公立大学法人兵庫県立大学 環境人間学部/大学院環境人間学研究科

環境人間学部が目指すもの

環境と人間の暮らしをデザインする

 あなたは、今、どのような「暮らし」を営んでいるでしょうか。あなたのまわりにはどのような「環境」があるでしょうか。私たちが当たり前と思っている暮らし方や環境も、数十年前はけっして当たり前ではありませんでした。また、外国や他地域に住む人々の暮らしや環境は私たちのものと大きく異なります。人間の暮らしや環境というものは決して不変なものではなく、多様でありうるのです。
 では、あなたはどのような暮らし、環境を望むでしょうか。あなたが大人になり、家庭を営むようになる頃に、どのような環境の中で、どのような暮らしをしていたいですか。環境問題やグローバリゼーション、少子高齢化、人口減少といった課題に直面する中で、あなたは自分の住む地域の暮らしと環境をよりよいものにするために、どうしたらよいと思いますか。環境人間学部では、このような問題意識をもって人間の暮らしとそれを支える環境について学び、そのよりよいあり方を探求しています。

人間の暮らし、それを支える環境

 衣食住、生産と消費など、人間の暮らしを表す言葉はたくさんあります。家庭・学校・職場・地域というように場面毎に暮らしを考えることもできます。暮らしは多様な側面を持っているのです。この暮らしは環境によって支えられていますが、この環境も三つの側面でとらえることができます。すべてを下支えする生物的、非生物的な自然環境、そのもとで展開される経済活動や法制度、あるいは人間関係といった社会環境、そして、その中で生み出される文化の集積としての文化環境です。暮らしは環境によって支えられているし、制約されているとも言えます。また、暮らしの集積が良くも悪くも環境に影響を与えています。ここには循環的な影響関係があります。
 環境人間学部では、この全体に目を配りながら、自らの専門性を活かして、多様な人々と連携しながら、よりよい環境と暮らしをデザインしていける人材を育成しています。