公立大学法人兵庫県立大学 環境人間学部/大学院環境人間学研究科

地域で活躍する学生たち

泉山 真寛 [いずみやま まさひろ]
平成24年度入学(3回生)
出身校:近畿大学附属豊岡高等学校
いきものずかん代表

進路に葛藤した受験生時代
 受験生のとき、私は大きな壁に当たりました。それは、将来の進路が明確ではなく、文系・理系も絞り切れないこと。
私は自然が好きで理系に進みましたが、教育学や教育心理学にも興味がありました。周りの友達は、明確な人生目標を定めて、工学部や医学部へと進んでいきます。その一方で、私はやりたいことが曖昧で、興味も拡散していました。その結果、私一人だけが取り残され、正直焦っていました。
悩んだ末、文理両方、興味のあることを素直に学べる環境人間学部に決めました。
転機となった出会い
 入学後も、やはり進路のことで苦労しました。しかし、そんな中、一つの転機が訪れます。紙芝居を使って、子どもたちに環境の大切さを伝える学生団体に入ったことです。紙芝居作家の西谷寛さんらと一緒に、神戸や姫路の地域を中心に、環境教育を行うようになりました。小学校や児童館に行き、紙芝居を使って、その地域の子どもたちに自然環境の大切さを分かりやすく伝えています。そこでは、友達だけでなく、先輩方、大学の先生方、地域を中心とした社会人の方々に囲まれて成長できます。その上、一人一人の専門分野も異なるので、いつも刺激があります。自分も学び、子どもたちを中心とした周りの人も笑顔になってくれる地域活動。そこに、地域に赴く今の活動の魅力があります。
学業との両立
 大学では、人間形成コースに進みました。そのコースのゼミで、興味のあった教育心理学を中心に心理学を学んでいます。
地域で環境教育を行う上で必要な効果的な伝え方、また“学び”灯の場や連携作りの考え方がそこにあるからです
これから
 中高時代は、何をやっても失敗が続きました。進路のことも相当悩みました。でも今は、やりたいこと、ワクワクすることを追いかけています。私が生まれ育ったのは、農業特区に指定された兵庫県養父市。中高の学生生活を送ったのはコウノトリで有名な豊岡市。いずれも、自然環境がとても豊かな町です。
その地域が持っている特色や今の学生活動を活かし、周りの環境に感謝しながら、自分にしか出来ない地域活動をやりたいと考えています。
西山杏花 [にしやま きょうか]
兵庫県立大学附属高校出身
環境共生社会コース 3年生
進路選びの迷いから救ってくれた
環境人間学部
 自分の本当にやってみたいことが絞れず、志望校をずっと迷っていた高校時代。そんな中、環境人間学部では2年次から専門コースに分かれることを知り、1年次の1年間は自分の本当に関心のある分野を発掘することができると思い、受験しました。
この1年間で出会った学問がもとになり、現在では自分のやりたい研究に取り組むことが出来ています。
多様な分野の先生に出逢うことの
出来たコース選択
 2年次のコース選択では文理様々な分野の先生が所属する環境共生社会コースを志望しました。
高校時代までの私は典型的な文系でしたが、理系の講義も受講することもできるので自分の視野を大きく広げることが出来ました。また、他の分野の講義も受講することができるのでコースの領域を超えた友人関係を築くことができたのもよかったです。
知らない分野に飛び込んだ学生団体
 私は、今まで携わったことのなかった福祉の分野の学生団体の代表をしています。この団体に入ったきっかけは、大学入学前の春休みに「福祉住環境コーディネーター」という資格に出会ったことでした。誰にでも関係があり、しかし難しい課題を背負っている福祉の社会に非常に興味を持ったのです。福祉施設の人と大学生を繋ぐ架け橋になれればと思い、学生が施設の販売するクッキーのパッケージデザインを考案したり、学部祭にお呼びしたり、他の学生団体との交流会を企画したりもしています。部活のようですが、部活よりももっと社会に近いリアルな活動だと実感しています。イベントを開催する際には、社会人の方に見せる提案書や企画書を考えるところからはじめ、準備から当日の運営まですべて行います。これらは将来的にも非常に役に立つ実践型の学びになっています。
自分たちの企画がもたらした
大きな達成感
 この活動を続けていく中で、最も印象に残っているのは、私たち学生団体がゼロから企画を練り上げたクリスマス会です。
何度も企画書を改良し続ける中で改めて自分たちの当たり前が障がい者の方にとっては当たり前の事ではないことを実感させられました。どんな障害を持っている人でも楽しめる会にしようと奮闘し、他の学生団体の協力もあって大成功に終わりました。
帰り際に参加者の方々に「楽しかったよ、ぜひ来年も開催してください。」と言ってもらえた時の喜びと達成感は地域連携活動に参加してみなければ味わうことの出来ない感情だと思います。
再び訪れた進路の迷い
 1・2回生の時は実感していなかった就職活動ですが、3回生になってから強く意識するようになりました。
まず公務員志望にするか一般企業志望にするかで悩みました。その中で、学内で積極的に開催される就職説明会やインターンシップの案内を受講し、そして実際に企業のインターンシップに参加する中で着実に自分の将来への靄が晴れてきました。
先生も積極的に相談に乗って下さるのでとても心強く感じています。