重要なお知らせ

令和2年5月22日

兵庫県立大学学生の皆さんへ(3)
~キャンパス内教育活動の再開に向けて~

兵庫県立大学
学長 太田 勲

 政府は、昨日、関西圏における新たなコロナウイルス感染者数の減少等により解除基準を満たしたとして、大阪、京都、兵庫3府県に対する緊急事態宣言を解除しました。それに先立つ5月16日には、兵庫県による県内大学に対する休業要請も解除されています。

 これに伴い様々な産業活動や社会活動の自粛要請が緩和され、平常時に戻ろうとする動きが出てきています。しかし、社会全体が警戒を怠ると、他都市の例に見るように感染拡大の第2、第3の波が押し寄せてきます。私たち教職員、学生は、大学人として、社会全体を俯瞰する形で、多角的視点から平常時の大学業務へ戻る道を探らなければなりません。皆さんに、大学の方針への理解をお願いする所以です。

 現状では、通常通りの対面授業を即座に実施することは、学内での過密性や通学環境など様々なリスクを考慮すると非現実的です。当分の間、オンライン授業を継続します。オンライン授業は多くの先生方や学生の皆さんの努力で比較的順調に進んでいます。大学も種々の情報システム・機器等を準備して、皆さん全員が極力同レベルの受講環境となるように努めています。受講で困っていることがあれば大学本部や各学部/研究科の窓口に相談してください。

 キャンパスへの原則立入禁止は、博士後期課程学生や前期課程2年生など研究遂行上特別な事情がある学生を除いて継続いたします。

 しかし、新学期が始まって一月以上が経過しており、この状況の打開を図るべく検討も進めなければなりません。特に、卒業研究と就職/進学の課題を抱える学部4年生、一度も本格的にキャンパスに足を踏み入れず同級生の顔も知らない学部1年生の皆さんは、不安と焦燥感に駆られているのではないかと大変心配をしています。

 学部1年生は基礎ゼミナールや基礎演習等、各学部の入門的授業を、学部4年生は卒業研究、卒業演習等をキャンパス内で実施することを検討します。加えて、博士前期課程1年生の研究活動、オンライン授業では難しい学部の学生実験や演習等の実施方策も検討します。また、教育実習や看護実習など資格獲得に必要な外部機関での活動についても、当該機関と感染防止策等を十分調整したうえで実施したいと考えています。

 このように、今後社会情勢やキャンパス事情を勘案しながら、段階的に平常時に戻していき、状況が許せば対面授業を早く再開したいと考えています。皆さんには不安な日々を強いる結果となっていますが、本学の学生としてのプライドと高いモチベーションをもって勉学に励まれることを願っています。


   
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