「グローバルプロジェクト入門(海外)」は1年次後期(春休み)または2年次前期(夏休み)に履修するGLEPの必修科目です。研修内容は派遣国によって異なりますが、現地学生との交流や、協定校での講義の受講、途上国支援のNGO活動、フィールドワークなど様々なプログラムが用意されています。これらのプログラムを通して、コミュニケーション力やリーダーシップを磨きます。各年度によって訪問国及び研修内容は異なります。
※研修例は以下の通りです。
(この科目は令和元年度までは「グローバル教養海外実践」として開講されました)
約1週間、西オーストラリア州パースにて、カーティン大学の研究施設訪問や学生との交流などをしてしています。また、現地の兵庫文化交流センターや日系企業も訪問します。緑が多く均整のとれた街並みを存分に楽しみながらの現地の人々との交流ができます。
約9日間、米国ワシントン州のシアトルとオリンピアで研修を行います。
兵庫県立大学の学術交流協定締結校であるワシントン大学やエバーグリーン大学にて、授業に参加し、現地学生と討論や交流をします。その他、兵庫県ワシントン州事務所、ワシントン州議事堂や企業、小学校を訪問したり、ベインブリッジ・アイランドにて日系人の歴史を学んだりします。
約2週間、タイ国立チェンマイ大学にて研修を行います。ネイティブの先生による英語語学研修のほか、タイ語研修、ムエタイ、タイ舞踊、タイ料理体験、象に乗っての国立公園散策、小中学校での文化交流など、様々な体験が凝縮したプログラムです。チェンマイ大学の学生たちと英語、タイ語、日本語を使って密なコミュニケーションをはかります。
約9日間、他大学の学生との合同で行われるプログラムです。スラム地域やごみ集積場の訪問、子供達との交流を通して、途上国の現状や開発問題について学びを深めます。一日一日を仲間としっかり振り返り、参加者同士の学び合いを通して、平和や豊かさについて考え、多くのことを吸収できる有意義なプログラムです。
研修期間は約1週間です。研修では現地日系企業を訪問したり、学術交流協定校である曁南大学の華僑学生やマカオ大学の学生と交流します。参加学生は各自課題を設定し、曁南大学の日本華僑学生の協力を得ながらフィールドワークをおこないます。また、歩いて旧国境を渡り、中国とマカオをめぐる植民地時代の歴史と特別行政区としての今後についても学びます。参加者からは、「現地の学生との交流ができ、自分の期待以上に中国の文化に触れることができて、多くの刺激を受けた」などの声があがっています。