公立大学法人兵庫県立大学 環境人間学部/大学院環境人間学研究科

環境デザインコース

環境デザインコース

議論を通して自らの案を
洗練させていく卒業設計

 設計演習で制作した課題作品について、学生間で議論をします。学生同士でお互いの作品について議論することで、自らの長所や、他者の長所に気づくことができ、そのことが、課題作品の制作意欲の向上にもつながります。課題作品は個人で制作しますが、その制作過程においては、教員による草案批評、および、製図室における学生同士での議論を通じて自らの案を洗練しながら、その集大成として卒業設計・卒業研究に取り組みます。

コース概要

学びのテーマ

 21世紀はかつてない転換期を迎え、自然環境だけでなく社会環境や文化環境の変化、すなわち人口・家族・ライフスタイルなど、地域社会や居住主体に関わる変化も大きくなっています。環境と人間の関係を考える環境人間学部にあって、このコースでは、インテリア、住宅、建築、地域、都市という空間的な広がりとしての環境と人間の暮らしとの関係を探究し、そのサステイナブルな望ましいあり方を追求し、デザインします。

身につくチカラ

 人間と空間的環境のあり方をライフスタイルの観点から総合的にとらえ、そこに内在する問題や可能性を発見し、サステイナブルで実際的な環境・空間づくりをデザイン・実現するための技術力を養成します。

ともに歩む教員陣教員ページ

安枝英俊 准教授
宇高雄志 教授
田中智子 教授
土川忠浩 教授
水上優 准教授
三田村哲哉 准教授

カリキュラム

 当コースのカリキュラムでは、建築学を中心にした環境デザインの、構造、計画、環境、設計などについて学ぶことができます。また他のコースの関科目を学ぶことで環境人間学について広く学ぶことができます。

※2015(H27)年入学生用のカリキュラムに基づいて作成したものであり、今後変更することがあります。
※履修登録は、必ず「履修の手引き」を参照して行ってください。

カリキュラム

進路・就職

 将来の進路として、広く建築に関わる業種(例えば、ゼネコン、住宅メーカー、建築設計事務所、工務店、インテリア、不動産、住宅設備メーカー、県庁・市役所等)での建築技術職としての活躍が期待できます。さらに、所定の科目を修得することによって、二級建築士、一級建築士(実務経験が必要)の受験資格を得ることができます。

進路・就職
学生 x 教員 ツーショット Two shot

#02

学生
岡田瑠嘉さん
2013年入学(現4年生)
兵庫県立姫路東高校出身
教員
三田村哲哉 准教授
岡田さん x 三田村哲哉 准教授

Q1 この分野に進んだきっかけ、決め手は何ですか?

岡 田

中学の頃から風景画を描くのが好きでした。自然や街並みを見るのも好きだったので風景を構成する建築に興味を抱いたことがきっかけです。また、父が建築系の仕事をしており父や周囲の方たちのお話を聞いていたこともデザインをしたいと思うようになるきっかけだったと思います。

三田村

――

Q2 先生の(学生の)印象は?

岡 田

一見、堅そうな雰囲気ですが建築関係の話になると良い意味でかなり雰囲気が変わるなと感じました。また、知識がとても豊富で私には無い視点から意見をくださるので自分で調べる意欲も引き出してもらえます。

三田村

岡田さんは、ロシア革命、スターリン政権の樹立、さらに両大戦という時代を生きた建築家コンスタンティン・メーリニコフ(1893-1974)が激動する政治と社会に合わせながら、新たな近代建築を生み出したことを描き出そうとしています。

Q3 ゼミでの学びで印象深かったことは?

岡 田

基本的には個人で研究を進めていきます。学生によって進捗状況が異なるのでアドバイスしあうことができ、個人の研究ですが他の人の研究もよく把握することができる環境だと思います。

三田村

建築歴史・意匠学では、研究と設計は表裏一体の関係にあり、自ら設定したテーマに基づく研究と設計の成果を互いにフィードバックさせて、それらの意義を検証することが求められます。そのためこれら両者に取り組むことを推奨しています。

Q4 今、一番力を入れていることは?

岡 田

私のゼミでは卒業論文と卒業設計を行います。3回生からゼミに配属され研究し始めます。現在卒業論文の執筆はほとんど終わっている状態なので卒業設計の題材を探し、進めていこうと思っています。

三田村

建築歴史・意匠学は、すべてが直ちに建築実務の世界で役立つものになるとは限りません。実務の世界では日々の仕事に終われて忘れがちですが、研究と設計の両者を考える姿勢を大切に社会で大成されることをお祈り申し上げます。

#01

学生
斉藤庸介さん
2012年入学
兵庫県立北須磨高校出身
教員
安枝英俊 准教授
斉藤さん x 安枝英俊 准教授

Q1 この分野に進んだきっかけ、決め手は何ですか?

斉 藤

画家である祖父の絵の中の描かれた建築物に対して興味をもったことが、建築やデザインの分野に進んだきっかけです。ものづくりにも興味がありました。

安 枝

建築学の中でも建築計画という分野になります。居心地のよい場所や、お気に入りの場所は、どのようにすればつくることができるのか、そのことに興味をもったことがこの分野を選んだきっかけです。

Q2 先生の(学生の)印象は?

斉 藤

学生との距離感がよく、課題や研究について相談しやすいところです。自分の知識の足りないところを補うかたちで意見を下さるので、自分で調べる意欲も引き出してもらえます。

安 枝

自分のことだけでなく、先輩・同級生・後輩のこと等、いつも周りのことを考えて行動できるところが長所だと思います。そのことが、研究室全体で研究の議論をする際にとても役立っています。

Q3 ゼミでの学びで印象深かったことは?

斉 藤

1人の考えや意見を常に研究室全体で共有しながら、研究課題を進めることが印象深かったところです。何事もチームで協力・競争できる環境が整っているところが、安枝ゼミを選んだ理由です。

安 枝

建築計画の研究は、議論を通じて新たな価値を創造することに尽きると思います。また、教員や学生同士がお互いに切磋琢磨する環境に身を置くことで、爆発的に跳躍できると思いますので、議論を大事にしながら頑張って下さい。

Q4 今、一番力を入れていることは?

斉 藤

卒業制作です。小中高では、サッカーに情熱を注いできましたが、社会人になるまでの、一つのことに没頭できる最後の機会だと思います。仲間と協力し、競い合いながら取組みたいと思います。

安 枝

昨年度、不眠不休ながらも、いつも前向きな気持ちで先輩の卒業制作の手伝いをしていたことが、とても印象に残っています。今年度は齋藤君の学年が活躍する番ですね。悔いの残らぬよう全力で取り組んで下さい!