記者発表詳細 2021年9月
令和3年9月29日(水曜日)
公園でテレワーク、交流・コ・ワーキング、ゼミ受講する社会実験開始
ポストコロナ時代の公園のあり方を探る県立大研究チーム・神戸市が共同でサテライト・ラボ開設
趣旨
兵庫県立大学の研究チーム(代表 教授 平田富士男)と神戸市(落合中央公園管理者)は共同して、ポストコロナ時代を見据え、公園の持つ自然資源やオープンスペースを活用した新しい公園マネジメントのあり方を検討する一環として、落合中央公園(地下鉄名谷駅前)内にテレワークスペース等を提供するサテライト・ラボ「県大PARK LABO.」を下記のとおりオープンし、その利用者を募集開始します。
ここでは、
- 公園の緑を感じながらテレワークできるブース設置(wifi等を備えた7ブース)
- ブース利用者の交流をサポートするコーディネイター配置
- ブース利用者を中心に県大教員によるゼミナール開講(落合中央公園や名谷のまちづくりなどをテーマに)
を行います。
このようなラボの運営を通じて、多くの働く世代が落合中央公園や名谷のまちの今後を考える拠点となるような新たな公園マネジメントのあり方を研究していきます。
- 日 時 令和3年10月6日(水曜日)10:00~ オープン
- (開設期間は、本年10月6日~来年1月末まで)
- 場 所 落合中央公園管理事務所2階(神戸市須磨区中落合3-1-3)
- 利用受付
-
- テレワークブース (7ブース)
- ラボのホームページから「ブース予約、申し込み」
- ブース利用料:300円/日
- 県大教員によるゼミナール(定員10名)
- 原則としてブース利用者を対象に参加者募集
- (人数に余裕がある場合、上記ホームページにて募集)
令和3年9月24日(金曜日)
みなと銀行・兵庫県立大学連携講座『地域企業の戦略と経営』の開講について
趣旨
兵庫県立大学は、みなと銀行(代表取締役社長 武市 寿一氏)との産学連携協力協定(平成27年12月締結)に基づき、平成30年度より標記講座を開設しています。
本年度も、学生が地域企業の事業活動や経営戦略、地域貢献に対する理解を深め、将来への視野を広げるため、同行の企画により、県内企業の経営者等から自社の戦略と経営を講義いただく科目を後期に開講します。
内容等
- 開講科目名
- 『地域企業の戦略と経営』
- 開講期間
- 令和3年10月1日(金曜日)~令和4年1月28日(金曜日)
- 開講場所
- 兵庫県立大学 神戸商科キャンパス 教育棟Ⅱ C101
- (〒651-2197 神戸市西区学園西町8-2-1)
- 開講時限
- 原則、金曜日3限目(13時00分~14時30分)
- 講義概要
- みなと銀行及び同行取引先の企業経営者等を講師として、各業界マーケットの特徴や戦略等について講義
- (参考)令和2年度の履修者数は297名(国際商経・経済・経営学部2~4回生)で、学生の反応も良く、講義を担当された企業経営者からも好評を得ています。
- 講義テーマ
及び講師
- 別紙のとおり
- 問い合わせ先
- 兵庫県立大学神戸商科キャンパス
- 学務課長 赤松良幸
- 電話:078-794-5196
令和3年9月16日(木曜日)
令和3年度兵庫県立大学大学院経営研究科学位記授与式について
趣旨
兵庫県立大学経営専門職大学院経営研究科の第11期修了生の学位記授与式を次のとおり挙行します。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、やむを得ず開催を中止する可能性があります。
内容等
- 日時
- 令和3年9月24日(金曜日)15:00~
- 場所
- 兵庫県立大学神戸商科キャンパス 本部棟 大会議室
- 修了予定者数
- 地域イノベーションコース 14名
- 医療マネジメントコース 9名
- 介護マネジメントコース 5名
- (参考)
経営研究科の
コース紹介
-
- ビジネスイノベーションコース(履修期間2年)
- 大学学部新卒者を対象に、平日に開講される科目の履修を中心としたコース
- 国際企業社会で実践的に活躍できる人材を育成
- 地域イノベーションコース(履修期間1年6ヶ月)
- 社会人(企業の経営幹部、事業承継者等)を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
- 理論に裏打ちされた実践的マネジメント能力を備えた経営のプロを育成
- 医療マネジメントコース(履修期間1年6ヶ月)
- 社会人(医療従事者等)や大学学部新卒者を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
- 高度なマネジメント能力を備えた医療機関における将来の運営管理者を育成
- 介護マネジメントコース(履修期間1年6ヶ月)
- 社会人(医療・介護従事者等)や大学学部新卒者を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
- 卓越したマネジメント手法を駆使する介護経営に関わる人材を育成
- ※医療マネジメントコースは平成22年4月に、介護マネジメントコースは平成26年4月に、日本の経営専門職大学院では初めて設置
- ※ビジネスイノベーションコース及び地域イノベーションコースには、「中小企業診断士養成課程」を併設(履修期間2年)。このコースでは高度な経営理論を身につけ地域経済活性化に貢献する中小企業診断士を育成。
- (注)ビジネスイノベーションコース及び中小企業診断士養成課程は、履修期間が2年間となっており、今回は対象外。
- 式次第
- 別紙のとおり
- 問い合わせ先
- 兵庫県立大学神戸商科キャンパス 経営部 国際交流・学生課
- 電話:078-794-5220
令和3年9月15日(水曜日)
兵庫県立大学「知の交流シンポジウム2021」 の開催
