令和5年度 国際交流だより第5号

GLEPオリエンテーションキャンプの報告

 グローバルリーダー教育プログラム(GLEP)は国際社会で主体的に活躍できる人材の育成を目指す副専攻です。毎年9月には全学部のGLEP新入生が初めて顔を合わせるオリエンテーションキャンプが実施されます。GLEP生同士の交流、実践的なコミュニケーション能力の研鑽・英語能力の強化を目的に、今年度は9月23日(土曜日・祝日)~9月24日(日曜日)に兵庫県自治研修所において1泊2日で開催されました。オリエンテーションキャンプのプログラムはGLEP2年生で構成される実行委員の学生によって企画・運営され、TOEIC英語模試から始まり、実行委員が企画したアイスブレイクや「生まれ変わったら何になるか」についてのグループディスカッションを通じて、GLEP1年生は交流を深めました。また、海外研修(ジンバブエ・ベトナム)の報告会を聞いて刺激を受けモチベーションを高めました。

 オリエンテーションキャンプの様子、学生アシスタントの体験談やGLEP1年生の感想を紹介します。

グループディスカッション

外部講師による講義

海外研修の報告会

グループでのプレゼンテーション

参加者全員

実行委員の学生

オリエンテーションキャンプ実行委員の体験談

工学部 田村彗智

 オリエンテーションキャンプのアシスタントとして参加し、2年生のメンバーと話しあって企画し、なんとか形にできて良かったです。目標は新入生同士がお互いをよく知り、仲良くなって、今後のGLEPの活動に活かせるようにすることでした。
 これを達成するため、キャンプ内で何をどう実施するか熱心に議論する過程も非常に楽しいものでした。新入生が積極的に交流する様子が見られ、何より終始楽しそうだったので、この目標は達成できたと確信しています。
 当日の急な変更や突然担当が決まった司会者などをみんなで迅速に対応をしてくれたので、プログラムはスムーズに進行しました。
 特に、ワトソン先生は当日まで詳細が決まっていなかったにもかかわらず、要望に迅速に応えていただきました。ワトソン先生にゲームの依頼を英語で行ったり、GLEPらしい英語を活用したイベントであり、このキャンプで最も盛り上がり新入生の距離がぐんと縮まりました。物事を依頼する際にも何をいつまでにどうしてほしいかを明確に簡潔に伝えることが重要だと痛感しました。
 また、プレゼンテーション発表は不安要素の一つでしたが、どのチームも独自のアイデアで面白いプレゼンテーションで盛り上がりました。スクリプトもパフォーマンスも高水準で、GLEPのメンバーの高いポテンシャルを感じましたし、プレゼン準備に関わる中で1年生のことを多く知れました。
 総じて、この経験は英語を使うチャンスも多く、社会勉強にもなりとても刺激的でした。また、計画を周到に組むことも大事だが、柔軟に臨機応変にすばやく対応することこそ現場で大切だと感じました。1年生、アシスタント、先生方の総力でとても有意義で楽しいものになりました。ありがとうございました!

GLEP1年生の感想

社会情報科学部 松元亮太

 私にとってこのキャンプで様々な学部の方々と楽しい時間を過ごすことができたのが一番の収穫でした。このキャンプはGLEP生の選択必修科目である集中講義の終わりかけの時期にあったので、すでに一部のGLEP生の方々とお会いしていましたが、もちろんほかのキャンパスの方々とは出会ったこともなく、同じキャンパス内にある国際商経学部の学生さん方ですらなかなか面と向かってお話しする機会はなかった自分にとっていささか不安でした。
 GLEPに入った理由が、「将来のビジョンから逆算してこのプログラムに入った」「英語力を鍛えたいからこのプログラムに入った」「世界にも目を向けて視野を広げたいから入った」など、アイスブレイクを通じて、聞くことができて不安は消えるばかりかそのような志が高い人が多いことに気づき希望を持ちました。

看護学部 多田未悠

 私は、オリエンテーションキャンプに参加して、これから始まるGLEPの活動への期待と意欲が高まりました。今回のキャンプで印象的だったことは、グループでのプレゼンテーションです。今年のプレゼンテーションのテーマは、「生まれ変わるなら何になるのがベストか」でした。グループで意見をまとめるのが難しいテーマでしたが、沢山話し合い、協力してパワーポイントを作成したのは、とても有意義な時間でした。また、先輩方の海外研修活動報告を聞き、海外研修に対する期待が高まり、また、先輩方の高い英語能力に感化され、モチベーションの向上にもつながりました。専攻科目の勉強とGLEPの活動との両立は簡単なことではないと思いますが、これから4年間、GLEPの仲間とともにそれぞれの夢や目標に向かって努力していきたいです。最後になりましたが、このオリエンテーションキャンプを企画してくださった先輩方、先生方、本当にありがとうございました。

