平成27年5月27日
グローバル、という言葉を聞いて、何を想像しますか? 県立大学にはみなさんの身近にある様々な機会を利用し、グローバルな体験を得ることで、さらにステップアップを誓う先輩方がたくさんいます。
3月22日、第6回ハワイ大学研修訪問団の参加学生21名が約3週間の日程を終え、元気に帰国しました。あれから2か月。「ハワイのことを思い出して、いまだにぼんやりしてしまう…」と語る、理学部2回生、田苗輝(たなえひかる)さんに「ハワイ研修に参加してこそ得られたもの」について教えていただきました。
ハワイ研修の一番の売りはハワイ大学の授業だと思います。僕が受けたエリザ先生の授業はとてもアクティブ。3週間のカリキュラムの中心はフィールドワークで、教室のイスに座っていることがほとんどありませんでした。
毎週金曜日は大学の外に出ました。先生から与えられるテーマはクイズ形式で「○○と写真を撮れ」とか「観光客になぜハワイに来たのか3分インタビューをして来い」などでした。観光客や地元の方はみんな優しくて、フレンドリー。タトゥーをいれたマッチョもジョークを交えて答えてくれました。
ハワイ大生・レオナルドとの出会いです。彼とはハワイ大学の日本語クラブで出会いました。ある日のランチの時間、ハワイ大生のマイクが「日本語クラブへ行こう」と誘ってくれました。マイクもその場にいた友達もその日は結局行くのを止めたのですが、僕は興味があったので勇気を出して一人で行くことにしました。そこでレオナルドと出会ったんです。
日本語クラブは色々な活動をしているようですが、その日はたまたま習字の日でした。10人ほどで習字をしましたが、生徒が僕だけ日本人という状況がおかしかったです。そこでけっこう仲良くなった人もいて、結果的には行ってよかったです。
そうです! レオナルド以外にも、ジャッキーやカリーなど日本語をしゃべれる学生がいてびっくりしました。レオナルドはクラブのキャプテンで、家族のこと、ハワイ大学にくる関西の学生との交流のこと、などを話してくれました。
あと、習字の先生も日本からの現役留学生でした。県大付属高校出身だったみたいで兵庫トークで仲良くなりました。彼女たちは1年間のハワイ留学中とのことでした。
一番話をしたのはカリーで、彼女の親は日本人と中国人だそうです。彼女は僕と同じ理学部生で、今年大阪の大学に留学に行くかもしれない、と言っていました。授業で使っている教材を見せてもらいましたが、メモが張り巡らされた教科書の分厚いコピーにびっくり! 日頃の勉強量を物語っていました。本当にいい刺激になりました。
田苗さんにとってのかけがえのないグローバル体験、いかがでしたか。グローバルな体験は人それぞれによって異なります。経験した人の数だけ出会いがあり、学びがあり、活かし方があります。今後も引き続き、県大生が感じたグローバルな世界、みなさんと一緒に触れていけたらと思います。
田苗さんが参加した「ハワイ大学研修訪問団」は毎年秋に募集を開始し、3月に実施をしています(ホームページはこちら)。
その他にも国際教育交流センターでは様々な国際交流・異文化体験プログラムを企画・実施しています。