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記者発表詳細 2020年9月

令和2年9月24日(木曜日)

みなと銀行・兵庫県立大学連携講座『地域企業の戦略と経営』の開講について

趣旨

兵庫県立大学は、みなと銀行(頭取 服部博明氏)との産学連携協力協定(平成27年12月締結)に基づき、一昨年度より標記講座を開設しています。本年度も、学生が地域企業の事業活動や経営戦略、地域貢献に対する理解を深め、将来への視野を広げるため、同行の企画により、県内企業の経営者等から自社の戦略と経営を講義いただく科目を後期に開講します。


内容等

開講科目名
『地域企業の戦略と経営』
開講期間
令和2年10月2日(金曜日)~令和3年1月29日(金曜日)
開講場所
兵庫県立大学 神戸商科キャンパス 教育棟Ⅱ C101
(〒651-2197 神戸市西区学園西町8-2-1)
開講時限
原則、金曜日3限目(13時00分~14時30分)
講義概要
みなと銀行及び同行取引先の企業経営者等を講師として、各業界マーケットの特徴や戦略等について講義
(参考)令和元年度の履修者数は234名(経済・経営学部2~4回生)で、学生の反応も良く、講義を担当された企業経営者からも好評を得ています。
講義テーマ及び講師
別紙のとおり
問い合わせ先
兵庫県立大学神戸商科キャンパス
学務課長 赤松良幸
TEL:078-794-5196

令和2年9月18日(金曜日)

260μmの素子に光を照射するだけで852Vの電圧発生 ~発生電圧向上メカニズムを解明~

趣旨

兵庫県立大学工学研究科の中嶋誠二准教授、藤澤浩訓教授、清水勝特任教授、東京理科大学理学部樋口透准教授、高輝度光科学研究センター保井晃主幹研究員、木下豊彦主席研究員らの共同研究グループはマルチフェロイック材料であるBiFeO₃にMnを微量添加することで、バルク光起電力効果により発生する電圧が飛躍的に向上することを発見し、また発生電圧向上のメカニズムを解明しました。
本成果は、独立行政法人日本学術振興会 科学研究費助成事業基盤研究(C)(JP19K04495 および JP16K06272)の結果得られたものです。


内容等

発表内容要旨
バルク光起電力効果は従来のpn接合型太陽電池とは全く異なるメカニズムで発電する効果で、中心対称性を持たない結晶に光を照射することで誘起される「シフト電流」により発生するものです。また、現在製品化されているSiを用いたpn接合型太陽電池の性能を凌駕する可能性があることから注目されています。本研究ではペロブスカイト型構造を有するマルチフェロイック材料であるビスマスフェライト(BiFeO₃)にMnをドープすることで、バルク光起電力効果により発生する電圧が飛躍的に向上することを発見しました。その結果、Mnを0.5 at%ドープしたBiFeO₃薄膜では、わずか260μmの間に青紫色レーザー光を照射することで、-193℃において852 Vの電圧発生が確認できました。これは従来のSi太陽電池の発生電圧0.5 Vの約1700倍に相当します。またこれは、BiFeO₃にMnをドープすることでその電子構造が変化するためであることを、放射光を用いた軟X線および硬X線光電子分光法、軟X線吸収分光法により解明しました。
これらの結果は、従来のpn接合型太陽電池とは異なる、新たな太陽電池の創出に貢献するものです。また、光で駆動する光アクチュエータ等の新規デバイスにも応用できる技術です。
本研究成果は、2020年9月21日(イギリス標準時間午前10時)付で、英国Springer Natureが発行する科学誌「Scientific Reports」のオンライン版に掲載される予定です。
詳細
別紙のとおり
問い合わせ先
兵庫県立大学大学院工学研究科 准教授 中嶋誠二
TEL:079-267-4805
E-mail:nakashima@eng.u-hyogo.ac.jp
兵庫県立大学姫路工学キャンパス経営部 総務課
TEL:079-266-1661
E-mail:soumu_kougaku@ofc.u-hyogo.ac.jp
同時資料
提供先
文部科学省記者会、科学記者会、大阪科学・大学記者クラブ、
兵庫県政記者クラブ、中播磨県民センター記者クラブ、西播磨県民局記者クラブ

令和2年9月17日(木曜日)

