サイエンスカンファレンス2024におけるROOTプログラム受講生の文部科学大臣賞等の受賞について
令和6年10月12日から14日に、日本科学未来館において開催されたサイエンスカンファレンス2024(主催:JST)において、本学を含む4大学で実施する高校生等を対象としたROOTプログラム受講生の木原白桃さんが文部科学大臣賞および受講生投票賞および受講生投票賞を、竹内理紗さんが優秀賞を受賞されました。このうち、木原さんの研究は、自身の経緯から、競技かるたの選手には音や文字に対して色を感じる「共感覚」を持つ人が多いのではないかと考え、共感覚が後天的に獲得される可能性について痰卿したものです。竹内さんはfMRIという装置で計測した脳活動から、想像中に人の脳の中に浮かぶイメージを読み取ることができるかを探究しました。
文部科学大臣賞および受講生投票受賞の研究
課題名:競技かるた選手を対象とした共感覚の後天的獲得可能性の検討
発表者:木原 白桃さん(マリスと国際学校3年)
(研究指導助言:関西学院大学 長田 典子 教授、大手前大学 濱田大佐 講師)
優秀賞受賞の研究
課題名:意味デコーディングによる心層の脳解読
発表者:竹内 理紗さん(鳥取県立鳥取西高等学校3年)
(研究指導助言:情報通信研究機構 西田 知史 主任研究員、神戸大学 新川 拓哉 講師)
ROOTプログラムは、神戸大学(実施機関)、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学(共同機関)の4大学が連携して実施する、高校生等を対象としたプログラムです(正式名称「“越える”力を育む国際的科学技術人材育成プログラム」)。科学技術振興機構(JST)次世代人材育成事業「グローバルサイエンスキャンパス」の支援を受けて、将来国際的に活躍できる科学技術人材の育成を目指し、研究活動を含む高度で体系的な理数教育プログラムを開発・実施するものです。サイエンスカンファレンスはその受講生などの研究発表の場で、詳しくは以下をご覧下さい。ROOTプログラムでは、受講生が主体的に研究課題を設定し、研究に取り組む活動を重視しています。