国際交流・留学

令和4年1月13日

令和3年度 国際交流だより第16号

GLEP留学生交流事業の報告

 副専攻「グローバルリーダー教育プログラム(GLEP)」では、語学力を生かしたコミュニケーション力や国際感覚を育成するため、毎年、留学生交流事業を実施しています。GLEP生や本学留学生が交流プログラムに参加し、異文化への理解を深めるとともに、様々な国の学生と知り合い、仲を深める機会になっています。
 今年は12月4日(土曜日)に国際商経学部グローバルビジネスコース(GBC)の留学生をはじめとする本学の留学生とGLEP1年生が神戸商科キャンパスに集い、交流を深めました。今年は初の試みとして、神戸商科キャンパスでの対面とオンラインのハイブリッド形式で実施しました。留学生交流事業の企画・運営は、自ら手を挙げた学生アシスタントが行い、留学生を含むGBC生とGLEP生からなる学生アシスタントが当日の3ヵ月ほど前からミーティングを重ね、交流プログラムを企画しました。学生アシスタントのメンバーは、国際商経学部・工学部・理学部・環境人間学部・看護学部の5学部から集まっていたため、Zoom (Web会議システム)を使って、他キャンパスの学生とオンラインで繋がり、ミーティングを行いました。
 学生アシスタントが考えた今回の留学生交流事業のテーマは、「International Party~Let's experience culture of the world!~」でした。英語やその他外国語を使った簡単なゲームやバンドパフォーマンス、空手の型体験、海外の食品をお題にした物語作りなどで盛り上がりました。参加学生からは「GLEP生だけではなく、GBCの学生とも交流できて楽しかった」「新しく築けた留学生との関係を保てるような機会がほしい」といった声が聞かれました。

少人数のグループごとに交流

少人数のグループごとに交流

空手の型を披露

空手の型を披露

客席の参加者が空手の型を体験

客席の参加者が空手の型を体験

 GBCの学生をはじめとする留学生とGLEP生が交流し、他国の文化に触れ、お互いのことを知るきっかけとなるイベントになりました。
 留学生交流事業を企画・運営した学生アシスタントや参加学生の感想を紹介します。

【学生アシスタントの感想】

 国際商経学部 GBC留学生 Jeeramongkolkun Panayaさん(タイ)

 This International Party was a perfect opportunity for students from six different departments and different nationalities to create new relationships together. The event had many activities to provide the most pleasant time for the participant. Opening concerts, ice-breaking games, story writing, singing “Hello song”, playing quizzes, and trying out karate. Another challenging thing that we had gone through was doing a ‘Hybrid’ system, thus online participants can participate as well. The event was held on December 4th, 2021, but the staff members had drawn up this event’s program about a couple of months ahead. There was online conferencing every week to update the plan and make progress for each team. Though there were a lot of changes during the event, we were able to manage and go with the flow. In the end, the outcome of the event was amazing, our purpose to allow participants to create new bonds was a success and a lot of them had a plan to travel together afterward.
 Speaking from the staff member’s perspective, I am very happy and proud of all of us due to the fact that we had been through thick and thin together for two months and the result was beyond our imagination. This event has created many connections and I am sure that it will be very beneficial for them in the future. This kind of event should be held not only once a year because it creates valuable and amusing memories for many people.

〔日本語要約〕

 留学生交流事業は、6つの異なる学部の学生、そして様々な国籍の学生と新たに交友関係を築く良い機会でした。このイベントでは、参加者が楽しめるように、開会のコンサートやゲーム、クイズ、空手の型体験といった様々なアクティビティを行いました。また、参加者がオンラインでも参加できるように、対面とオンラインのハイブリッドでの開催を初めて試みました。
 留学生交流事業は、12月4日に開催されましたが、学生アシスタントのメンバーは数カ月も前からこのイベントを企画してきました。メンバーがチームごとに企画を立て準備を進めるために、毎週オンラインでミーティングを行いました。イベントの最中に沢山の変更があったものの、何とか流れに沿ってやり遂げることができました。最終的に、イベントは上手く行き、参加者同士のつながりを築くという目的を達成することが出来ました。
 2カ月間、様々な課題を乗り越えながら学生アシスタントのメンバーと一緒に過ごし、想像していた以上に良いイベントとなったことを嬉しく思います。このイベントは参加者同士の多くのつながりを作り、このつながりは、将来、役に立つだろうと思っています。このようなイベントは多くの学生にとって良い思い出になるので、年に1回だけではなく、もっと機会があると良いと思います。

