教員養成の理念と学修目標

兵庫県立大学の教員養成の理念

兵庫県立大学は、基本理念として「新しい時代の進展に対応しうる確固たる専門能力と幅広い教養とを備えた人間性豊かな人材の育成」を掲げ、「教育」「研究」「社会貢献」を基本的使命としています。
兵庫県立大学は、この理念に基づき、大学の使命を果たすべく、「確固たる専門能力」と「幅広い教養」を兼ね備え、教育実践力の基礎を身につけた人間性豊かな教員を養成します。

教職課程の学修目標

以下の能力や資質を身につけ、教員免許状に必要な単位を修得した学生に対し、兵庫県教育委員会から教員免許状が授与されます。

磨き続ける力

公共の精神と論理観をもって、教職者としての自己を磨き続ける力を有している。

教え、寄り添う力

教科や教職に関する専門知識に基づき、教え、寄り添う力を有している。

協働する力

幅広い教養を備え、他者の価値観を尊重しつつ、協調、協働する力を有している。

教職課程履修計画

カリキュラムマップ

カリキュラムマップ1

カリキュラムマップ2

カリキュラムマップ3

カリキュラムマップ4

各学部・研究科の教員養成の理念

社会科学研究科 会計専門職専攻

会計専門職専攻は、専門知識と技能に加えて、幅広い見識や職業倫理に根ざした健全な判断力を有し、将来にわたり広く社会のニーズに応えようとする使命感のある会計専門職業人を養成することを目的としている。
教職課程においては、充実したコースワークを通じて理論と実務を架橋した教育を行う専門職学位課程の特色を生かして、高等学校教諭 [専修免許状(商業)]の基礎となる会計学を中心とする領域について学修する。
教育課程の編成に即していえば、学士課程レベルの知識と技能を確認するとともに会計専門職業人に必要とされる基礎知識と技能を修得するための「基本科目」、より高度な専門知識と技能を修得するための「発展科目」、ケーススタディなどを通じて最先端の専門知識と技能を修得するための「応用実践科目」を通じて系統的・段階的に学修することによって、実践的能力の育成を目標とする。加えて、思考力、判断力、表現力等を有するとともに、高い職業倫理及び国際的視野をもった教員を養成する。

工学部 電気電子情報工学科

電気電子情報工学科では、現代の高度情報化社会の中枢をなすエネルギー、エレクトロニクス、コンピュータ等の技術革新を支える電気・電子・情報に関する高度な専門知識を備え、先導的・創造的研究をおこなえる能力を持った視野の広い研究者・技術者の養成を目的としている。講義に加え、演習・実験・実習を効果的に取り入れ、自然科学とそれをベースとした専門基礎知識を身に付ける。その後に電気工学と電子情報工学のコースに分かれて先端専門知識を習得する。最終学年では、卒業研究を通じて、自主的に物事を考え解決する能力、実践的に使える能力を養う。
本学科の教育理念のもと、確かな基礎学力と専門知識の上に、今後の我が国を支える生徒たちに工学の魅力や最先端技術を分かりやすく伝える授業の構築能力とコミュニケーション能力を身に付ける。また、生徒が興味深く学ぶ環境づくりや、一人一人の個性を活かし、その能力を十分伸ばす教育ができる実践的能力を育成する。さらに、倫理観に基づいた教育、指導ができる中学校教諭[一種免許状(数学)] 、高等学校教諭[一種免許状(数学・工業)]を育成する。

工学部 機械・材料工学科

機械・材料工学科では、複雑化・多様化する社会環境に柔軟に対応して、社会の先導的な役割を担い得る有為な人材を育成することを目標とする。特に、機械および材料の分野で貢献できる能力の育成に重点を置いた教育を実施する。機械工学分野においては従来のものづくり技術に加え、ナノテクノロジーやロボット工学などの最先端技術を理解できる知識基盤を構築する。材料工学分野では物理と化学全般の基礎知識を基に、安全・安心な社会をつくるための基盤材料およびエネルギー関連材料や生体材料などの最先端技術について教育を実施する。加えて、材料の物性計測や加工技術について理解し利用できる能力を養う。
本学科の教育目的を達成するため、機械・材料工学の主要基礎分野に関する知識を身に付け、 それらを問題解決に応用できる実践的能力を育成する。加えて、文章作成、発表、討論等のコミュニケーションを日本語および英語で行う基礎能力を育成する。さらに、科学技術を健全な社会の発展に活かす高い技術者倫理を養成する。これらの能力と教職に必須な資質を身に着けることにより、科学技術に関心をもつ人材を指導できる中学校教諭[一種免許状(数学)]、高等学校教諭[一種免許状(数学・工業)]を育成する。

