学生は「小さいほうが甘くておいしい」といい、他の学生は「大きいほうが甘くておいしい」と、二分する結果に。国柄によって感じ方が違うのが面白いですよね。

この農園では農薬は使っているものの、実にかからないように2重に袋をして栽培しているのでそのまま食べても大丈夫だとのこと。どの学生もくだもの狩りは初めてだったようで、もぎたてをガブリといただきました。

各自持参したお弁当でランチタイムの後、バレーボールやおしゃべりなど つかのまの交流タイムを楽しみました。

ランチ後は次の訪問場所「はりこ工房 葉紙屋(はしや)」さんへ。 こちらでは杉原紙を使った伝統工芸品のはりこや、昔のからくりおもちゃを制作販売されています。

【ご主人の話に興味津々な学生達】

ちなみにみなさん、この下の写真の右端のはりこは、 ある動物がモチーフになっています。なんだと思いますか?

        【これ↑】

「これは、ネコですね!」と留学生がいうと
「いいえ、それはイヌです」と大中さん。
え? イヌですか?  とその場にいた全員がびっくり!
「どうみてもネコの顔なのに・・・」と納得のいかない学生に
「これは安産祈願を意味しているんですよ。犬は出産のときに何匹も産むでしょう? だから犬のように安産でありますようにっていう意味です。はりこの中では定番のモチーフなんですよ」とのこと。
なるほど! そんな意味があったんですね! と感心しながらも
「やっぱりネコな顔だからあれはネコだ」とつぶやいていたのが面白かったです。

さて、最終目的地は「杉原紙研究所」です。
この多可町の北部・杉原谷で7世紀後半につくられはじめた「杉原紙」の伝統を継承していくための施設です。この杉原紙、一時期は質、生産量からみても日本一の紙といわれたこともあり、鎌倉時代には幕府の公用紙として使われたこともあるほど。全盛期の江戸時代には、300軒余りの製紙業者が杉原谷にあったといわれています。ただ、明治時代に産業転換が進み機械漉きの技術が普及したことにより杉原紙の紙漉きは途絶えてしまいました。
この施設では、伝統ある杉原紙の紙漉きを伝承するべく、紙漉き体験もできるようになっています。

もちろん、私たちも挑戦です! 漉舟で原料をすくいだし、 着色していきます。

紅葉をいれたり、ハート型につくったり・・・ みんな思い思いの作品が出来上がりました。

紙漉き体験終了後、工房前にある青玉神社を散策。こちらには樹齢600~1000年といわれる巨木がそびえたつ趣のある神社です。静寂な雰囲気がとても気に入った学生も。

「自然に触れられてよかった」「日本の空はとても広くてきれい」 山々や、小川、田んぼがつづく風景がよかったという声が多く自然も伝統工芸も触れることができたー日だと感じました。来年は留学生も日本人学生もさらに混じってさらに交流できる機会になればと思っています。

【参加者の作品達。カラフルで個性的です】

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