環境人間学部 中村環

 今回のオリエンテーションキャンプでは、普段会うことのない国際商経学部や看護学部の生徒とコミュニケーションを取ることができ、たくさん刺激をもらいました。
 特に、プレゼンテーションをグループで準備する中でグループのメンバーや、担当してくださった先輩と様々なことを話し合い、自然と将来の話やこれからGLEPでどんな活動をしていきたいのかなど、お互いの目標について共有できたのがとても良かったです。皆さん高い志を持っている人ばかりで、向上心があり、私も同じように頑張りたいと、GLEPの活動に対する気持ちがより強くなりました。
 また、実際に海外研修に行かれた先輩方のお話は、来年の研修に向けてとても参考になることばかりでした。渡航するにあたって、どんなことをしたいのか、何かを学びたいのか、まだ具体的に考えられていなかったのですが、先輩方は限られた時間の中で自ら進んで自分の興味のある活動をしたり、様々な経験を積んでいらっしゃったことから、積極的な姿勢が大切なのだと学びました。さらに、海外渡航への漠然とした不安感が解消され、より前向きに考えられるようになり、私も先輩方のように自分の研修で経験したことについて英語で伝えられるようになりたい、という新たな目標もできました。
 その他にも、先生方にGLEP生として必要なスキルを身につけるための指導をしていただいたり、実際にTOIECの練習問題をうけることで自分の今の英語能力を測ったりなど、グローバルリーダーに向けての第一歩を踏み出す充実した2日間になりました。
 今回のキャンプで得たことを今後の生活に活かすとともに、このような素晴らしい企画をしてくださった先輩方や職員の皆様に感謝申し上げます。

国際商経学部 大川虎太郎

 私はGLEPにはリーダーシップ、コミュニケーション能力、英語力を伸ばしたいと考え参加し、みんなとの初の顔合わせとなるオリエンテーションキャンプには不安もありながら楽しみな気持ちで参加しました。しかし、一日目の午後のビンゴ大会までは誰とも話さず過ごしてしまいました。これではだめだと思い、話しかけようと試みたところ案外すんなりと仲良くなることができもっと早くに話しかけるべきだったと後悔しました。また、キャンプのプログラムのなかにはアイスブレイクやプレゼンテーションなどが組まれており、そこでは他学部の学生や先輩と話すことができ視野・考え方が広まりました。英語が苦手で不安もありましたが、担当の先生方はとても優しくまたGLEP生はともに高めあっていける仲間たちだと感じ、これから頑張っていこうと思えました。
 これからは「小さなきっかけでも変わることができる」ということを信じ、何事にも挑戦していこうと思います。来春にある海外研修では今回の二の舞にならぬよう、恐れずコミュニケーションをとり、研修後には一段と成長していたいです。そして、コミュニケーションが容易にとれるくらいに英語力を伸ばしていこうというモチベーションを得ることもできました。

理学部 田上隆史

 私は今回のオリエンテーションキャンプで自分とは異なる考えを持つ人と会話することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 その中でも特に印象に残っていることは、グループでのプレゼンテーションです。グループのメンバーがそれぞれ別の学部で、初対面の人と話をするのが楽しみだった反面、意見がうまくまとまるのか不安もありました。しかし、グループのメンバーが積極的に動いてくれたおかげで無事プレゼンテーションを完成することができました。また実行委員の先輩がアドバイスをくださったり他のメンバーが中心となって動いてくれたりと、周りの人達に助けられたことが多く、自分の未熟さも実感しました。そして他のグループの発表では、発表内容やスライド、喋り方などでうまく聴衆を引き込んでいて、私が今後の発表のために大変参考になりました。今後のGLEPの活動の中では少しでも成長できるように最善を尽くしたいと考えています。
 今回のオリエンテーションキャンプでは、人によって異なる考えを持っているということが少し実感できました。今回のオリエンテーションキャンプでは話すことのできなかった人ともお話をして、自分の視野をさらに広げていきたいです。

お問い合わせ先

国際交流機構 GLEP担当(大学本部 国際交流推進課内)

TEL: 078-794-6652
e-mail: global@ofc.u-hyogo.ac.jp