工学部 応用化学工学科

応用化学工学科は、次世代の化学ならびに化学工学に関する創造性・独創性・国際性豊かな技術者・研究者を養成することを目指している。
応用化学コースでは、有機化学・無機化学・生命化学・高分子化学・環境化学などを中心とした科目を、化学工学コースでは、化学工学・反応工学・物理化学・固体流体力学・設計製図などを中心とした科目を学ぶ。化学、マテリアル、化学工学に関する広範な基礎知識を有し、幅広い化学物質の取り扱いができる人材を養成する。ミクロからマクロな視点における物質の性質および挙動を理解し、将来の発展を見越した高機能化学・生物材料・化学プロセスの設計・開発のできる技術者・研究者を目指す。なお専門科目の一部はコース間で相互に学習でき、総合的で柔軟な思考力を育めるよう工夫している。
教職課程では学生実験による実践的教育を重視しており、2、3回生に物理と化学、4回生に地学と生物の基礎実験科目を設けている。これらの科目群により、次世代のものづくりセンスを身につけ、安全で効率的な実験設計ができる人材を中学校教諭[一種免許状(理科)]、高等学校教諭[一種免許状(理科・工業)]として養成する。

工学研究科 電気物性工学専攻

電気物性専攻では、次世代の電力発生・輸送・応用といった社会基盤の構築に必要な電力システムに関する学識と研究能力、および、半導体、誘電体、磁性体やナノ・カーボン等の先端機能材料の研究・物性評価・応用の幅の広い学識と研究能力を有し、高い倫理観と豊かな人間性を持つ技術者及び研究者を育成することを目的としている。これらの広範で高度な専門知識を修得するために、先端的研究を遂行している教育研究分野に配属され、社会のニーズに応える優れた課題探求能力と柔軟な対応能力を身に付ける。
本専攻では学部教職課程を礎に、電気物性工学分野の先端的な専門科目を学ぶことで専門知識を修得するとともに、工学研究科の共通専門科目を学ぶことで広い視野を身に付ける。そして、修士研究の遂行を通じて知識を具現化するための実践的な能力を養う。さらに、高度な専門知識と研究活動で得た経験を基礎とした授業を行う能力だけでなく、国際的視野や倫理観に基づいた教育、指導ができる高等学校教諭[専修免許状(工業)]を 育成することを目標としている。

工学研究科 電子情報工学専攻

電子情報工学専攻は、ミクロな電子の世界からデバイス・システム・情報などのマクロなレベルの世界までを教育・研究の対象として、ハイテク社会に不可欠な工学技術に関連する教育を行っている。本工学分野は、電子材料及びデバイスや回路の創成・解析、デバイスやハードウエアをも重視した信号処理システム、通信システム、画像処理システムなど、極めて重要な技術を含んでいる。
本専攻では、学部での教員育成教育を礎にして、電子情報工学分野の先端的な専門科目を学ぶとともに、研究の遂行を通じて知識を具現化するための実践的な能力を養う。教員として、教育現場で通用する高度な専門知識を基礎とした授業を行う能力だけでなく、国際的視野や倫理観に基づいた教育、指導ができる高等学校教諭[専修免許状(工業)]を 育成することを目標としている。  

