われわれの生活を取り巻く経済に、様々な政策がどのように影響を及ぼすかを考える上で、経済学の視点は必要不可欠である。そのため、本講義ではミクロ経済学に関する基礎知識を理解し、政策に対して経済学的な考察を行うことができるようになることを目標とする。
ミクロ経済学を用いて、どのように経済問題を考えるのか、様々な経済問題を解決するために、どのような政策手段が有効なのか等を現実の状況を踏まえながら考えていく。なお、前半はミクロ経済学の基礎理論を、後半はいくつかのトピックを挙げ、その中で経済学がどのように使われるのかを示す。
ミクロ経済学の基礎理論を理解し、それを様々な政策分析に応用できる者に単位を授与する。また、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてSからCまで成績を与える。
期間中の小テスト(40%)、期末試験(60%)を基準として、追加レポートを含めて総合的に評価する。
経済学の素養がある方が望ましいが、本講義は経済学を学んだことのない受講者を念頭におき、簡単な図表を用いて行う(ただし、一次関数の知識が必要)。