記者発表詳細 2022年9月
令和4年9月30日(金曜日)
みなと銀行・兵庫県立大学連携講座『地域企業の戦略と経営』の開講について
兵庫県立大学は、みなと銀行(代表取締役社長 武市 寿一氏)との産学連携協力協定(平成27年12月締結)に基づき、平成30年度より標記講座を開設しています。
本年度も、学生が地域企業の事業活動や経営戦略、地域貢献に対する理解を深め、将来への視野を広げるため、同行の企画により、県内企業の経営者等から自社の戦略と経営を講義いただく科目を後期に開講します。
- 開講科目名
- 『地域企業の戦略と経営』
- 開講期間
- 令和4年10月7日(金曜日)~令和5年1月27日(金曜日)
- 開講場所
- 兵庫県立大学 神戸商科キャンパス 教育棟Ⅱ C101
- (〒651-2197 神戸市西区学園西町8-2-1)
- 開講時限
- 原則、金曜日3限目(13時00分~14時30分)
- 講義概要
- みなと銀行及び同行取引先の企業経営者等を講師として、各業界マーケットの特徴や戦略等について講義
- <参考>令和3年度の履修者数は187名(国際商経・経済・経営学部2~4回生)で、学生の反応も良く、講義を担当された企業経営者からも好評を得ています。
- 講義テーマ
及び講師
- 別紙のとおり
- 問い合わせ先
- 兵庫県立大学神戸商科キャンパス
- 学務課長 赤松 良幸
- 電話:078-794-5196
令和4年9月29日(木曜日)
兵庫県立大学自然・環境科学研究所
兵庫県立人と自然の博物館
同種個体の微かな化学的痕跡はフジツボ幼生の着生を遅らせる
~フジツボの生態解明から付着防除技術の開発にも期待~
- 概 要
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北出汐里(兵庫県立大学・環境人間学研究科)、遠藤紀之(姫路エコテック株式会社)、野方靖行(電力中央研究所)、松村清隆(北里大学・海洋生命科学部)、安元剛(北里大学・海洋生命科学部)、井口亮(産業技術総合研究所)、頼末武史(兵庫県立大学兼兵庫県立人と自然の博物館)は、フジツボの幼生の着生(注)を誘起することで知られていたフェロモンが、低濃度では着生を誘起せず、着生を抑制する働きを持つことを明らかにしました。低濃度のフェロモン刺激は幼生にとって、同種個体が存在する生息に適した着生場所が比較的遠い場所に存在するという情報となり、着生場所の探索を継続させているのではないかと考えています。
フジツボは代表的な海産付着生物であり、発電所の水路や船底などの人工物に付着することで、様々な経済的・環境的な被害を及ぼす汚損生物としても知られています。本研究の成果は環境負荷の低い新たな付着防除技術の開発につながることも期待されます。
本研究成果は2022年9月29日に、国際科学誌「Frontiers in Marine Science」の電子版に掲載されました。
(注)着生…幼生が岩盤などに付着し、変態すること。着生した個体は移動することができなくなるため、着生場所がその後の生息場所となる。
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- 詳 細
- 別紙のとおり
- 論文情報
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- 【タイトル】
- Faint chemical traces of conspecifics delay settlement of barnacle larvae
(同種個体の微かな化学的痕跡はフジツボ幼生の着生を遅らせる)
- 【著 者】
- Shiori Kitade, Noriyuki Endo, Yasuyuki Nogata, Kiyotaka Matsumura, Ko Yasumoto, Akira Iguchi, Takefumi Yorisue
(北出汐里、遠藤紀之、野方靖行、松村清隆、安元剛、井口亮、頼末武史)
- 【雑誌・掲載日・doi】
- Frontiers in Marine Science(掲載日:2022年9月29日)
doi: 10.3389/fmars.2022.983389
- 問い合わせ先
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- (研究に関すること)
兵庫県立大学自然・環境科学研究所 准教授
兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員
頼末 武史
電話: 079-559-2001(代表)
メール:yorisue@hitohaku.jp
- (付着生物汚損に関すること)
一般社団法人電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部 上席研究員
野方 靖行
電話: 04-7182-1181(代表)
メール:noga@criepi.denken.or.jp
- (報道に関すること)
兵庫県立大学 社会貢献部地域貢献課 職員
平井 美帆
電話:078-794-6653(代表)
メール:chiikikouken@ofc.u-hyogo.ac.jp