工学研究科 機械工学専攻

電子情報工学専攻は、ミクロな電子の世界からデバイス・システム・情報などのマクロなレベルの世界までを教育・研究の対象として、ハイテク社会に不可欠な工学技術に関連する教育を行っている。本工学分野は、電子材料及びデバイスや回路の創成・解析、デバイスやハードウエアをも重視した信号処理システム、通信システム、画像処理システムなど、極めて重要な技術を含んでいる。
本専攻では、学部での教員育成教育を礎にして、電子情報工学分野の先端的な専門科目を学ぶとともに、研究の遂行を通じて知識を具現化するための実践的な能力を養う。教員として、教育現場で通用する高度な専門知識を基礎とした授業を行う能力だけでなく、国際的視野や倫理観に基づいた教育、指導ができる高等学校教諭[専修免許状(工業)]を 育成することを目標としている。  

工学研究科 材料・放射光工学専攻

材料・放射光工学専攻では、新たな機能材料の創成と制御およびそれらを可能ならしめる革新的放射光技術の確立を目標としている。物理、化学および生物学を基盤として、物質を原子・分子レベルから理解することで、新たな機能を有する材料を開発できる人材の育成を行う。特に、持続可能な社会を実現する金属材料、自然エネルギーの有効利用を担う太陽電池や燃料電池、医療・創薬で健康を支えるバイオ材料などの最先端材料について広く学び、さらに、これらの材料開発で力を発揮する放射光を利用した分析技術やナノスケールにおける加工技術も身に付けた技術者を養成する。
本専攻の教育目的を達成するため、材料工学のみならず、機械工学の基礎、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーなどの学際領域における専門教育を実施し、自ら計画した研究計画に基づき研究を進める実践的能力を有する人材を育成する。加えて、研究成果を公表していくうえで必要な文章作成、発表、討論等のコミュニケーション能力と、科学技術を健全な社会の発展に活かす高い技術者倫理を養成する。これらの能力と教職に必須な資質を身に着けることにより、科学技術に関心をもつ人材を指導できる高等学校教諭[専修免許状(工業)]を育成する。

工学研究科 応用化学専攻

応用化学専攻は、広範な化学の先端分野においてイノベーションを実現できる技術者・研究者の養成を教育理念とする。学部教育で修得した、有機化学・無機化学・物理化学・生命化学・高分子化学・環境化学の知識を基盤として、生命分子システム、有機合成、光機能分子、生命環境工学、精密物質計測、応用物理化学、エネルギー材料化学などのキーワードに基づいた講義を行うことにより、化学とその周辺分野に関する専門知識を教授する。さらに、高分子・液晶・有機半導体等の新有機材料開発、微生物による環境浄化、人工生命システムの構築、新規機能性核酸の設計、先端分析技術の開発、炭素材料の設計・合成等の応用化学領域に関する研究指導を行う。
本専攻の教育理念のもと、原子や分子を自在に操ることにより高機能化学・生物材料の開発および解析を行える高度な専門知識を有し、広範な課題を能動的に発見し論理的に解決できる実践的な能力を備えた人材を、高等学校教諭[専修免許状(工業)]の教員として養成する。

工学研究科 化学工学専攻

化学工学専攻は、新規物質の発見とその製造プロセスの開発を通じてプロダクトイノベーションに貢献する人材を養成することを教育理念とする。新規物質を探索する「マテリアルサイエンス(物質科学)」と製造プロセスを最適化する「ケミカルエンジニアリング(化学工学)」に重点を置いた教育を実施している。「マテリアルサイエンス」学問群では、金属、半導体、セラミックス、ポリマー、複合材料、微粒子など幅広い物質への造詣を育む。また「化学工学」学問群では、平衡論、移動現象論、反応速度論に基づき、物質と熱の収支や安全性を考慮しつつ、単位操作を組み合わせてプロセスを最適化する論理を教授する。
本専攻の教育理念のもと、物質の創成から生産設備デザインまでの幅広い視野を持ち、高度な創造性・独創性と柔軟な思考力のある人材を育成する。また修士論文の研究成果を世界に向けて公表することで国際的な視野を身に着け、高いコミュニケーション能力と文章作成能力を兼ね備えた人材を育む。このような教育を通じて、科学技術を志す次世代の人材を大局的な視点としなやかな感性を持って指導できる高等学校教諭[専修免許状(工業)]を養成する。

