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平成26年3月13日

本学教員ラジオ関西出演シリーズ第九回(出演:地域ケア開発研究所 山本所長)(H26.3.3)

災害時の”備え”の重要さを説く山本所長
災害時の”備え”の重要さを説く山本所長

本学教員ラジオ出演シリーズ第9回。 地域ケア開発研究所の山本所長が3月3日(月)のラジオ関西朝の情報番組「三上公也の情報アサイチ」(番組放送時間5:50~9:00)に生出演しました。

最初は、地域ケア開発研究所がどのような研究をしているのかという話で始まりました。 看護学は実践科学ともいわれており、「実践とともにある学問」として実践を重視した研究活動を行っているそうです。例えば、「まちの保健室」という地域の方々が健康な生活を送れるように相談を受けると言った身近な活動を研究に生かしているという話では、パーソナリティの方々も「まちの保健室」を知っていて、地域の方々の健康増進に貢献するいい活動と評価いただきました。

次に、看護師であり保健師であり助産師でもある山本所長の経歴・活動の話として、日本国際事業団(JICA)の専門家派遣としてパキスタンに渡った経験などの話となりました。国際機関からの派遣は主に医療ケアに入る前段階の基礎的な査定(調査)を目的としているため、必要な情報を得るための相手もわからない状態から、道を切り開き次のステップへ橋渡しする工程は、大変であるものの非常に面白いものであるそうです。

その後は、災害看護の話題となりました。阪神淡路大震災が起こった時、山本所長は、県立大の前身となる兵庫県立看護大学に在籍していました。当時、全国各地から看護のボランティアの手が上がっていたが、ボランティアを必要としている中小病院の情報が集約されておらず、また、時期により必要となる内容も変わっていくため、他の機関と一緒に調整・マッチングを図っていたそうです。

「災害が起きたときに、地域で何ができるか・必要なのか」と質問があった際には、何より「起きる前に備え、普段からやっておく」ことが重要であるとの回答でした(山本所長は一昨年の台風の際に避難をやってみたそうです)。家族や大切な人、親しい人との落ち合い方や連絡の取り方、地域での避難訓練・ルート、食糧のストック等々、普段より話し合い、やってみることにより備えるべきとのことでした。加えて、災害を“特別なこと”として捉えず、“共存”していくことが必要、例えば、ハザードマップという特別なものではなく、一般の地図にその要素を入れる、つまり日常に織り込むことが必要であるとの話でした。

また、パーソナリティの三上さんより震災関連死についての話が出た際には、震災後の生活は、ストレスがかかるので、避難袋の中に、個人個人のストレス解消に役立つものを入れておくことなど、少しでも快適に過ごせるようにすればよいのではないか、とのアドバイスがありました。

最後に研究所サイトにて公開されている、災害時の対処支援マニュアルについて説明がありました。妊婦向け・高齢者向け等、対象となる人ごとの情報を包括的に公開しているサイトは、世界でも少ないとのことですので、専門職の方だけでなく、一般の方も是非ご活用ください、とのことでした。 まとめとして、「災害を正しく恐れて、その備えに一歩踏み出すことが大切です。」その一言でコーナーは終了しました。

4月以降も新たな教員が、出演予定です、お楽しみに!

(番組サイト(ブログ):3月3日の記事に放送の模様が載っています)


(兵庫県立大学地域ケア開発研究所サイト)

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