経済学部 坪井 美都紀さん

Episode 1 大学生活の始まり

日本経済の停滞。経済学の観点から考えたい。

兵庫県立大学の経済学部を志望した理由は、2つあります。1つ目は、経済学をきちんと学びたいと考えていたからです。私が生まれた1992年は、バブル崩壊によって日本経済が停滞し始めていた時期です。

高校に入学した2008年には、アメリカに端を発する世界金融危機が世界経済に深刻な影響を与え始めていました。経済が大きく変動する時代に生きる者として、経済学を学びたいという思いは強くなる一方でした。

私たちの世代は、好況に沸く社会を見たことがありません。生まれた時からずっと日本の経済は低迷したままです。どうすればそれを変えることができるのか?経済学を基本基礎から学ぶことで、その疑問について考えてみたいと思ったのが、経済学部を志した第一の理由です。

経済学+英語。両方が学べる理想の環境。

とはいえ、経済学を学ぶだけなら、どこの大学にも経済学部あります。他大学ではなく県立大を選んだのは、経済学と並行して英語が十分に学べるからです。これが2つの理由になります。

中学生の頃から英語が好きだった私は、受験前に県立大経済学部のシラバスを見て、ここでなら経済学と英語の両方が十分に学べると確信しました。自分が興味・関心を持っている2つの学問が専門的に学べる大学は県立大以外にはないと思いました。

入学した年には、国際経済学科に国際キャリアコースが新設されました。経済学を英語で学ぶコースです。まさに私にとって理想の環境でした。現在は、経済学と英語を心ゆくまで学ぶことができています。

Episode 2 キャンパスライフ

1回生からゼミがスタート。少人数で学ぶ充実感が。

入学後にまず魅力を感じたのは、県立大の特色でもある少人数制教育です。1回生から始まるゼミは、どれも10人程度の規模。小さなゼミで専門の分野を深く学べるので、高校の時とはまったく違う充実感がありました。

ゼミの仲間とはすぐに仲良くなり、一生の友達と出会うことができました。勉強の面でも、仲間づくりの面でも、学生生活を良い形でスタートできたと思います。

現在在籍しているゼミにも、向上心あふれるメンバーが揃っています。そのうちの1人はオーストラリアに長期留学中で、もう1人は9月から1年間アメリカへ留学します。チャレンジ精神あふれる仲間と過ごす時間はとても刺激的で、素晴らしいものです。

国際色の豊かさにも驚き。広い視野が持てた。

県立大はまた、国際色豊かな大学です。中国からの留学生がとくに多く、彼らと話をするだけで中国の現状を知ることができます。また、ベトナムやアメリカからの留学生もいます。

食堂で昼食をとっていると、周りは外国人ばかりということもあります。気軽にいろいろな話を聞くことができ、国境を越えた広い視野を持つことができました。

Episode 3 TRY! STORY

経済学の視点から貧困問題に向き合う。

授業はどれも興味深いですが、とくに印象に残っているのが2回生の時に受講した「Macroeconomics」という講義です。ベトナム人の先生から英語でマクロ経済学を教わるのですが、その理論が現実の経済を見事に描写できていることに、感動しました。

また、子どもの頃から興味を持っていた「貧困問題」についても本格的に学ぶことができました。小学生の時にテレビで、ゴミ山から教科書を拾って必死に勉強している女の子のドキュメンタリーを見たことがあります。その時の衝撃は今も忘れられませんが、「貧困問題」を経済学の視点から体系的に学ぶことができたのはとても良かったと思っています。

現在執筆している卒業論文に「国家間の所得格差」をテーマに選んだのも、こうした体験に起因しています。来春には大学院に進んで、さらに研究をしてみたいと考えています。そのためにも今は毎日、一生懸命勉強しています。

留学やスタディー・ツアーで見聞を広める。

語学力の向上や、国際感覚を養うことにも挑戦を続けてきました。2回生の終わりには、ハワイ大学へ1カ月間留学。英語力を鍛えるとともに、異文化に触れ、日本を外側から見るという貴重な経験をすることができました。

3回生になってからは、フィリピンへのスタディー・ツアーに参加。フィリピン大学で経済学の講義を英語で受けたり、アジア開発銀行などの国際機関を訪れたりと、充実した1週間を過ごしました。

留学やツアーから帰国した後は、後輩にプレゼンテーションをして、それらの魅力を伝えています。県立大には、自分がやってみたいこと、挑戦したいことがいつでも行動に移せる環境が用意されているので、日々新鮮な学生生活を送ることができています。

Episode 4 未来へ向かって

貧困問題の解決を一生のテーマにしたい。

大学、大学院で学んだことをベースに、将来は貧困問題の研究者になりたいと考えています。貧困問題の原因を突き止めて、その解決策を見出だし、この地球に住んでいるすべての人々が、幸せな生活でを送ることができるようにすること、それが私の夢です。

貧困問題の解決というのは、一見大きすぎる無謀な夢だと思われるかもしれません。それでも夢は大きければ大きいほど良いと思います。

地球上には、環境問題、人権尊重、平和の実現など、無数の問題がありますが、私はその中の「貧困問題」の解決に取り組み、それに自分の人生を捧げたいと考えています。

また、英語も得意なので、大学院を出た後は「国際通貨基金」や「世界銀行」など、経済系の国際機関に勤めてみたいとも思っています。こうした機関でもまた、世界の貧困や世界の経済について考えることができると思うからです。

大学は文字通り「大いに学ぶ」ところです。私も今、夢を叶えるために一生懸命学び、自分の将来へのTRYを続けています。

いつでもチャレンジできる大学。それが県立大です。

志望校を選ぶ時は、「偏差値」ではなく、「大学の中身」で考えることをおすすめします。せっかく勉強して大学に入っても、自分の学びたいことが学べなければ、努力が報われませんから。県立大には、学生を惜しみなくサポートしてくださる先生方がいらっしゃいます。少人数教育、充実した図書館、国際交流事業など、自分を成長させてくれる環境や制度も想像以上に整っています。ぜひ一度、オープンキャンパスへ来てこの大学の魅力に触れてください。チャレンジしたいと思った時に、いつでもチャレンジできる大学。それが県立大だと思います。

経済学部公式サイトはこちら

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あなたは県大で何を学び、どんなことに“TRY!”したいですか?
大学は入ることが目的ではなく、大学で何を学び成し遂げたいかが重要です。
それぞれに目的や志をもった先輩学生の「TRY STORY!」は、夢を叶える「学び」の物語。

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