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令和4年3月23日

兵庫県立大学SDGs宣言

 兵庫県立大学は、安全で平和な社会の実現のために、そして全世界の幸福と福祉に貢献するために、ここにSDGs 宣言を発し、いのちの尊重に根差した人間性豊かな教育と研究を進めるとともに、様々な分野の叡智を結集し、その達成に向けて邁進することを誓います。

 人間活動が地球環境を大きく変化させる中、持続可能な社会の実現が全世界の緊切な課題となっています。人為起源の気候変動は激しさを増し、生態系と人間に広範囲な悪影響と損失をもたらしています。こうした地球規模の危機に対処するため、2015年に「国連持続可能な開発サミット」が開催され、国際社会全体の普遍的目標、すなわち「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が全会一致で採択されました。このうち「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、「Leave no one behind(誰一人取り残さない)」を基本理念とし、世界市民としての自覚と参加を呼びかけています。

 兵庫県立大学は、多様な学部、研究科、附置研究所、そして附属高等学校・中学校をも擁する公立総合大学として、異分野融合を重視した教育・研究を推進し、SDGsの実現に資する人材、すなわち「豊かな人間性、公共の精神、課題探求能力、グローバル・リテラシーを備え、地域や国際社会で活躍できる創造力と自立性を有する人材」の育成に努めています。しかしながら、新感染症のパンデミックや気候変動など、社会状況や環境の変化は、私たちの想像をはるかに超えるようになりました。今や、世界中の様々な地域において環境・経済・社会の持続性は危機に瀕しています。そこで、兵庫県立大学は、構成員すべてがこれまでの教育・研究実践をSDGsの枠組みで深化・発展させ、その総力を結集し、さらなるSDGsの達成に取り組むことを決意しました。

 兵庫県立大学は、異分野融合による先端的研究基盤を生かし、特にエネルギー、グリーン・トランスフォーメーション(GX:Green Transformation)、生物多様性、減災などを対象とする分野の研究者が連携することにより、次のような課題の解決に向かいます。

 エネルギー問題は、世界が直面している諸課題の核心にあります。雇用、食料生産、安全保障、水資源、あるいは気候変動でさえも、エネルギーの持続可能性と結び付いています。そのエネルギー問題解決のために、GXを駆使するカーボンニュートラルに向けた経済社会システム構築のための研究を推進します。地球環境は、生物多様性を基盤とする生態系から得られる恵み(生態系サービス)により支えられています。人間を含むあらゆる生物と生態系の健康を「ワンヘルス」として捉え、生物多様性の保全に取り組みます。そして兵庫県立大学は、1995年に発生した阪神・淡路大震災を教訓にして減災復興の研究に真剣に取り組んできました。その成果を一層発展させて、環境面や政策面などにわたる全学的な連携に至らせ、人びとのさらなる安全・安心な暮らしの実現に取り組みます。

これらの取り組みを進める鍵となるのが、SDGsのゴール17に掲げられたパートナーシップです。兵庫県立大学は、地域の人々、世界の学術団体、行政機関、企業などと協働しながら社会の課題解決に貢献します。

   
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