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専門ゼミ・卒業研究

ゼミ活動について ―本ゼミを希望する学生の皆さんへ
1)研究テーマ
本ゼミでは、市民活動、NPO、社会的企業、コミュニティ、市民参加、地域協働、民主主義、市民社会等をキーワードに、市民が中心となって「社会の諸問題を解決」し、「厚みのある市民社会を形成」していくための考え方と方法について探究していきます。

 戦後日本の繁栄は「行政」のリーダーシップと「企業」の旺盛な事業活動によって築かれました。ところが、現在、行政は古くなった規則にしばられ、また、財政難等で硬直化し、そして企業はグローバル化の影響で疲弊するなかで、経済格差、高齢化、都市衰退、コミュニティ分断、無縁化等、様々な社会問題を解決できないでいます。

 行政や企業にかわって、これらの問題を解決しようと動き出したのが、これらを「見て見ぬふり」できなかった普通の「市民」です。また、そのような人々が集まって「コミュニティ」「NPO」「社会的企業」をつくり、さらに彼らが市民、行政、企業と連携しながら、社会問題の解決に取り組んでいます。権限も財源ももたない市民がこのような問題を解決し、グローバル化の中で相対的に自律的で安定的な社会を築くためには、どうしたらいいのか。

 本ゼミでは、上記のような基本的な問題意識を共有しつつ、各学生が自ら研究テーマをみつけ、それについて探究していきます。各自の探究は本人の意志と責任のもとに行われますが、そのような学生が集まり、語り合い、また、教員の支援を受ける中で、一人では得ることのできない何かを得ることになるでしょう。

2)学習・研究のスタイル
「プロジェクト」

 ゼミ生(3回生)が一つのグループとなり、数か月にわたって、何らかの社会問題について調査や実践を行い、その成果を社会に発信します。このような活動のことをプロジェクトというとすれば、プロジェクトを担う力は、ビジネスや行政、NPO活動等、あらゆる場面で必要とされるはずです。学生のうちにこのようなプロジェクトの運営を自ら実践することで、踏み出す力、考え抜く力、チームワーク力といった実践的な資質能力が育まれるはずです。

「講読」
 ゼミでは「専門書」をゼミ生が協力しながら読み解いていきます。最新の情報が掲載されている一般雑誌や新聞等を読むことも大事ですが、ある一つのテーマについて深く、体系的に書かれた専門書を読むことも重要です。なぜなら、このような専門書は「世界の見方」を提示するものであり、それを読み解くことで、これまで見えていなかった新しい世界が見えるようになるからです。それはとてもエキサイティングな経験です。ただ、専門書を読むにはコツやスキルが必要です。ゼミではこのような批判的読解力を磨きます。
 
「討論」
 また、本ゼミではゼミ生同士の討論も重視します。ここでいう討論とは、互いに相手を論破しようとするようなコミュニケーションではなく、共通のテーマについて協力し合いながら、より深い認識に到達しようとするプロセスのことをさします。討論を通して一人では見えなかった側面が見えるようになり、討論参加者全員が一段高いレベルにステップアップできるようになります。これもとても楽しい時間となります。ただ、討論を創造的に行うためにも、ちょっとしたコツやスキルが必要です。ゼミではこのような実践的な討論力を高めます。

「卒業研究」
 ゼミ生は関心のあるテーマを自ら選び、それについて2年間かけて探究します。テーマは社会的な事象であり、現代的な意義があるものならば何でもかまいません。探究のプロセスでは、必ず文献調査や現地調査、そして、論理的な組み立てが必要となります。卒業論文はその集大成です。卒業研究を通して、論理的思考力や構成力、調査技法等、知的生産のための基本ノウハウを身につけます。



ゼミ生プロジェクト(3年次)

2011年度:よごじゃます東北プロジェクNEW
 東北大震災の被災地での経済活動を支援するために、キャンパス内で東北地方の特産品の共同購入を促進する活動を展開しています。キャンパス内での特産品に対するニーズを調査し、多くの人が持続的に購入できるような仕組みを目指しています。現在、共同購入第一弾(宮城県)を実施中で、今後、他県にも展開予定。なお、本プロジェクトは、エコ・ヒューマン地域連携センターの青少年の地域連携活動支援プログラムに登録しています。

  共同購入の説明会&参加呼びかけ(2011年6月10日)

 共同購入の申し込み受付(2011年6月17日)


2010年度:人間探究プロジェクト
 環境社会学者&滋賀県知事である嘉田由紀子氏のもったいない思想はいかに育まれたか?彼女の生い立ちから成長、学者としての生き様から、行き着いた思想の内実、そして知事への転身の動機等を分析し、彼女の人生に刻印されている環境と人間の連関について明らかにしました。成果を小冊子にまとめ、環境人間学フォーラムのポスターセッションで発表しました。

 小冊子

滋賀現地調査



年間スケジュール


     


所属学生

■4年生(第1期生)
遠藤真弥
木下久美
田中 恵
橋本佑啓
藤原萌子

■3年生(第2期生)
加藤鈴子
照屋成美
松下 快
右田梨華

■留学中
阿部千尋