令和2年度兵庫県立大学大学院経営研究科学位記授与式について

趣旨

兵庫県立大学経営専門職大学院経営研究科の第10期修了生の学位記授与式を次のとおり挙行します。

なお、コロナ感染症拡大の状況により、やむを得ず開催を中止する可能性があります。


内容等

日時
令和2年9月25日(金曜日)15時00分~
場所
兵庫県立大学神戸商科キャンパス 本部棟 大会議室
修了予定者数
地域イノベーションコース 8名
医療マネジメントコース  10名
介護マネジメントコース  3名
(参考)
経営研究科の
コース紹介
  • ビジネスイノベーションコース(履修期間2年)
    • 大学学部新卒者を対象に、平日に開講される科目の履修を中心としたコース
    • 国際企業社会で実践的に活躍できる人材を育成

  • 地域イノベーションコース(履修期間1年6ヶ月)
    • 社会人(企業の経営幹部、事業承継者等)を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
    • 理論に裏打ちされた実践的マネジメント能力を備えた経営のプロを育成

  • 医療マネジメントコース(履修期間1年6ヶ月)
    • 社会人(医療従事者等)や大学学部新卒者を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
    • 高度なマネジメント能力を備えた医療機関における将来の運営管理者を育成

  • 介護マネジメントコース(履修期間1年6ヶ月)
    • 社会人(医療・介護従事者等)や大学学部新卒者を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
    • 卓越したマネジメント手法を駆使する介護経営に関わる人材を育成

※医療マネジメントコースは平成22年4月に、介護マネジメントコースは平成26年4月に、日本の経営専門職大学院では初めて設置
※ビジネスイノベーションコース及び地域イノベーションコースには、「中小企業診断士養成課程」を併設(履修期間2年)。このコースでは高度な経営理論を身につけ地域経済活性化に貢献する中小企業診断士を育成。

(注)ビジネスイノベーションコース及び中小企業診断士養成課程は、履修期間が2年間となっており、今回は対象外。
式次第
別紙のとおり
問い合わせ先
兵庫県立大学神戸商科キャンパス 経営部 国際交流・学生課
電話:078-794-5220

令和2年9月10日(木曜日)

2020年度兵庫県立大学国際商経学部グローバルビジネスコース(GBC)留学生
秋季入学式(Entrance Ceremony)のオンライン開催について

趣旨

兵庫県立大学神戸商科キャンパスでは、国際商経学部GBC留学生の第2期生としてアジア、東欧など11の国・地域から35名の留学生を迎え、秋季入学式を下記のとおり実施します。なお、今年度はCOVID-19感染拡大防止の観点による3密回避や、現時点では大半の留学生が新規留学ビザ発給制限のため来日が困難であることに伴いオンライン開催とし、式の様子をライブ配信します。
なお、GBC留学生に支援をいただいている企業や、留学生出身国の大使館・総領事館等には、ライブビューイング用のサイトを事前にご案内します。

GBC留学生秋季オンライン入学式(Entrance Ceremony)の開催

開催日時
令和2年9月17日(木曜日) 11時00分~12時00分
実施場所 
兵庫県立大学神戸商科キャンパス i-Square(国際学生寮)
(神戸市西区学園西町8丁目2番1号)
参加者数
【留学生】 11か国・地域 35人(別紙のとおり)
※インドネシア2人、インド、ザンビア、フィリピンの留学生 計5名は、会場で参加
【ご家族等】 約 10人(予定)
主な出席者
【大学関係】
 学長、副理事長、副学長、事務局長、学部長 他
プログラム
(1) 開 式
(2) 学長式辞
(3) 知事メッセージ(代読)
(4) 新入学生代表宣誓 ※Mr Putra Farrell Vidi(インドネシア出身)
(5) 新入生紹介(会場、オンライン)
(6) 在学GBC留学生による歓迎のあいさつ ※Ms Lin Yu-Yu(台湾出身)
(7) 大学関係者紹介
(8) 閉 式
その他
式は英語で進行します。
会場での撮影、取材の際には、マスク着用の上、三密回避に留意してください。
問い合わせ先
兵庫県立大学 神戸商科キャンパス 経営部国際交流・学生課 課長:那波恭子
電話:078-794-5310

令和2年9月8日(火曜日)