理学部 物質科学科

物質科学科では、物性を支配する原理や法則・物性の発現機構、物性制御の手法や物質創製のための反応機構について体系的に理解した人材を育成することを目標としており、これに基づき教員養成を行っている。
教育課程においては、1年次から3年次にかけて、理科教員にとって必要となる物理学、化学、生物学、地学の専門知識と実験技術・情報処理能力を、また、数学教員にとって必要となる代数、幾何、解析、確率統計、コンピュータの専門知識と情報処理能力を修得させている。特に、理学部の2学科構成を生かして生命科学科と連携することで、幅広い分野の知識の修得を促し、自然科学の学際領域において今後芽生える種々の問題に関心を示して探求する能力の育成を目指している。また、ゼミナール形式の科目を設けることで、コミュニケーション能力の充実も図っている。4年次の卒業研究では、物質科学における世界レベルの研究を体験させることで、国際的に通用する感覚を身につけさせている。さらに、常に最先端の研究に関心を抱き自己を磨き続ける力を獲得できるように配慮することで、急激に変化する科学技術社会に対応しうる教員の育成を目指している。

理学部 生命科学科

生命科学科では、生物が持つ複雑かつ巧妙な構造と機能の関係について、原子・分子レベルで理解する力を身につけている人材を育成することを目標としており、これに基づき教員養成を行っている。
教育課程においては、1年次から3年次にかけて、理科教員にとって必要となる物理学、化学、生物学、地学の専門知識と実験技術・情報処理能力を、修得させている。特に、理学部の2学科構成を生かして物質科学科と連携することで、幅広い分野の知識の修得を促し、自然科学の学際領域において今後芽生える種々の問題に関心を示して探求する能力の育成を目指している。また、ゼミナール形式の科目を設けることで、コミュニケーション能力の充実も図っている。4年次の卒業研究では、生命科学における世界レベルの研究を体験させることで、国際的に通用する感覚を身につけさせている。さらに、常に最先端の研究に関心を抱き自己を磨き続ける力を獲得できるように配慮することで、急激に変化する科学技術社会に対応しうる教員の育成を目指している。

理学研究科 物質科学専攻

物質科学専攻では、物質を構成する分子・原子・電子の構造・挙動に基礎を置いた物性と反応に関する高度の教育研究を行うために、4大部門を設置して物質のもつ物性発現の解明のための物理数学的手法および実験的手法の開拓、物性を最適に発現させる制御、さらに物性を担う物質の設計、創製にわたる教育研究を行い、物質科学の基礎から応用までの有機的関連を理解できる人材を育成することを目標としている。これに基づき、学部での教員養成教育に立脚して、教員養成を行っている。
教育課程においては、理科の専修免許取得に必要となる理科の授業科目、実験、演習を、また、数学の専修免許取得に必要となる数学の授業科目、講究、演習を修得させている。さらに、研究活動を通じて、物質科学全般についての広い視野と高度の専門知識を基に、世界的レベルの研究を遂行する創造性、得られた結果を世の中に正しく発信するコミュニケーション能力、物質科学分野の研究を遂行する上で必要な高い倫理観を身につけさせることで、自然科学の最新の知見を正確にわかりやすく伝えることが必要とされる、教員としての資質能力について、一層の高度化を図っている。

理学研究科 生命科学専攻

生命科学専攻では、生物の機能に関する原子・分子・超分子複合体・細胞・個体レベルでの研究、地球・惑星表層部から深部に至る物質の分布・構造・移動に関する研究を行っている教員が、その国際レベルの研究成果に基づいた教育を行い、広い視野に立った研究能力または高度の専門性が求められる職業を担うための能力を備えた人材を育成することを目標としている。これに基づき、学部での教員養成教育に立脚して、教員養成を行っている。
教育課程においては、理科の専修免許取得に必要となる理科の授業科目、実験、演習を、修得させている。さらに、研究活動を通じて、生命科学あるいは地球科学についての広い視野と高度の専門知識を基に世界的レベルの研究を遂行する創造性、得られた結果を世の中に正しく発信するコミュニケーション能力、生命科学あるいは地球科学分野の研究を遂行する上で必要な高い倫理観を身につけさせることで、自然科学の最新の知見を正確にわかりやすく伝えることが必要とされる、教員としての資質能力について、一層の高度化を図っている。

