学部紹介

教員の声

「頭と心と行動力」横山由紀子

横山先生は、どのようなことを研究されているのですか?

労働市場と社会保障制度に関する経済学的研究を行っています。特に、女性の経済的自立に強い関心があります。

男性1人で家族を養える時代は終わりつつあり、「家族」としてのつながりも脆くなりました。こうした現実に向き合わない結果、女性や子どもの貧困が大きな社会問題となっています。女性も働くことが当たり前のこととなり、誰もが自尊心をもって自由に幸せに生きることができる社会を目指して研究を行っています。

「労働市場分析」では、どのようなことを学ぶのでしょうか?

人はなぜ働くのか。企業はどのような人材を求めているのか。どのような仕組にすれば労働者は頑張って働くのか。幸せになるための選択は何か。

近々直面するこうした身近な問題に、経済学的な視点からアプローチします。労働市場に関するテーマを題材にグループ・ディスカッションや論述練習を行い、頭と心を使って自らの意見をまとめまる練習を行います。

「労働市場分析」で学んだことは将来どのようなことに役立つのでしょうか?

知識はいつか消え失せます。しかし、身に付けた考え方やコミュニケーション能力、記述能力はその後の人生に役立ち続けます。「労働市場分析」では、正解のない身近な社会問題に関して、自分の意見を持ち、自分の意見を伝える能力の習得を目指します。また、統計の数字に数多く触れることで、数字に騙されないコツを身に付けていきます。こうした能力は、社会人として生きていく上で必須の能力です。

ゼミでは、どのような活動をされているのでしょうか?

学生は各々の興味に従って卒論に向けた研究を行います。ゼミとして大きなイベントがあるわけではありませんが、その分、各個人のイベントに臨機応変に対応しています。海外留学希望者のサポートや、ゼミ以外でのプレゼンであっても発表準備のバックアップ、等々、各学生の可能性の拡大への協力を行っています。

横山先生から見て、経営学部の特徴は?

全体的にみて、実践的なものの見方をする学生が多く、ものすごく優秀な学生も数多くいます。一方で、自活するためにアルバイトに励みすぎて成績不良となる学生も相当数います。けれども、こうした学生の魅力は、「生きる強さ」を持っていること。様々なタイプの学生と交流することで、いい刺激をもらえます。

受験を考えている高校生に向けてメッセージをお願いします。

自分は何が好きなのか。どんな時にどんな気持ちになるのか。観察対象としての自分に敏感になりましょう。頭で理性的に考えるだけでなく、心を使って感情を味わってください。その感情を客観的に見つめ、そして、行動する。将来直面する数々の決断の場で、こうした習慣が必ず役に立ちます。

横山由紀子

日常生活に関わることが研究対象であるため、普段の身近な出来事(近所づきあい、入院、妊活、保活、お葬式など)も研究者としての視点で観察しています。先入観や無意識の思い込みを持っていないか、常に自問自答する日々です。
(2015年12月14日)

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