令和8年度大学院社会科学研究科経営専門職専攻 秋期学位記授与式

本日、兵庫県立大学大学院社会科学研究科経営専門職専攻を修了された地域イノベーションコース16名、医療マネジメントコース13名、介護マネジメントコース6名のみなさんに、兵庫県立大学を代表し、心からのお祝いを申し上げます。みなさん一人ひとりが、仕事と学業を両立させる容易でない日々を送りながら、弛まぬ努力でMBAの称号を修得されたことに対して、改めて敬意を表します。

修了生のみなさん、本日はご自身だけでなく、ご家族や、これまでの道のりで皆さんを支えてくださったすべての方々にとっても、大きな喜びと誇りに満ちた日です。待望の学位を得て、人生とキャリアの次の段階へと進むにあたり、皆さんを励まし温かく見守ってくれた人々に、感謝の気持ちを忘れないでほしいと願っています。

本日の式典には、来賓として淡水会から森田副会長、神商会後援会から川端副会長にご臨席いただいております。お忙しいなか足をお運びくださり、厚く御礼申し上げます。

本専攻は平成22年4月、民間企業や医療機関などで優れたマネジメント能力を発揮できる高度専門職業人の育成を目的として設置され、神戸商科大学の伝統を受け継ぎ、実学重視のカリキュラムを柱に、これまで多くの逸材を産官学金の各分野に輩出してきました。みなさんもまた、一陣の風を起こしながら奔流となって後に続いていかれることを期待しています。

私たちは今、不確実で予測不可能な時代のなかを駆け抜けています。生活のあらゆる側面を変容させているAI・ICT革命。激化する紛争や人道危機。そして大規模な気象災害と沸騰する地球。

みなさんが、本学で涵養された総合知や経験知を深め、批判的思考と創造的思考をいっそう研ぎすましながら、SDGsに掲げられている「誰一人取り残さない」という言葉を胸に、それぞれの持ち場で本領を発揮していかれることを願っています。知のプロフェッショナルであるみなさんのしなやかな感性と豊かな想像力で、多文化が共存する未来のボーダレス社会を切り拓いてください。

みなさんと私たちとの絆はこれで切れるものではありません。神戸商科キャンパスはみなさんの母校であり、これからも人生100年時代を生涯にわたり学び続けるみなさんを支え、学び直し、リスキリングの機会を提供していきます。困難に直面したときには、いつでも訪ねてきてください。

みなさん一人ひとりが、これからも鮮やかで心満ちる人生の物語を紡いでいかれることを信じて、新しい季節のはじまりに、心からの挨拶と惜別の言葉を贈ります。
Happily ever after! おめでとう!

令和8年9月24日
兵庫県立大学学長
髙坂 誠