2024.04.15
プレスリリース
先端医療工学研究所
フレイルとプレフレイルが心臓手術後のリハビリ経過や中期予後に及ぼす影響を解明 ~術前リハビリに期待~
兵庫県立はりま姫路総合医療センター(はり姫)と兵庫県立大学先端医療工学研究所との共同研究グループは、 待機心臓手術を施行した65歳以上の高齢者のうち、術前にフレイル評価を行った方を対象として 、フレイルおよびプレフレイル(フレイルの前段階)が、心臓手術後のリハビリ経過を遅らせ自宅への退院を減少させること、術後3年間の死亡や合併症を増加させることを明らかにしました。この結果を踏まえ、心臓手術を要するフレイル症例の予後改善策として、術前リハビリテーションが期待されます。
研究詳細
論文情報
- タイトル
Impact of frailty and prefrailty on the mid-term outcomes and rehabilitation course after cardiac surgery - 著者名
Tasuku Honda, Hirohisa Murakami, Hiroshi Tanaka,
Yoshikatsu Nomura,Toshihito Sakamoto & Naomi Yagi - 雑誌・号・doi
Surgery Today, 10.1007/s00595-024-02807-z
問い合わせ先
兵庫県立はりま姫路総合医療センター リハビリテーション科長 本多 祐
TEL:079-289-5080 (代表)
兵庫県立大学先端医療工学研究所准教授 八木直美
E-mail: naomi@ame.u-hyogo.ac.jp
TEL:079-280-1248(代表)