野生絶滅前のコウノトリの食性を剥製標本から推定


発表内容要旨

【発表のポイント】
  • 兵庫県豊岡市や国内の各機関に保存されている野生絶滅前コウノトリの剥製の羽毛を活用し、安定同位体比解析により食性を推定した。
  • 1930年代~50年の野生絶滅前個体群は、現在の再導入個体群よりも淡水、汽水魚類を含め、様々な分類群の動物をバランスよく採餌していたと推定された。
  • しかし、1960年代の野生絶滅直前では、汽水魚の割合が低下し、さらに再導入個体群では、昆虫類に大きく偏った食性が推定された。
  • これらの結果を踏まえると、コウノトリが汽水・淡水魚を採餌できるような河道内の湿地造成や海域から水田域までの連続性を改善していく必要がある。
公立大学法人兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科の田和康太特任助教(当時)と同研究科長兼兵庫県立コウノトリの郷公園統括研究部長の佐川志朗教授は、豊岡盆地や国内他地域の学校、官公庁、研究機関に保存されているかつて豊岡盆地周辺に生息していた野生絶滅前のコウノトリ剥製を活用し、当時の食性を推定しました。この成果は、ドイツ鳥学会発刊のJournal of Ornithology 誌の8月12日付けオンライン版に掲載されました。

内容等

成果の概要
豊岡盆地における野生絶滅前コウノトリの食性については、断片的な知見しか残されておらず、そのことが、具体的なコウノトリ野生復帰の整備目標の設定を困難にしていた。そこで、コウノトリの剥製標本の羽毛を活用した炭素・窒素安定同位体比解析を行い、当時の食性推定を試みた。その結果、1930年代~50年の野生絶滅前個体群では、現在の再導入個体群よりも栄養段階が高く、淡水、汽水魚類を含め、様々な分類群の動物をバランスよく採餌していたと推定された。しかし、1960年代の野生絶滅直前では、汽水魚の割合が低下し、さらに再導入個体群では、昆虫類に偏った食性が推定された。これらの結果は、再導入後のコウノトリが、汽水・淡水魚を採餌できる機会が減っていることを示唆している。今後、河道内における湿地の造成や海域から水田域までの水域間の連続性確保(落差解消)などにより、魚類の生息環境整備をさらに進めていく必要があると考えられた。

詳細
別紙のとおり
問い合わせ先
(国研)土木研究所水環境研究グループ河川生態チーム 専門研究員 田和康太
電話 029-879-6775   E-mail:zi14ktawa@gmail.com
兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科 研究科長 
(併任)兵庫県立コウノトリの郷公園 統括研究部長 佐川志朗
電話 0796-34-6079   E-mail:sagawa@stork.u-hyogo.ac.jp
同時資料
提供先
兵庫県政記者クラブ、但馬県民局記者クラブ

令和2年9月4日(金曜日)

国内に侵入した特定外来植物ヒガタアシ(Spartina alterniflora)は中国を経由し二次的に侵入したことを発見

趣旨

近畿大学農学部環境管理学科(奈良県奈良市)准教授の早坂大亮らの研究グループは、日本工営(株)(前原 裕:元 近畿大・院)、国立環境研究所(玉置雅紀 室長)、日本スパルティナ防除ネットワーク(花井隆晃 事務局長)、兵庫県立大学自然・環境科学研究所及び兵庫県立人と自然の博物館(中濵直之 講師)、自然環境研究センター(入口友香 研究員:元 近畿大・院)、第一復建(株)(西野惇志:元 近畿大・院)との共同研究により、外来生物法で特定外来生物に指定されているヒガタアシ(Spartina alterniflora Loisel.)の遺伝構造と侵入の経路について、以下のように特定しました。

  • 葉緑体DNA解析により、日本での侵入が確認されている愛知県、熊本県のヒガタアシ集団が、いずれも、同一のハプロタイプ(C4という名称のハプロタイプ)を有しており、本種の原産地域のうち米国東海岸(フロリダ半島周辺)を起源とする集団と一致
  • ハプロタイプC4は、米国外の侵入地域において、東アジア、とくに中国(干潟造成のために本種を意図的に導入)で優占
  • 核DNA解析の結果、日本のヒガタアシは地域集団間で遺伝子混合がほとんどない

そこで、本種の日本への侵入経路をより詳細に検討するため、「日本との貿易が盛んな地域がヒガタアシ分散のドナースポット(窓口)になっている」という仮説を立て、愛知県、熊本県の港湾とヒガタアシの生育が見られる諸外国・地域との貿易量(金額ベース)を比較しました。その結果、両県とも中国との貿易が高い傾向にあり、また貿易量の増加時期が本種の侵入時期と前後していたことから、日本のヒガタアシは米国東海岸から中国を介した「二次的導入」である可能性が強く示唆されました。くわえて、本種の日本への侵入は各地域で別々の時期に独立して起こり、かつ1~数個体というごく少数の個体の侵入からはじまった可能性も明らかとなりました。

