2025.07.07
プレスリリース 工学部・工学研究科

革新的な制御技術でさらなる安定性と性能を実現
―次世代コントローラ―設計手法を提案―

兵庫県立大学大学院工学研究科、コスタリカ大学の共同研究グループは、 新しいデータ駆動型設計手法を用いて、制御システムの安定性と性能を両立させる画期的なアローチが発表されました。この研究により、次世代の制御アルゴリズムが新たな一歩を踏み出しました。

この手法では、非整数階の比例‐積分‐微分(PID)コントローラーとリファレンスモデルのパラメーターを、一回限りの入力-出力データを用いて同時に決定することが可能です。また、設計者が指定する安性余裕従来の整数階PIDコントローラーに比べ、非整数階PIDコントローラーの優位性が数値例を通じて明確に実証されました。本研究は産業界における先進的な自動制御システム設計への貢献が期待されています。

研究詳細

別添資料のとおり

論文情報

  1. タイトル 
    Data-driven Design of Fractional Order PID Controllers: Optimization of Robust Servo-Regulator Performance
  2. 著者名 
    Kota Jinai, Yusuke Tsunoda, Natsuki Kawaguchi, Orlando Arrieta and Takao Sato 
  3. 雑誌・号・doi 
    雑誌名: Journal of Robotics and Mechatronics (公開日: 2025年6月20日) 
    DOI: 10.20965/jrm.2025.p0688 
    URL: https://www.fujipress.jp/jrm/rb/robot003700030688/  
    (オープンアクセスのためこのサイトから閲覧できます) 

問い合わせ先

兵庫県立大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 
佐藤 孝雄(サトウ タカオ) 
WEB ページ
TEL:079-266-1661(代表) 
E-Mail: tsato@eng.u-hyogo.ac.jp 

一覧へもどる