国際交流・留学

令和2年10月14日

令和2年度 国際交流だより第8号

GLEPオリエンテーションキャンプの報告

 9月20日(日曜日)、9月21日(月曜日・祝日)にグローバルリーダー教育プログラム(GLEP)のオリエンテーションキャンプを開催しました。例年は、学外の研修施設にて1泊2日で実施していますが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、1日目は神戸商科キャンパスにて対面での実施、2日目はオンラインでの実施となりました。このキャンプは、全学部のGLEP1年生が初めて顔を合わせる場であるとともに、GLEP上級生が企画、運営を通して、リーダーシップを発揮する機会にもなっています。今年度前期は、新型コロナウイルス感染症の影響で遠隔授業が中心となり、登校する機会が少なかったこともあって、キャンプ当日は、久しぶりに顔を合わせた学生が、和気あいあいと話す姿が見られました。コロナ禍の中、人と人との繋がりが少なくなっていますが、同級生、先輩、教員など多くの人々と交わりながら、GLEP生として意欲的に取り組んでいってほしいと思います。

オリエンテーションキャンプ実行委員を務めた中嶋龍祐さんの体験談やGLEP1年生の感想を紹介します。

【オリエンテーションキャンプ実行委員の体験談】
 国際商経学部 2年 中嶋龍祐さん

 オリエンテーションキャンプ実行委員には、国際商経学部、社会情報科学部、工学部、理学部、環境人間学部の5学部から2回生8人が集まりました。GLEPで行われている海外研修に参加した人も多く、また、多数の学部から来ているので、価値観が違っていることでいろいろな意見の出てくるメンバーでした。

 実行委員の役割は、GLEPの事務局から提示されたキャンプのプログラムに学生の視点から意見し、プログラムの詳細を作り上げていくこと、しおりの作成やグループワークの準備など1回生のサポートをすることです。実行委員が最初に取り組んだ具体的な作業はキャンプのテーマ決めでした。私たちが1回生の時、先輩の積極的な姿勢や先生の意見に刺激を受け、オリエンテーションキャンプを機に、GLEP生となった実感がわく人が多かったです。今年度の1回生にも私たちと同じように感じてもらえるようにしたいと考え、テーマを決めました。テーマは大きく分けて2つ、「いろんな人の考え方から刺激を受け、GLEPにおける目標を作る」と「同級生、先輩、先生との繋がりを作る」です。今年度前期は遠隔授業が中心となったことから、1回生は同学年、同学部の学生と顔を合わせたことがあまりありませんでした。そこで、同級生の繋がりを最重要視して、これからの企画を行うこととなりました。

 今回のキャンプで実行委員の印象に特に残っているのはグループワークです。グループワークはGLEP8期生(今年度の1回生)が2回生になった時に履修する「グローバルプロジェクト演習」という科目を想定したプログラムでした。この科目は、今年度の1回生から開講される科目のため、私たちは履修したことがないのですが、学生各自でグループを作り、社会問題について解決策を考えて実行するのだそうです。実行委員のメンバーで、どうすれば初対面の同級生たちとグループを作り、共同のプレゼンテーションをできるか、学生の視点で意見も反映させつつ、プログラムを改良改善しました。1日目のグループワークでは、行きたい国、興味関心のある社会問題をテーマに英語による発表を行った後、各自で興味のある人に話しかけに行って、7人のグループを作ってもらい、2日目に行われる英語セッションの発表準備をしてもらう形になりました。

 オリエンテーションキャンプを通して感じたことは、まず後輩の英語力、プレゼン力の高さです。2日目の英語セッションでは、1日目に作ったグループで7分のプレゼンを英語でするという難題にもかかわらず、1回生は予想していた何倍も質の高い発表をしていました。実行委員が最も時間をかけて企画したプログラムの構成や、各グループにおけるディスカッションのサポートとアドバイスがプレゼンの質向上につながり、よかったです。1回生の能力には感心するとともに、負けていられないと刺激を受けました。
  キャンプを通じてリーダー論を学んだり、1回生の活発な様子を見たりする中で、自分はGLEP生になったものの、今まで積極的な参加をあまりしてこなかったことに気づきました。これからは自分がしたいと思うこと、そうでないものにも積極的に手を上げるようにし、自分の経験としていきたいです。

GLEP1年生の感想
 国際商経学部 1年 西沢紗羅さん

 9月20日、9月21日に行われたGLEPオリエンテーションキャンプは、全員が初対面とは思えないほど温かな雰囲気で始まりました。そのおかげもあり、英語でのプレゼンテーションもグループ全員が協力しあい、1日という短い準備期間にも関わらず、とても内容の濃いものに仕上げることができました。
 私のグループはタイ・バンコクのクロントイ・スラム街の貧困について取り上げ、その地域への教育の必要性を伝えました。私は大学入学前までバンコクに住んでおり、実際にスラム街のボランティアに参加していました。GLEPでは、私のこの経験を周りの方々にいつか伝えたいと考えていたので、このような形で少しでもお話できたことを本当に嬉しく思いました。
 例年のように、今年は宿泊はできませんでしたが、2日とも一年生はどの活動にも意欲的で、私自身これからもっと頑張っていかなければいけないと意識を高めることもできた初回の活動でした。今後の取り組みもGLEP生として積極的に参加し、たくさんの経験と知識を積んでいきたいです。