環境人間学部 環境人間学科(栄養)

環境人間学部環境人間学科には、栄養教諭の養成と密接した教育理念がある。すなわち、自然と人間の共生の実現について多面的な視点から思考し、持続的な社会の発展に資する企画力と実践力(問題解決能力)を備えた人材の養成である。また本学科の食環境栄養課程では、豊かな食生活と健康な社会の実現に向け、科学的視点と専門的実践能力により高度な栄養マネジメントを行うことのできる管理栄養士の養成を行っている。
この環境人間学部環境人間学科の教育理念に基づき、栄養教諭1種免許課程を設置する。そして本学科では、①栄養学関連分野の学習と実験実習で得た確固たる専門的実践能力を根拠として児童生徒の食に関する指導と学校給食管理、児童生徒の多様な栄養課題(肥満、痩せ、食物アレルギー等)への個別指導を実践できる栄養教諭、②豊かな人間性と社会性、コミュニケーション力を有し、教職員や保護者(家庭)、地域と連携・協働できる栄養教諭、③人間と環境に関する幅広い教養を有し、生命への尊厳と倫理観を備え、栄養の専門職かつ教員としての使命感と責任感をもって児童生徒の健康とQOL向上に貢献できる栄養教諭を養成する。

環境人間学部 環境人間学科(保健体育)

環境人間学部環境人間学科には、保健体育教諭の養成と密接した教育理念がある。すなわち、自然と人間の共生の実現について多面的な視点から思考し、持続的な社会の発展に資する企画力と実践力(問題解決能力)を備えた人材の養成である。
この環境人間学部環境人間学科の教育理念に基づき、中学・高校保健体育1種免許課程を設置する。そして本学科では、①運動やスポーツが与える影響を「教育」「健康」「心理」等の視点から理解し、より望ましい人間の心身の成長や発達、生涯にわたる健康の維持増進とスポーツを通じて地域社会やグローカル社会に貢献できる教員、②環境と人間との関わりの中で持続可能な社会づくりを目指し、多様な他者や組織などと連携・協働できる教員を養成する。

看護学部 看護学科

看護学部看護学科には、養護教諭の養成と密接した教育理念がある。すなわち、豊かな人間性の形成により生命の尊厳を基調とした倫理観を身につけること、社会の信頼を得るに値する看護の専門的知識・実践力を習得することである。また本学科では、全員が保健師免許を取得できる。地域課題に柔軟に対応できる看護職の養成も重要なミッションとなっている。
この看護学部看護学科の教育理念に基づき、養護教諭1種免許課程を設置する。そして本学科では、①看護学の学習で得た確固たる専門能力を根拠として児童生徒のヘルスプロモーションを実践できる養護教諭、②豊かな人間性とコミュニケーション力に基づいて教職員や保護者、地域と連携・協働できる養護教諭、③幅広い教養と生命への尊厳に基づいた責任感をもって創造的に自らの実践力と倫理観を磨き続けることができる養護教諭を養成する。

看護学研究科 看護学専攻

看護学研究科看護学専攻には、養護教諭の養成と関連する教育理念がある。すなわち、広い視野にたった看護学の精深な学問を修得した高度な専門性に基づく実践および研究の能力を有した専門職業人を育成するという理念である。
この看護学研究科看護学専攻の教育理念に基づき、養護教諭専修免許課程を設置する。そして本専攻では、①確固たる倫理観と責任感をもって児童生徒のヘルスプロモーションに取り組むことができる、豊かな人間性と社会性を兼ね備えた養護教諭、②ケアやヘルスプロモーションの理論や技術を根拠とする確固たる専門能力に基づき、児童生徒の健全な成長発達を保障できる高度な実践能力をもつ養護教諭、③学習と研究によって身につけた能力に基づき、学校教職員として他の教職員や地域住民と連携・協働し、課題解決に向けた方策を創造的に探求し続けることができる養護教諭を養成する。