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GOALS

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11 住み続けられるまちづくりを

高度急性期病院や地方自治体のデジタルトランスフォーメーションを推進

情報科学研究科

竹村 匡正・教授

社会情報科学部と情報科学研究科では、最先端の研究を進めるとともに、これらの知見を実際の社会の現場に還元することを重要視しています。そのため、私たちは実際の病院において電子カルテ等の情報システムの導入の企画や調整、また自治体におけるICTを用いた新たなあり方の検討に参画しており、学生の皆さんとともに国立循環器病研究センターや神戸市立医療センター中央市民病院等の実際の医療機関でのDX推進を進めています。


病原菌のタンパク質から感染の仕組を知る

理学研究科

水島 恒裕・教授

病原菌のタンパク質は、ヒトのからだに感染する際の付着や侵入、免疫回避のために重要な役割を果たしています。これら病原菌タンパク質の形(構造)を知ることで、病原菌がどのようにしてヒトの細胞に侵入し、免疫系を回避して、病気を引き起こしているのか、その仕組を知ることができます。病原菌のタンパク質は感染の鍵を握っているため、これらの研究成果は新しい治療薬の開発に役立てることができます。


企業の国際事業活動

国際商経学部

山口 隆英・教授

2025年度のゼミから、日本の音楽がどんな形で世界に広がっているか、”Japanese Music Go Abroad”を研究しています。この研究は、現地の文化と、日本の文化がどうしたら共存できるのかというのが隠れたテーマです。言語、文化、価値観など、様々な違いがある人たちが、違いと認め、お互いに尊重しあえる社会を実現する上での手がかりが提供できればと思っています。日本の音楽の国際化というテーマに向けて、参加学生は、海外でのフィールワーク等を頑張ってくれています。


公園緑地におけるユニバーサルデザイン

緑環境景観マネジメント研究科

美濃 伸之・教授

公園緑地を対象に障がい者や高齢者などの利用を支えるユニバーサルデザインのあり方について研究しています。地形や環境的な制限の多い公園緑地では施設整備などのハード整備に一定の限界があり、ユニバーサルデザインの実現にはソフト支援の併用が欠かせません。ここでは、情報提供や人的支援のあり方はもとより、公園緑地の整備や管理運営などの実務を担っている方々への教育プログラムについても検討を重ねています。


災害が起こる前までに、人々の防災力をいかに上げるか

環境人間学部

木村 玲欧・教授

21世紀前半、日本は「大災害時代」になると考えられています。自然災害は「めったに起きない」ものではなく「頻繁に発生して、その度に命を脅かすもの」になるのです。災害が起こる前までに、人々の防災力をいかに上げるか、学生とともに実践・研究をしています。写真は、小学生の「まちあるき水害防災教育」です。被災者の話と当時の写真から災害の危険性を学びます。保育園児、小中高校生、市民、企業への防災教育プログラム・教材開発で、災害への「わがこと意識」と「生きる力」を育みます。


ため池のある暮らしの未来に向けて、市民とともに研究所を設立

環境人間学部

柴﨑 浩平・助教

ため池等の地域資源は、集落を基盤とするコミュニティによって管理されてきました。しかし、少子高齢化の影響を受け、持続的に管理していくことが難しくなっています。そこで、行政や大学と連携しながらも、ため池のある暮らしの未来を創造するための実践的な研究を市民とともに展開しています。現状をより良くしていく活動を展開していきたい、という思いを抱く市民(研究員)を支え、多様な活動が生まれやすいムードをつくっています。


資源供給リスクフリー二次電池の開発

工学研究科

稲本 純一・准教授

再生可能エネルギーを利用した発電には、電力平準化のため定置用蓄電池を利用する必要があります。その蓄電池として広く利用されているリチウムイオン電池にはリチウム、コバルト、ニッケル、銅などの資源が使用されているため、将来的に原料価格の高騰や供給ストップにより電池が作れなくなるリスクがあります。そこで我々は安価で資源供給リスクのない原料を利用した二次電池を実現するため、その研究開発に取り組んでいます。


絶滅危惧種シロチドリの地域住民主体の保全

緑環境景観マネジメント研究科

藤原 道郎・教授

淡路市及び洲本市の鳥であり絶滅危惧種でもあるシロチドリを保全するための調査と保全活動を地域住民主体で実施するための組織化及び活動推進を行っています。そのために①調査(営巣状況、砂浜の利用状況、越冬個体数、先進事例)②保全対策(営巣地の保護エリア、営巣保護柵の設置)③生息状況の周知活動(行政向け勉強会、環境学習、講演)を実施し、2021年度の修了生の研究・活動成果を発展させ社会実装を行うものです。


自治体関係者及び市民と一緒に考える上下水道料金のあり方

社会科学研究科

瓦田 沙季・教授

私の専門は公会計(政府及び民間非営利組織の会計システムを研究対象とする)です。そのため、自治体の上下水道事業経営審議会等の仕事に携わっています。少子高齢化社会における急速な人口減少に伴うサービス需要の減少と施設の老朽化に伴う更新需要の増大等により、上下水道事業の経営環境が大変厳しくなっています。安心・安全・持続可能な上下水道サービス(受益)と料金(負担)のあり方についてみんなと一緒に検討しています。


子どもの創造力が育つ遊び場のあり方に関する研究

緑環境景観マネジメント研究科

嶽山 洋志・准教授

こどもを取り巻く成育環境全般に関する研究に取り組んでいます。特にプレーパークなどのこどもの創造力が育つ遊び場のあり方や、ビオトープなどの学習の場のデザインに関する研究、遊びながら学べる教材開発などに取り組んでいます。特に最近は自閉スペクトラム症など発達障害児のための遊び場づくりにも取り組んでいます。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます