理事長からのメッセージ Message from president

~知の拠点として地域と世界をリード~

井戸理事長

このたび、兵庫県立大学の理事長に就任いたしました。
本年度より、経営と教学の職務と責任を明確にし、理事長は法人経営に、学長が教学に専念しながら、それぞれが大学の発展にリーダーシップを発揮できるよう、理事長と学長の職を分離しました。教学を担う学長と緊密な連携を図りながら、今まで以上にスピード感を持って、新体制の県立大学の法人経営を担ってまいります。

兵庫県立大学は、平成16年、独自の歴史と伝統を誇る神戸商科大学、姫路工業大学、県立看護大学が一つになって開学し、それぞれの専門性と総合力を発揮しながら今日を迎えています。平成25年には、自ら発想し、創造し、発信する自主・自立の大学運営をめざすため、公立大学法人として独立し、新たな出発を果たしました。

創立から13年、SPring-8やスパコン「京」などを活かした最先端の研究、地域・企業・自治体と連携した社会貢献、阪神・淡路大震災の経験と教訓を活かした防災減災教育など、兵庫ならではの強みを活かした特色ある大学運営を展開し、地域と世界をリードする知の拠点として大きな期待が寄せられています。

しかしこの間、大学を取り巻く環境のみならず、社会全体が大きく変化しました。人・モノ・情報は地球規模で駆け巡り、人工知能やIoTなど科学技術の進歩は目覚ましいものがあります。自然災害は世界中で猛威を振い、国際社会が連携した防災減災対策が求められています。また、人口減少や東京一極集中が進行するなか、地域の自立や活性化が大きな課題となっています。大学運営においても、こうした変化を敏感に捉え、社会の要請に応える不断の改革を進めていかなければなりません。

本年4月には、世界の防災減災対策に貢献する専門人材の育成をめざす大学院減災復興政策研究科を開設しました。さらに現在、最先端の情報技術を駆使して様々な社会問題を解決していける人材、そして、グローバルなビジネスの現場で活躍できる人材を育成するため、経済・経営両学部の再編に向けた検討を進めています。

本学が創立時にめざしたのは、「新しい時代の進展に対応し得る確固たる専門能力と幅広い教養とを備えた人間性豊かな人材の育成に努め、地域の発展と我が国の繁栄、ひいては世界・人類の幸せに貢献し得る大学となることをめざす」ということです。今こそ、こうした建学の精神に立ち返り、高度な専門性と総合力を最大限に発揮しながら、教育、研究の充実強化、産学連携や地域連携等による社会貢献など、個性、特色豊かな魅力ある大学づくりに全学一丸となって取り組んでいきます。新たな飛躍をめざす兵庫県立大学にしていきましょう。

公立大学法人兵庫県立大学理事長 井戸敏三

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