大学概要

University Report

平成29年2月24日

エリザベス女王工学賞受賞決定 寺西 信一特任教授の記者会見

イメージセンサの開発により、スマートフォンやカメラ等のセンサの性能を飛躍的に向上させる功績が認められ、高度産業科学技術研究所 寺西信一特任教授が日本人として初となるエリザベス女王工学賞を受賞することになりました。

受賞の決定を受けて、2月13日、清原正義理事長兼学長、太田勲理事兼副学長の同席のもと、寺西信一特任教授が今回の受賞の経緯や現在の研究内容等について、記者会見を行いました。


左から:太田理事兼副学長、寺西特任教授、清原理事長兼学長
寺西特任教授からのコメント

今回の受賞は、エンジニアとして本当に嬉しく、世の中の重要な技術、必要な技術がたくさんある中から選んでいただき幸運でした。この研究テーマに出合えたこと、家族のサポートや励ましにより研究を続けられていることにとても感謝しています。

“生涯、エンジニア”として研究する心意気の表れとして、学生達には「先生」ではなく、「さん」付けで呼ぶようにお願いしています。
個人がスマートフォンを持ち、放送局になる時代が来るとは思いもしませんでした。ソーシャルメディアは社会を変革できます。イメージセンサやカメラが使い易くなり、予想もしなかった新たな使い道があることに気付いた時にはとても感動します。
今回の受賞を機に技術者の地位が向上するとともに、技術者を目指す子どもたちが減少している中、子どもたちには技術者のかっこよさを感じていただければと思います。

100万ポンド(約1.4億円)の賞金については、共同受賞者と4等分します。特別なボーナスですので、有益な使い道をこれから考えます。
現在、膜タンパク質の構造解析をするX線イメージセンサ等の共同開発に取り組んでいます。これにより、創薬の開発につなげたいです。

学長 記者会見冒頭の挨拶

高度産業科学技術研究所には中型放射光施設のニュースバル、播磨科学公園都市にはSPring-8やSACLAなど世界最大級の放射光施設がある環境の中、寺西さんにご活躍頂き、世界的に名誉ある賞を受賞されたことに心からお祝いを申し上げます。我々も大変誇りに思っています。
今回の受賞により、本学の研究者、学生達にとても大きな希望や夢を与えて頂きました。さらには、エンジニアを目指す子どもたちにも非常に大きな夢と刺激を頂きましたことを感謝しております。今後、寺西さんの研究成果がますます発展するよう、本学としても最大限のバックアップを行いたいと考えております。
最後になりましたが、寺西さんの今後のご研究のますますの発展に心から感謝と期待を申し上げます。

エリザベス女王工学賞
イギリスが工学分野でのノーベル賞を目指して2013年に創設され、2年に1度の割合で画期的な技術革新によって世界に恩恵をもたらした技術者を表彰しています。

受賞理由
寺西特任教授らはデジタルカメラに使用されているCCDイメージセンサおよびCMOSイメージセンサの開発に携わり、デジタル映像の画質の大幅な向上に貢献しました。その結果、デジタルカメラやスマートフォンだけではなく、医療現場でのデジタル映像の活用につながったことが評価されました。

(経営戦略課 鷹尾 洋紀)

ピックアップコンテンツ

ページ先頭へ戻る