平成29年2月22日
平成29年2月16日(木曜日)、第16回 “知の創造”シリーズフォーラムを、神戸市中央区の神戸朝日ホールにおいて開催しました。
第16回目を迎える今回は、平成29年4月の減災復興政策研究科の開設を記念して、「過去の災害に学んで、未来の災害に備える」をテーマに、新研究科へ着任予定である教員による講演会を行いました。
清原正義理事長兼学長の挨拶の後、記念講演に移り、第1部では、兵庫教育大学大学院の冨永良喜教授から「心のケアと防災教育」と題して、東日本大震災や熊本地震での実践から、心のサポートを取り入れた避難訓練や防災教育のありかたについて、お話をいただきました。
また、第2部では、本学防災教育研究センターの室﨑益輝センター長から「地域創造と生活再建」と題して、災害は社会の抱える矛盾を、時間を先取りする形で顕在化させることから、少子高齢化や人口の一極集中化の矛盾に対する解決策を見出していく中での、地域創造と生活再建のありかたについて、講演をいただきました。
講演後の質疑応答では、高校生の参加者から、今後、新しい社会づくりへチャレンジするうえで必要なことについてご質問をいただくなど、短い時間でしたが、講演者と参加者の間で積極的な意見交換が行われました。
フォーラム当日は天候に恵まれ、若干寒さも緩む中、180名を超える大勢の方々にフォーラムへご参加いただき、盛会のうちに終えることができました。
また、平成29年4月、これからの減災復興政策を担うリーダーを養成するため、HAT神戸の人と防災未来センター内に開設する減災復興政策研究科について、ご興味のある方は、是非本学Webサイトをご覧ください。