- 同時資料提供先
- エネルギー記者会
(一般財団法人電力中央研究所より)
文部科学記者会、科学記者会
(学校法人北里研究所より)
経済産業記者会、経済産業省ペンクラブ、中小企業庁ペンクラブ、資源記者クラブ、筑波研究学園都市記者会
(国立研究開発法人産業技術総合研究所より)
三田市政記者クラブ
(兵庫県立人と自然の博物館より)
令和4年9月22日(木曜日)
令和4年度兵庫県立大学大学院社会科学研究科学位記授与式について
趣旨
兵庫県立大学大学院社会科学研究科経営専門職専攻修了生の学位記授与式を次のとおり挙行します。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、開催の変更等の可能性があります。
- 日時
- 令和4年9月29日(木)15時00分~
- 場 所
- 兵庫県立大学神戸商科キャンパス 本部棟 大会議室
- 修了予定者数
- 地域イノベーションコース 11名
- 医療マネジメントコース 11名
- 介護マネジメントコース 6名
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- <参考>社会科学研究科 経営専門職専攻の紹介
- 平成22年4月に開設した経営専門職大学院として、以下の3コースを設置
- ○地域イノベーションコース(履修期間1年6ヶ月)
- ・社会人(企業の経営幹部、事業承継者等)を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
- ・理論に裏打ちされた実践的マネジメント能力を備えた経営のプロを育成
- ○医療マネジメントコース(履修期間1年6ヶ月)
- ・社会人(医療従事者等)や大学学部新卒者を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
- ・高度なマネジメント能力を備えた医療機関における将来の運営管理者を育成
- ○介護マネジメントコース(履修期間1年6ヶ月)
- ・社会人(医療・介護従事者等)や大学学部新卒者を対象に、主に土曜に開講される科目の履修を中心としたコース
- ・卓越したマネジメント手法を駆使する介護経営に関わる人材を育成
- ※医療マネジメントコースは平成22年4月に、介護マネジメントコースは平成26年4月に、日本の経営専門職大学院では初めて設置
- ※地域イノベーションコースには、「中小企業診断士登録養成課程」を併設(履修期間2年)。このコースでは高度な経営理論を身につけ地域経済活性化に貢献する中小企業診断士を育成。
- (注)中小企業診断士登録養成課程は、履修期間が2年間となっており、今回は対象外。
- 問い合わせ先
- 兵庫県立大学神戸商科キャンパス 経営部 国際交流・学生課
- 電話:078-794-5220
令和4年9月13日(火曜日)
地震発生と地殻深部の流体の関係を解き明かすために、能登半島沖で海底観測を開始
趣旨
- 能登半島では2020年12月頃から地震活動が活発化しており、地殻の隆起も観測されています。この地震・地殻変動の要因は、地下深部から上昇してきた流体が地下十数kmに溜まったためだと考えられていますが、地殻深部の流体分布や地震発生との関係をより詳細に把握するためには、これまで実施してきた陸上の調査に加えて海域での調査が必要となります。そこで兵庫県立大学・海洋研究開発機構・金沢大学・京都大学の4研究機関は合同で、2022年9月13日に、能登半島沖に海底観測装置の設置を行い、海底観測を開始いたします(~10月25日)。海底装置を用いて自然の電磁波を測定することで(掘削を行わずに)地震発生域やその深部の流体分布を可視化でき、地震発生と流体の関係が明らかになると期待されます。海底観測は約1ヶ月半にわたり継続され、その後に地下構造解析を実施いたします。研究成果は令和4年度中に報告予定であり、今後の防災・減災の基礎情報として利用される予定です。
- 詳細
- 別紙のとおり
- 問い合わせ先
- 兵庫県立大学大学院理学研究科 教授 後藤忠徳
- 電話/FAX:079-267-4941
- E-mail:t.n.goto@sci.u-hyogo.ac.jp
- 兵庫県立大学播磨理学キャンパス経営部 総務課
- 電話:0791-58-0101 FAX:0791-58-0131
- E-mail:soumu_harima@ofc.u-hyogo.ac.jp
- 同時資料
提供先
- 西播磨県民局記者クラブ、中播磨県民センター記者クラブ
(金沢大学から)
石川県文教記者クラブ、日刊工業新聞金沢支局、日経科学技術部
(京都大学から)
京都大学記者クラブ、在阪民放四社京都支局協議会
令和4年9月13日(火曜日)
2022年度兵庫県立大学国際商経学部グローバルビジネスコース(GBC)留学生
秋季入学式(Entrance Ceremony)のオンライン開催について
趣旨
兵庫県立大学神戸商科キャンパスでは、国際商経学部GBC留学生の第4期生としてアジア、東欧など12の国・地域から39名の留学生を迎え、秋季入学式を下記のとおり実施します。