看護学部 上田琳

 先ず、今回留学生交流事業を対面にて行えたこと、嬉しく思います。今回の事業では、学生主体でグループ毎に企画を行いました。そのため、特に同じグループのメンバーと親睦を深めることができ、良い経験となりました。今回の事業を行う上で、最も難しさを感じたのは、留学生と一緒に企画するため、企画を考える会議での話し合いや、当日の運営を全て英語で行う必要があったことです。当初は、正しい英語を話さなければならないと感じ、自ら発言することができませんでした。自分の英語力に自信がなかったからです。しかし、当日運営を進めていく中で、意見を交換しているうちに、自然と英語を話すことができるようになりました。1日を終えた後には、日本語の言葉が頭に出てこなくなるほどでした。今回のように1日中英語を使う機会はそう多くはありませんが、自ら英語を話す機会を少しでも作ることはできます。これからは何事も自分の実力に恥じず、自分を成長させられる場に身を置き、挑戦していきたいと思います。

【参加者の感想】

国際商経学部 GBC留学生 Udomphap Pakineeさん(タイ)

 At the beginning of the opening ceremony, a band performance took place and the performance was very good. The musicians played well and the singers had beautiful voices. After the opening ceremony, it was time for activities. Although it was a little difficult to communicate with others due to internet and communication issues during the activities, we were able to talk and carry out many activities together. We played games within a group or did group activities to compete with other groups, including a quiz competition. Through various activities, I met new people, whether they came from the same class or different classes with me. We were very happy to talk and play games together. For some people, it may be difficult to communicate because they are not fluent in English. But we were happy to talk and there was no concern about the language differences at all. After the closing ceremony, I was very sad that the activities had finished. I like this party very much. It was a very pleasant party. I hope other people enjoy it too!

〔日本語要約〕

 開会式の冒頭にバンドパフォーマンスが行われました。とても良かったです。演奏が上手で歌声もきれいでした。開会式の後には、アクティビティの時間が設けられていました。アクティビティの途中、インターネットや通信の問題でコミュニケーションをとるのが難しいときもありましたが、みんなで話をしながら多くのアクティビティを行うことができました。グループ内でゲームをしたり、クイズ大会など他のグループと競い合うグループアクティビティをしたりしました。様々なアクティビティを通して、同じクラスの人、異なるクラスの人などと新しい出会いがありました。一緒に話したり、ゲームをしたり、とても楽しかったです。英語が流暢ではない人にとって、コミュニケーションをとるのは難しかったかも知れません。しかし、言語の違いを全く気にすることなく、楽しく話をすることができました。閉会式の後は、アクティビティが終わってしまって、名残惜しかったです。私はこの交流会がとても気に入りました。とても楽しい交流会でした。他の人たちにも楽しんでもらえたらと思います。

国際商経学部 渡辺隆太郎

 今回留学生交流事業に参加して、とても貴重な経験ができました。その中でも私が一番印象に残ったのは、学生アシスタントの方々のスムーズな進行です。初めから終わりまで円滑に運営を行うのはとても難しく、当日何が起こるか分からない中、時間通りに完璧に進めていました。当日までの間、念入りに準備してくださったのだろうと思います。更に、進行だけでなく内容もとても素晴らしいものでした。特に四択クイズは程よい難易度で皆が競い合うことができ、それでいて自国や他国のことを知ることもできて、とても楽しかったです。オンライン参加をしている学生とは電波などの関係でコミュニケーションが取りづらかったこともあったので、早く実際に会ってコミュニケーションを取ることができれば良いなと思いました。GBC生は勿論、東地区だけでなく西地区の学生とも交流を深めることができました。普段キャンパスが様々なところに分かれているので、こういった活動が定期的にあるととても嬉しいです。

理学部 西口遼真

 新型コロナウイルス感染症の影響で対面授業が少なく、大学に行く機会も少ないため、他学部の人はもとより同じ理学部の人とも話す機会が少なく、もっと友達が欲しいと思っていました。私はこのような交流会に参加するのは初めてで緊張や不安もありましたが、温かい雰囲気のおかげで初対面の人とも安心して話すことができました。前半は自己紹介を交えたゲームを行いました。途中でメンバー替えがあり、たくさんの人と関わることができました。英語で上手く言葉が出ず困ったような場面もありましたが、同じ班の方々が助け舟を出してくれるなど人の温かさを感じました。後半はクイズゲームや班対抗のゲームなどを行い、交流を深めました。想像力などあらゆる能力が必要とされましたが、とても良い経験になりました。全体を通して自分の英語力の拙さを痛感する場面もありましたが、それ以上に初対面の人と話せることが楽しかったです。また機会があれば参加したいと考えています。本当にありがとうございました。

お問い合わせ:

国際交流機構 GLEP担当(大学本部 国際交流推進課内)

TEL: 078-794-6652
e-mail: global@ofc.u-hyogo.ac.jp
   
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