学部 : 看護学部3回生
氏名 : 藤永 瑛美
留学期間 : 2015年2月14日~2015年3月31日
留学先 : オーストラリア・パース
返還義務の無い渡航費と生活費をいただける奨学金である事、そして何より留学を有意義にする為の事前研修・事後研修も行われる事。そして世界を目指す全国の大学生と出会える事に魅力を感じて応募しました。
自分自身の留学内容に加えて、日本発信プロジェクトとエバンジェリスト活動(伝道師活動)がトビタテならではだと思います。
他のトビタテ生の中には名刺とスケッチブックとマッキーを持ち歩いて100名に名刺を配り、日本へのメッセージを100名分集めた方もいました。
最も印象的だったのはインターン最後に行った”Let’s feel Japanese healthy culture”というプレゼン・日本文化体験です。
インターンと並行して「オーストラリアにはどうして肥満な方が多いのだろう?」という疑問から聞き取り調査や生活様式の観察、学術提携校の公衆衛生学部教授に自分の意見をプレゼンし、意見・アドバイスをいただきながら学んでいました。結果的に問題は食生活と運動をする人としない人の差にあるように思いました。そこでインターン先で最後に学びを発表する時に直接的ではなくても日本独特の健康的な文化を一つの解決策の提示として紹介し・体験してもらいました。プレゼンに体験様式を加えると楽しさが増すけれど、ありきたりな日本文化は面白くない。そこでインターン先の方と相談しながら、新しくかつ簡単に実践できるものをと考えた結果、食においてはわらび餅と冷茶、運動ではラジオ体操を提案する事になりました。参加者は20~30人くらいでしたが、真剣に聞いて意見を下さったり、質問を投げかけて下さる方もいてとても有意義でした。またわらびがオーストアリアにはないので初めての味・食感そして黄粉を気に入っている方も多かったです。ラジオ体操はネタとして第2の紹介をしてみると楽しそうに実践していました。
ゼロからアウェイの地で英語を使って調査して結果共に面白く伝えていく事の困難さ不安はずっとあっても、「飛び込んでみる」いうトビタテのモットーをもとに諦めずに進めた結果だったと思います。それが今では自分の自信になりました。また調査目的で訪れた公衆衛生学部の教授と関わる中で予定になかったInternational student対象の院生のInternational healthの講義や看護学部の講義を受講させてもらう事ができ、予想外の繋がりと学びになりました。また学びの姿勢を示せば受け入れる姿勢がとても寛容なのには驚きと知の広がりを感じました。
さまざまです。地域別・専門別・趣味などなど。留学先でわからない事など困った時に助け合える情報交換の場にもなっていますし、集まって飲みに行ってお互いの留学を語りあう場です。
私の場合、医療系コミュニティにも属しています。「トビタテ」ではなかなか看護学生に出会えなかったのですが、実は4名もいて、活動地も活動内容も全く異なっていて驚いています。看護学生は実習などのカリキュラム上、交換・長期留学が難しいのですがtryしている看護学生に出会えて情報共有が出来てとても有意義でした。今ではトビタテ看護学生会をしたいという話も上がっています。
こうやって目的は違っても世界に挑戦している人がいると刺激になります。勿論、他分野の人と関われるのも絶対に自分の視野拡大になりますし、どの分野も一つだけを極めていても創造性には欠けると思うので、とても魅力的なコミュニティが沢山です! 現地でも東南アジア会などは定期的にある国に集まって留学での苦労を励ましあったり、年末のカウントダウンではシンガポールに集結して祝ったそうです。私はパースで誰でもいなかったので実現なりませんでした。
なんと、次年度、就職するトビタテ生がトビタテ生同士でシェアハウスをして、関西圏の人たちも東京に来た時に泊まれるコミュニティが生まれたりするかもです。
5・10年後のキャリアパスを考えるようになりました。いい意味で選択肢が広がった様に思います。だからこそ、今何をすべきなのか模索中です。しかし、トビタテの「飛び込んでみる」、そして「突き進む」をモットーに気になる事には挑戦しようと思います。
帰国後、すぐに3回生の講義・実習が始まり、あわただしい日々を過ごしていました。その中でも5・10年後のことなども考えると今の生活のままでいいのだろうかと疑問を抱く事もありました。しかし、最近、事後研修に参加して改めて留学を振り返ったり、自分のvisionを考え直しながらも、まずは目の前の実習を全力で頑張ろうと思えています。またそれに加えて英語をもっと勉強したいと思い、実践しているところです。そして、たった2ヶ月でも感じられた留学の価値を多くの人に伝えて、留学に挑戦していける仲間を増やしていきたいと思います。
どんな形であれ留学となると留学する事が目的になりがちですが、世界各国に飛びたつトビタテ生、世界で活躍する日本を代表する企業のリーダーやヤンググローバルリーダーの方々の体験やアドバイスを受けながら己を知り、留学する意味を見出して留学に挑み、終了後も振り返り、今後をみんなで考えていけるコミュニティもあります。留学だけでなく留学を通じて学生生活・人生をデザインできる本当に貴重なチャンスです。何度だってトライできます! そんな素敵な仲間との出会い、繋がり、機会を是非自分のものにしてください!