公立大学法人兵庫県立大学 環境人間学部/大学院環境人間学研究科

リサーチトレーニング科目

元来、科学は一つ。
 著しい科学の発展とともに分野の細分化、専門化が急速に進んでいます。特に、理系、文系の違いについては、学生の皆さんも高校生の段階でクラス分けがされるように、互いの分野を別世界のように感じている人も多いと思います。しかしながら、元来、科学は一つです。文系から理系にわたる多様な分野からの貢献を必要とする環境人間学分野においては、幅広い視野に基づく分野間の連携が不可欠です。環境人間学研究科では、新たな社会を構築していく若い方が、科学的なものの見方、研究の立案から報告に至るプロセス、研究に対する倫理を身につられるように、分野横断的な基礎科目である「リサーチトレーニング科目」を提供しています。 本研究科には人文科学から自然科学にわたる様々な分野の教員が所属しており、その特徴を活かして各分野の特徴、共通点などに関する情報を提供すると共に、いずれの分野においても必要となる「これまで人類が築いてきた知見に基づく新たな研究テーマ」、「論理的な思考方法」、「説得力のあるプレゼンテーション」などについて学んでいきます。

研究方法論

 研究方法論では、様々な研究分野の知識、提言などを通じて、これまでの科学の歴史を理解し、研究者としての倫理観を育んでいくことを目的としています。具体的には、人文科学、社会科学、自然科学分野の学問的発展の歴史を理解し、人類及び地球の将来に向けての新たな科学、社会のありかたを考える、動物、人を対象とする研究テーマを進めて行く上での倫理を学びます。さらに、課題演習として、各自の修士研究計画書を作成することで、研究計画の立案から実施、まとめに至る、研究を進めるにあたっての実践的技術を身につけていきます。

サイエンスプレゼンテーション

 プレゼンテーションは、研究計画や成果等を他者に伝えるための手段の一つです。自分の考えや主張を、自己流に陥らず正確に効率よく伝えるしくみと技術の習得は、商品開発・企画・営業など、研究職以外の仕事においても役立ちます。この講義では、①論理組み立ての明確化、プレゼン作成の基本的な考え方と知識、②アテンション・ゲッターの置き方、効果的に情報を伝えるための論旨のまとめ方と構成デザイン、よりわかりやすい展開や説明の仕方などのスキル、③マルチメディアや情報データベースの効果的活用などについて、実際のプレゼン作成プロセスを通じて身につけて行きます。 さらに、プレゼン後のディスカッション、ディベート方法論などについても実践的に学びます。

受験生の感想

授業担当の先生方は国際会議などに精通され、大変興味深い体験談や、わかりやすい初心者編からプレゼンの作成方法など、毎回、心に響く充実した授業を拝聴しています。個別レベルでも丁寧な指導をして頂いています。
西村真澄 さん(寺西研究室)M1