平成27年12月18日
インドネシア研修に参加した原田ゼミ2回生の内田日和さん、石塚賢太郎さんにお話を伺いました。
石塚:はい、原田ゼミでは前期に何度もプレゼンの練習があり、準備万端で研修に臨みました。ところが! 実は僕は当日プレゼンの順番が最後だったため、時間切れでほとんど披露できませんでした。
石塚:そうなんですよぉ(笑)。でも、最後のスライドに早くたどり着こうとEnterキーをバンバン押していたら会場が盛り上がり、それはそれでよかったなと思いました(笑)。
石塚、内田:はい、なんとか!(笑)
内田:身振り手振りでやっとプレゼンを終えたー、と安心していたら、すごいスピードで英語の質問が飛んできて焦りました!(笑)ドキドキでした。
石塚:バリ島のホテルを企業訪問した際の支配人のお話が興味深かったです。現地スタッフとよりよい雇用関係を築くための極意について教えていただきました。
内田:文化・言葉・習慣の問題もあったりして、自分の指示がなかなかスタッフにわかってもらえない。同じミスが何度となく繰り返される。そんなときは、従業員の目の前でひとつひとつ、行動で示しながら一緒にやってみると解決しやすいんだそうです。
石塚:現地の常識と日本の常識が異なり、驚くケースも多いそうです。例えばお祭り参加を理由に休暇申請があったり。支配人はまずは「①相手を受け入れる」そして、スタッフの家庭環境や文化に十分配慮することで「②一人一人と個人的な信頼関係を築く」。この2点を特に心掛けて仕事をされている、と教えてくださいました。
内田:はい、独立記念塔はインドネシア独立戦争の記念碑です。塔の中心に螺旋階段があり、階段をのぼるとバリの歴史が一目でわかるジオラマがあります。さらに階段をのぼると展望台です。まずジオラマを見学しながら、現地ガイドの光森さんからバリがどのようにして観光立国になったのかをテーマに、戦争のこと、それによってどんな文化が入ってきたのか、とてもわかりやすく説明していただきました。
石塚:光森さんからひとつの言葉を教えていただきました。ププタンというものです。これは「たとえ負け戦であったとしても戦い続ける」というもので、外国からの侵攻に対しバリの人々はププタンを行ったそうです。死を求める戦いでもあった、と説明を受けました。また、その後植民地になったバリは、国際植民地博覧会に出た際バリの良さをアピールして人気を獲得していった、というエピソードも初めて伺いました。「植民地博覧会」という言葉から最初僕はネガティブなイメージを受けましたが、逆境に打ち勝ってこそ現在のバリがあるということを知り、バリ人のたくましさはすごいなと改めて感じました。
内田:説明のあとは、展望階に上りました。
石塚:バリではヤシの木より高い建物は立てられないそうですが、記念塔だけは高く、塔からの景色はとても美しかったです。
石塚:僕はもっと海外に行ってみたいです。一度海外で道に迷ってしまって。そのときの不安感が忘れられず以降は海外と言うとずっと尻込みしていました。今回の滞在中にも目的のお店に行ってみたら潰れていた、というハプニングがありました。でも今回は英語で懸命にコミュニケーションし、周りの方々に助けてもらいながら無事移転先のお店にたどり着くことができました。
石塚:はい! 英語への抵抗感も薄れて「なんとかなる。じゃあもっと行こう!」と思えるようになりました。ただインドネシアの方々は僕たちと同じように英語を母国語としないのに、僕たちより断然上手に話されてすごいです。僕も言いたいことはたくさんあるのに口から出る英語はほんの少し。会話のキャッチボール、もっとスムーズにできたらなぁ。
内田:私も英語をもっと上達させたいと感じました! ウダヤナ大学の学生さんと帰国後も時々英語でLINEしますが、英語にも関わらず、インドネシアの学生さんは返信が早い! 既読をつけるか悩みながら(笑)、一晩かけてようやく返信メッセージを作り上げて、送信。そしたらまたすぐに返信が返ってくる! 英語で!(笑)
一同:うっ。(笑)
内田:スピーキングだけでなく、ライティングも含めて総合的に英語力をつけたいと思っています!