 社会情報科学部 1年 瀧口帆香さん

 オリエンテーションキャンプ1日目は、同じGLEP生の興味があることや考えを共有することができました。学部の垣根を越えて集まっているので、それぞれの興味も全然違いました。また、同じテーマであっても問題視する視点や考えが違うので、とても刺激を受けました。私自身、今まで特に問題視していなかったLGBTや貧困地域の食育まで踏み込んだ支援など、改めて考える機会が持てました。
 2日目のオンラインによる英語セッションでは、1日目に作ったグループで各々帰宅後、電話をつなぎ、大慌てで発表資料を作成しました。短い時間の中で作成したにも関わらず、どのグループもとても良い発表で、もう少し熟考すれば実現可能なプロジェクトが多数ありました。対面ではなく限られた時間であったからこそ、より集中して協力できたのではないかと感じました。
 コロナ禍で対面授業が始まる前に、例年のように合宿ではなかったですが、1日でも実際に対面して同じGLEP生や先輩、先生方とディスカッションできてよかったです。今後が楽しみになり、後期授業へのモチベーションも上がりました。

 工学部 1年 渡辺光星さん

 今回のオリエンテーションキャンプは対面で行われたため、実際にGLEPのメンバーと顔を合わせることができ、学部内だけでなく普段は顔を合わせない他学部の人とも交流をすることができました。キャンプではセッションを通してGLEP内の交流を行い、同じプロジェクトを行いたい人と一緒にプロジェクトについて調べ、翌日に英語で発表する企画がありました。
 私の中ではこの企画でより一層GLEPというものを実感しました。また、このような企画を行うことによって、さらに国際問題について深く知ることができ、グループワークの練習にもなりました。実際、私はウイグル問題について調べましたが、思っていたより深刻な問題であまり世間には知られていないことばかりでした。グループワークにおいては短い時間で発表のスライドと原稿の作成をすることは少し難しかったです。しかし、短い時間であったことで、より一層まとまって何かをするという練習になりました。オリエンテーションキャンプを通して、グローバルイシューについてさらに興味を持つことができました。

 理学部 1年 松田七海さん

 オリエンテーションキャンプで一番印象に残ったのは、グループワークと英語セッションです。短い時間の中で一から自分たちでグループを作り、ひとつのプロジェクトを考えるのは非常に難しかったです。けれども1日目解散後も各自で準備を進め、二日目の英語セッションでの発表で良い評価を頂いたのでとても嬉しかったです。参加する前は、短時間で準備して発表に間に合うのか不安でしたが、実際にグループワークをしてみると、自分があんなにアイデアを出して積極的に意見を言えたのかと驚きました。チームのメンバーもそれを受け入れてくれて、自分なりにやりたいことや強みを持っている人たちばかりだったので、良いプロジェクトを完成できたと思います。一見全く違うところに興味を持っているような人たちと文理融合のプロジェクトを考えるとさらに面白いというアドバイスも頂いたので、2年生から本格的にプロジェクトを考えていく際は実践したいです。
 新型コロナウイルスの感染が収まっていない状況で大変な中、最善を尽くしてくださったGLEP事務局の皆様と実行委員会の先輩方に本当に感謝しています。このキャンプで自分に足りないところも見つかりましたが、力になったことも多かったです。そういったことを今後の自分の成長に活かしていけたらと思います。

 環境人間学部 1年 池田康大さん

 私はGLEPオリエンテーションキャンプに参加して、自分自身の興味・関心の幅を広げることができたと感じています。私は将来、貧困問題に携わりたいと考えていて、今回、他学部、他学年の人と関わることで貧困問題の色々な側面を見ることができました。英語セッションでは、国際商経学部の学生からフェアトレードの話が出てきたり、理学部の学生からワクチン開発の話が出てきたりと、一つ一つの話が私にとって、とても新鮮でした。グループワークでは、それぞれの学部の学生が持っている専門分野の知識などを合わせることで、一つのプロジェクトを完成させることができ、改めて一つの社会問題に対して様々な側面からの分析が必要になることを実感しました。また、2日目のGLEPの先輩の発表では、実際の海外の様子を知ることができ、国や地域規模の大きな社会問題だけでなく、人々の日常的な暮らしにも興味を持つことができました。
 今後も自分の興味・関心の幅をより広げていくとともに、その一つ一つの社会問題やその解決方法についても掘り下げていくことで、自分の成長につなげていきたいと考えています。

 看護学部 1年 萬代咲稀さん

 私はオリエンテーションキャンプに参加して、いよいよGLEPが始まったと感じました。今までは事務局からの連絡はありましたが、GLEP生と交流する機会がありませんでした。しかし、オリエンテーションキャンプでGLEP生と顔合わせをし、初めて対面授業を受け、グループで英語プレゼンテーションを行うことでGLEPが始まったと実感しました。
 オリエンテーションキャンプはGLEP生と交流でき、これから始まるという楽しみがあった一方で、今まで体験したことのない取り組みを行うことはとても難しかったです。特に英語プレゼンテーションのためのグループ作りはとても大変でした。初対面の人たちに自ら声をかけてグループをつくるということはとても勇気のいることで、はじめはグループを作れないのではないか、また、できたグループで話し合いが上手く進むのかどうかと不安でした。しかし、声をかけてくれた友達のおかげでグループを作ることができ、グループでの活動ではみんなが意見を言うことができ、またそれぞれの能力を発揮することができました。
  オリエンテーションキャンプは1日目のみが対面で2日目はオンラインだったため、直接的な交流をもっとしたいという思いがありましたが、とても良い経験となり、これからGLEPで頑張っていこうと思いました。

グローバルな課題の解決をテーマにしたグループワークの様子

共有スペース

グループでの英語プレゼンテーションのスライドの一部

お問い合わせ:

国際交流機構 GLEP担当(大学本部 国際交流推進課内)

TEL: 078-794-6652
e-mail: global@ofc.u-hyogo.ac.jp
   
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