なお、COVID-19感染拡大防止を踏まえ、当日ご臨席いただけないGBC留学生を支援いただいている企業や、留学生出身国の大使館・総領事館等の関係者の皆様には、ライブ配信により式の様子をご覧いただけるよう、事前にご案内します。
内容等
- 開催日時
- 令和4年9月16日(金曜日) 14時00分~15時00分
- 実施場所
- 兵庫県立大学神戸商科キャンパス i-Square(国際学生寮)
(神戸市西区学園西町8丁目2番1号)
※会場ではCOVID-19感染予防対策を講じて実施します
- 参加者数
- 【留学生】 12か国・地域 39人(別紙のとおり)
※万一、入国が間に合わない学生は、オンラインで参加
【在校生】 レジデント・アシスタント約 16人(予定)
※レジデント・アシスタント:GBCの2年生の中から1年次の寮生を生活面で指導・支援し、寮内行事の企画運営を行うことを役割として学生副部長が任命。
- 主な出席者
- 【来賓】
- 兵庫県総務部長
新入生出身国大使館・総領事館等(インドネシア、タイ、ベトナム、台湾)
- 【大学関係】
- 学長、副理事長、副学長、事務局長、学部長、グローバルビジネスコース長、学生副部長(東地区)
- プログラム
- (1) 開 式
- (2) 学長式辞
- (3) 知事メッセージ(代読)
- (4) 来賓紹介
- (5) 新入学生代表宣誓 Mr Chang Ching-Yueh(台湾出身)
- (6) 新入生紹介(出身国毎に)
- (7) GBC在校生歓迎のことば Ms Rahman Gazi Ohee(バングラデシュ出身)
- (8) 大学関係者紹介
- (9) 閉 式
- その他
- 式は英語で進行します。
- 会場での撮影、取材の際には、マスク着用の上、三密回避に留意してください。
- 問い合わせ先
- 兵庫県立大学 神戸商科キャンパス経営部 国際交流・学生課 課長:井口 洋
- 電話:078-794-5310
令和4年9月7日(水曜日)
兵庫県立大学「知の交流シンポジウム2022」の開催
趣旨
兵庫県立大学では、本学の最先端の研究成果を産業界・地域社会に向けて発表する「知の交流シンポジウム2022」を開催します。
本年度は、国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事長 石村和彦氏の「日本の産業競争力とオープンイノベーション」、姫路市長 清元秀泰氏の「『姫路』の魅力的な都市づくりとアカデミアへの期待」及び播州電装株式会社 代表取締役 米田昭彦氏の「ワイヤーハーネスビジネスのグローバル戦略」と題した3つの特別講演のほか、本学太田勲学長の産学連携関連特別講演と本学教員の一般講演(5名)も予定しています。
なお、昨年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンラインで講演を実施しましたが、本年度は姫路市「アクリエひめじ」を会場に、講演会とポスター発表・展示、交流会を開催し、新たな産学連携のステージをめざします。
- 日時
- 9月27日(火曜日)10:00~19:00(交流会を含む)
- 場 所
- アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)中ホール、展示場B他
兵庫県姫路市神屋町143-2
- 主 催
- 兵庫県立大学知の交流シンポジウム2022実行委員会
- 内 容
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- スケジュール
- 10:00~10:05 次第説明 豊田紀章(産学連携・研究推進機構副機構長)
- 10:05~10:10 開会挨拶 畑 豊 (副学長兼産学連携・研究推進機構長)
- 10:10~11:50 一般講演(5件・本学教員が担当)
- 11:50~13:00 <昼食休憩>
- 13:00~13:05 姫路市長 挨拶
- 13:05~13:55 特別講演1
- 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 理事長 石村和彦 氏
演題:「日本の産業競争力とオープンイノベーション」
- 13:55~15:15 ポスター発表コアタイム(質疑応答・討論)
- 15:15~15:55 特別講演2
- 姫路市長 清元秀泰 氏
演題:「『姫路』の魅力的な都市づくりとアカデミアへの期待」
- 15:55~16:35 特別講演3
- 播州電装株式会社 代表取締役社長 米田昭彦 氏
演題:「ワイヤーハーネスビジネスのグローバル戦略」
- 16:45~17:25 産学連携関連特別講演
- 兵庫県立大学 学長 太田勲
演題:「兵庫県立大学の産学連携活動の展望」
- 17:25~17:30 閉会挨拶 豊田紀章 副機構長
- 17:40~19:00 交流会(優秀ポスター賞表彰 内最優秀者は姫路市長賞)
- 参加費
- 無料(交流会参加には、一般3,000円、学生1,000円の負担有り)
- 申込方法
- 以下の本学ホームページ内の参加申込フォームより、お申し込みください。
- 詳細
- 別紙のとおり
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