公立大学法人 兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科

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第1回サイエンスカフェRRM 「田園生態系は大丈夫か?竹筒トラップに巣作りするハチから生物多様性を考える」開催しました

兵庫県立コウノトリの郷公園内にキャンパスのある兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科では、兵庫県立大学「地(知)の拠点」事業の一環として「サイエンスカフェRRM」を2か月に一回開催します。初回となる今回は「田園生態系は大丈夫か?」をテーマに神戸女学院大学人間科学部の遠藤知二教授を中心に議論しました。

まず、「田園生態系は大丈夫か?竹筒トラップに巣作りするハチから生物多様性を考える」というタイトルで遠藤教授より最新の研究成果から見えてくる生態系の変化について話題提供をしていただきました。皆さん熱心に聞いています。身近にいるにも関わらず気が付かなかった狩りバチの変化。それが示唆するものは・・・。その後、グループに分かれいくつかのテーマについてディスカッション。ファシリテーターは神戸大学理学部、博士(理学)日本学術振興会特別研究員(PD)の田中郁子氏

なかなか難しい問いかけがなされたディスカッションでしたが、市民やコウノトリはぐくむ農法に取り組む農家の方、国や市などの行政職員、学生や研究者など様々な立場の方が自由に議論することでなかなか面白い論点が出されました。

長い歴史の中で人が築き上げていった田園生態系。目標を設定し、適度に管理していくことが大切なようですね。

今回は豊岡市を中心に47名の方が議論に加わりました。参加された皆様、講師の先生方、まことに有難うございました。

(写真)2016年6月26日,サイエンスカフェRRM,講義風景

講義風景

(写真)2016年6月26日,サイエンスカフェRRM,グループディスカッション

グループディスカッション

(写真)イメージ写真,代掻き中の水田で採餌するコウノトリ

代掻き中の水田で採餌するコウノトリ