現在、クラウド技術の高性能化がAIによるビックデータ分析の活用を進展させる一方で革新的なAI(人工知能)チップの開発によりエッジ側の機能が高度化し、情報革命によって日常生活や経済活動が大きく変化しています。
兵庫県立大学はエッジコンピューティングからクラウドコンピューティングまでの幅広い情報分野の研究・教育を行っており、AI時代に欠かせない横断的な技術領域に対応できる技術シーズを持ちます。
これらの強みを活かしてAI社会に対応できる人材育成や社会貢献を担うべく、平成31年4月から本学産学連携・研究推進機構内に当センターを設置いたしました。
【人材育成・普及啓発の取り組み】
県の取り組みと連携し、中小企業・団体のニーズに応じたセミナー、研修会を開催しています。
(1)AI入門セミナー「成功事例から学ぶ AI導入のポイント」【開催済】
企業等において、これからAI(人工知能)の導入・活用を検討するきっかけづくりを目的として、ビジネスにおけるAI活用の最新事例を紹介するセミナーを開催しました。
年月日 | 会場 | 登壇者 |
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令和3年12月10日(金曜日)
14時00分~17時00分
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姫路・西はりま地場産業センター 9階901会議室 |
【基調講演】
兵庫県立大学 大学院情報科学研究科/社会情報科学部 准教授 笹嶋 宗彦 氏「中小規模製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の試み」 【事例報告】
(1)グローリー株式会社 研究開発センター 主任技師 鵜飼 和歳 氏 「骨盤CT画像から骨折を自動検出するAIモデルの開発」 (2)株式会社澤田棉行
本社営業部クリエートセクションリーダー 山口 貴司 氏 「AIを用いた不織布の異物検査システムの開発」 (3)株式会社ブレイン
事業推進部 部長 多鹿 一良 氏 「画像認識システムにおけるAIの活用事例紹介」 |
「ビッグデータ、IoT時代のためのAI入門講座」(兵庫県立神戸高等技術専門学院と共同)【開催済】
情報化技術のめざましい進歩は、社会のあらゆる領域に多大な影響を与えています。とりわけ、ビッグデータは IoT の発達で容易に収集できるようになり、AI の発達によって分析・活用されつつあります。こうした技術とはどのようなものかをひもとく講義を午前に行い、午後には AI 活用で多用されるプログラミング言語 Python によるプログラミングに取り組みました。
年月日 | 会場 | 登壇者・テーマ |
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令和3年11月13日(土曜日)~14日(日曜日)
10時00分~17時00分
令和4年1月29日(土曜日)~30日(日曜日) 10時00分~17時00分
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スペースアルファー三宮 中会議室3 神戸市中央区三宮町1-9-1 三宮センタープラザ東館6階 |
・松井 伸之(兵庫県立大学産学連携・研究推進機構 人工知能研究教育センター研究部長)
1日目:現代AIことはじめ(講義)
2日目:機械学習の基礎技術(講義) ・礒川 悌次郎(兵庫県立大学大学院工学研究科准教授 )
1日目:AIのためのPython入門(実習) 2日目:PythonによるAI実装入門(実習) |
中小企業のAI人材の育成を支援するため、ハンズオン研修で従業員向けの研修を行います。