本研究の成果は、令和2年(2020年)9月7日に、オープンジャーナルの「Frontiers in Plant Science」に掲載されました。


内容等

詳細
別紙のとおり
論文情報
【タイトル】
Genetic diversity of invasive Spartina alterniflora Loisel. (Poaceae) introduced unintentionally into Japan and its invasion pathway(日本に非意図的に侵入した外来イネ科植物ヒガタアシ(Spartina alterniflora Loisel.)の遺伝的多様性とその侵入経路)
【著者】
前原裕(1),(6)、玉置雅紀(2)、入口友香(1),(7)、中濵直之(3),(4)、花井隆晃(5)、西野惇志(1),(8)、早坂大亮(1)
 著者の所属:
 (1)近畿大学大学院 農学研究科 環境管理学専攻
 (2)国立環境研究所 福島支部
 (3)兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
 (4)兵庫県立人と自然の博物館
 (5)日本スパルティナ防除ネットワーク(JNPS)
 (6)日本工営株式会社
 (7)自然環境研究センター
 (8)第一復建株式会社
   共同筆頭著者:前原 裕、玉置雅紀 責任著者:早坂大亮
【掲載雑誌・号・doi】
Frontiers in Plant Science
号: 電子出版のため未定
doi: 未定
問い合わせ先
兵庫県立大学自然・環境科学研究所 講師
兵庫県立人と自然の博物館 研究員
中濵直之
電話 079-559-2002   E-mail:nakahama@hitohaku.jp
同時資料
提供先
兵庫県政記者クラブ
(近畿大学より)     
 文部科学記者会、科学記者会、大阪科学・大学記者クラブ、     
 東大阪市政記者クラブ、奈良県政・経済記者クラブ、     
 奈良文化教育記者クラブ、奈良市政記者クラブ
(国立環境研究所より)
 環境省記者クラブ、環境記者会、筑波研究学園都市記者会

令和2年9月3日(木曜日)

風力発電機の長寿命化に向けた潤滑×シミュレーション技術、NEDO による採択が決定
- 風力発電機の洋上化に向けたメンテナンスフリー化のための潤滑技術開発を、 マルチスケール材料シミュレーションにより加速 -

趣旨

公立大学法人兵庫県立大学(本部:神戸市西区、学長:太田勲、以下:兵庫県大)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下:NEDO)が実施する「風力発電等技術研究開発/風力発電高度実用化研究開発/風車運用・維持管理技術高度化研究開発」事業において、出光興産株式会社(以下:出光興産)が提案し、兵庫県大・岡山大学(以下:岡山大)との共同研究事業とする「風力発電機の長寿命化に向けたマルチスケールトライボ解析・実験による最適潤滑剤設計」(2020年度から2022年度の3年間)が採択されたことをお知らせします。


内容等

発表内容要旨
洋上風力発電装置は、建設コストが陸上よりも増加するため、個別の発電容量を大きくしたメガワット (8〜14 MW)級の開発が進められています。一方で、メンテナンスの面からは洋上における修繕コストの低下のため、いっそう高い信頼性が求められます。洋上風車の運転維持コストを低減するため、出光興産におけるオイル・グリースの基材最適化技術・評価方法をベースに、兵庫県大工学部(木之下博教授、松本直浩助教)・岡山大工学部(大宮祐也助教)の新規トライボナノマテリアル添加剤を対象に加え、風力発電装置メンテナンスフリーに寄与する潤滑剤の開発を実施します。兵庫県大大学院シミュレーション学研究科(鷲津仁志教授)で培ってきた分子~メソスケールのトライボロジー(潤滑・摩擦摩耗)シミュレーション技術およびマテリアルズインフォマティクス技術を駆使し、スーパーコンピュータにおける大規模実証計算により、データに基づく理論的根拠によって最適条件を予測します。また、出光興産および兵庫県大工学部(阿保政義准教授)・岡山大工学部におけるトライボロジー予測・評価技術によって、その効果を検証します。
詳細は別添プレスリリースのとおりになります。
プレスリリース日:令和2年9月3日
詳細
別紙のとおり
問い合わせ先
兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科 教授 鷲津仁志
TEL:078-303-1997
E-mail: washizu@sim.u-hyogo.ac.jp
 

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