大学概要

University Report

平成28年6月6日

熊本地震 学生ボランティア第2陣(平成28年5月20日~5月23日)の活動

派遣概要

派遣期間:平成28年5月20日(金曜日)~ 5月23日(月曜日)
派遣地 :熊本県西原村
参加学生:経済学部学生1名、経営学部学生1名、工学部学生1名、環境人間学部学生1名、
     看護学部学生2名の計6名
随行教員:馬場美智子准教授、青田良介准教授の計2名
参加者 :総勢8名
   

派遣・活動状況

5月20日
  • 午後7時50分
  • 神戸六甲港をフェリーにて出発
5月21日
  • 午前7時20分
  • 西大分港着、一般道経由で西原村へ
  • 午後12時
  • 熊本県西原村到着
  • 午後1時30分
  • 農業ボランティア実施(ニンニクの収穫、~午後5時)

片付け作業をする学生

  • 午後5時30分
  • 避難所訪問
  • 午後6時
  • ボランティアセンターで被害や被災者の状況についてレクチャー

片付け作業をする学生

  • 午後7時
  • 宿泊先(熊本県菊池市)へ移動
  • 午後10時
  • 農業ボランティアについてレクチャー
5月23日
  • 午前7時30分
  • 宿泊先出発
  • 午前9時
  • 農業ボランティア実施(サツマイモの苗の植付等、~午後12時)

片付け作業をする学生

  • 午後12時30分
  • 親子カフェについてレクチャー
  • 午後1時
  • 被災住宅視察

足湯の様子
子供に話しかける学生たち

  • 午後2時30分
  • 西原村発(大分に移動)
  • 午後7時
  • 西大分港発(フェリー内でミーティング)
5月23日
  • 午前6時35分
  • 神戸六甲港着  現地解散
■農業ボランティア
  • 被災者に農業従事者が多く、家族や働き手が離散し、春の収穫や植付等が遅れる中で、強い要望を受けて、常駐するボランティアが5月自主的に活動を開始した。サツマイモ、ニンジン等の農業が盛んで、農業再生、仕事の確保という点から復興に寄与すると期待される。
  • 近隣地域の主婦をはじめとする農業従事者や農業愛好家の参加が多い。5月6日から開始し、現時点でボランティアは延べ500人。利用した農家は約40軒で増加中。リピーターも多く農家との信頼関係が生まれつつある。

■親子カフェ
  • ボランティアセンターの2階でNPOが運営しているもの。避難者が日中自宅を整理する際に子どもを預けることが多い。

学生からの意見等

■参加動機、ボランティア経験
  • 東北は何回かいった。熊本で大学生として何ができるかこの眼で見たかった。
  • 地震の揺れでどうなるのかを知りたかった。見ると聞くとでは大違いだった。
  • ボランティアは初体験。人に役立つことをやってみようと思った。

■農業ボランティアについて
  • 農家の人に作業の遅れを取り戻せた、役に立ったと言われ嬉しかった。どこまで役に立ったかわからないが、気持ちは伝わったと思う。
  • (サツマイモの)秋の収穫にはボランティアとして訪れたい。
  • 農業も大事であるが、壊れた家の片付けボランティアをやってみたかった。
  • 農家の人から困っている話を聞いて、なぜ農ボラが必要かが腑に落ちた。

■被災者と話してみて感じたこと
  • 炊き出しがない。弁当ばかりで高齢者は健康に支障ないか心配だ。
  • ニーズを知るためには、じっくりと耳を傾けることが重要だ。
  • 学生だからこそできることを追求していきたい。(例:高齢者の話を聞く、子どもの遊び相手になる)
  • 東北の被災者とは状況の違うのがわかった。
  • 生活再建が遅れていると思った。
  • ボランティアに来ているのに、被災者の方のもてなしが厚かった。(ジュースやお菓子を用意してくれた)

■今後の抱負等(この経験をどうつなげたいか)
  • 地震は怖いと心の底から思った。被災者は今後どう生活していくのか気になった。
  • 阪神・淡路大震災の被災地から来たということで、話が入りやすかった。反面、阪神・淡路の勉強をしておかないといけないと思った。
  • ボランティアの役割を知らない被災者も多い(家の片付け、農業補助等)。被災者に情報を伝える必要性を感じた。
  • 見て気持ちが動かされた。我が事として考えるのが大事。今回見たことを他の学生に伝えたい。
  • 他大学の学生もボランティアに来ており、もっと交流があってもいいと思った。
  • 出発前に研修のようなものがあれば、なおさら良い。
  • 熊本支援ボランティアを継続してほしい。大学として、ボランティアに参加できる支援、体制、雰囲気等を考えてほしい。

まとめ(教員)

  • ボランティア経験の差こそあれ、どの学生も問題意識を持ち、積極的に話しかける、聴いたことをメモにする、質問を投げかけるなどしていたのが印象的であった。
  • 西原村では、ボランティアした農家はもとより、ボラセン関係者、被災者等みな親切で、入りやすい雰囲気であった。
  • 人数的に少数であったため、参加メンバー間の話が弾みやすかった。最後のミーティングは3時間近くになり、宿舎で夜中まで話込んでいる者もいた。
  • 現地での時間をもう少し確保できればと感じた。
  • 現地との信頼関係を作る上でも、継続が大事である。参加リピーターを増やすことにより、新規参加者へのガイダンスなどを、学生主催で行うことが考えられる。
 

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