趣旨
兵庫県立大学では、本学の最先端の研究成果を産業界・地域社会に向けて発表する「知の交流シンポジウム2021」を開催します。
本年度は、国立研究開発法人物質・材料研究機構 理事長 橋本和仁 氏の「アフターコロナ時代の研究開発」と題した特別講演、株式会社タクマ 代表取締役社長 南條博昭 氏の特別講演のほか、本学教員の講演(6名)も予定しています。
なお、本年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンラインで講演を実施し、ポスター展示についてもWeb上で開催します。
内容等
- 日時・開催方法
- (1)講演
- ①日時:9月28日(火曜日)10:30~17:00
- ②開催方法:オンラインで開催
- (2)ポスター展示
- ①日程:9月28日(火曜日)~12月31日(金曜日)
- ②開催方法:Web上で展示
- 主催
- 兵庫県立大学知の交流シンポジウム2021実行委員会
- 内容
- (1)講演
- ①スケジュール
- 10:30~10:35 次第説明 豊田紀章(産学連携・研究推進機構副機構長)
- 10:35~10:40 開会挨拶 畑 豊(副学長兼産学連携・研究推進機構長)
- 10:40~11:20 一般講演(2件・本学教員が担当)
- 11:20~11:40 次世代研究プロジェクト推進事業(1件・本学教員が担当)
- 11:40~12:00 新型コロナウイルス関連研究事業(1件・本学教員が担当)
- 12:00~13:00 <昼食休憩>企業等PRポスター放映
- 13:00~13:10 学長挨拶 学長 太田勲
- 13:10~14:00 特別講演1
- 国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS) 理事長 橋本和仁 氏
- 演題:「アフターコロナ時代の研究開発」
- 14:00~14:40 特別講演2
- 株式会社タクマ 代表取締役社長 南條博昭 氏
- 演題:「バイオマスが生み出すクリーンエネルギーと新たな価値」
- 14:40~14:55 企業等PRポスター放映
- 14:55~16:15 優秀ポスター賞表彰および優秀ポスター賞受賞者による受賞記念講演
- 16:15~16:55 一般講演(2件・本学教員が担当)
- 16:55~17:00 閉会挨拶 豊田紀章 副機構長
- ②参加費
- 無料
- ③申込方法
- 以下本学ホームページ内のZoomウェビナー参加登録フォームより、お申し込みください
- https://www.u-hyogo.ac.jp/research/event/2021/20210928/index.html
-
- (2)ポスター展示
- 以下のWeb上で開催します。 ※期間:9月28日(火曜日)~12月31日(金曜日)
https://chinokouryu.jp/
- 詳細
- 別紙のとおり
- 問い合わせ先
- 兵庫県立大学 知の交流シンポジウム実行委員会(兵庫県立大学産学連携・研究推進機構内)
- 電話:079-283-4560 FAX:079-283-4561
- E-mail:sangaku@hq.u-hyogo.ac.jp
令和3年9月13日(月曜日)
“古老の知恵”か“経験機会の喪失”か 自然利用の知識が減少するメカニズム
~淡路島の「木の実文化」を例に~
趣旨
兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科2015年度修了生の奥井かおりさん(現・株式会社生態計画研究所 研究員)、澤田佳宏准教授と東京大学の吉田丈人准教授の研究グループは、淡路島の住民による野生の木の実の利用について細かく調べることで、若い世代ほど自然を利用する機会が喪失していること、および自然を利用する知識の伝達経路が世代間で変化していることを明らかにしました。
自然利用の経験が減少することによって生物多様性への関心が低下する可能性が指摘されていることから、人と自然のつながりを回復させる活動が今後ますます重要になると考えられます。
本研究成果は、Human Ecology誌(電子版)に7月2日に掲載されました。
内容等
令和3年9月10日(金曜日)
鉄系超伝導体の超高速な結晶構造変化を実現 -光による新しい超伝導操作の可能性を示唆!-
趣旨
兵庫県立大学大学院理学研究科の和達大樹教授(研究当時:東京大学物性研究所 准教授)は、東京大学物性研究所の鈴木剛助教と岡﨑浩三准教授、高輝度光科学研究センター(JASRI)の久保田雄也博士研究員(研究当時)らとの共同研究で、鉄系超伝導体BaFe2As2における結晶構造の超高速変化をX線回折法の時間分解測定により直接観測し、ダイナミクスの追跡に成功しました。その結果、光照射して30 ps(ピコ秒=1兆分の1秒)という超高速な時間の後に、瞬間的に0.1 GPaという巨大な応力が結晶表面に印加され、結晶構造が変化することを世界で初めて明らかにしました。
鉄系超伝導体は、圧力や同族元素置換などによるわずかな結晶構造変化により超伝導転移温度が急激に上昇することから、基礎学理及び応用の観点から大きな注目を集めていました。今回の発見により、光が鉄系超伝導体の結晶構造を瞬間的に変える新しい制御手段になり得ることを実証しました。今後、光を利用した結晶構造制御や他の物質における研究がますます盛んになり、さらにそれを応用した次世代光デバイスの開発が促進されることが期待されます
。
本成果は、米国科学誌Physical Review Researchに9月8日に公開されました。
内容等
令和3年9月1日(水曜日)
兵庫県立大学 第2回学長定例記者会見の実施について
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